県は20日、県農業総合研究センター園芸試験場(寒河江市)の農林作業員、山口大臨時職員(29)が酒気帯び運転で県警に検挙されたと発表した。
県人事課によると山口職員は19日の勤務終了後、午後7時~同11時半ごろに山形市内の飲食店で、友人と飲酒。駐車場に止めた自家用車で仮眠し、20日午前6時ごろ、帰宅するため駐車場を出たところ、警察官の職務質問を受けた。飲酒検知で呼気1リットル当たり0・15ミリグラム以上のアルコール分が検出され、山口職員が県に連絡した。山口職員は「ビールのジョッキと酎ハイそれぞれ3杯程度飲んだ。酔いがさめたと思っていた」と話しているという。
山口職員は、今年4月から11月までの期限付きで採用されていた。県は山口職員から週明けに詳しい内容を聞き、処分を決める。県の懲戒処分の基準では、酒気帯び運転は原則的に免職処分。
吉村美栄子知事は「飲酒運転の撲滅のため、今月1日にも通知を出したばかり。こうした直後に検挙され誠に遺憾」とコメントした。【釣田祐喜】
毎日新聞 2009年6月21日 地方版