2009年7月13日 13時50分更新
岡山県内でことし1月からの半年間に起きた振り込め詐欺の被害の件数は64件で、去年の同じ時期に比べて70%近く減り、警察は、お年寄りへの注意の呼びかけなどの活動が効果をあげたためと分析しています。
岡山県警察本部のまとめによりますと、岡山県内でことし1月から6月までの半年間に起きた振り込め詐欺の被害の件数は64件で、去年の同じ時期に比べて142件、率にしておよそ70パーセント減りました。
振り込め詐欺の被害が減ったことについて、警察は、街頭や金融機関での注意の呼びかけなど、県内各地で行った被害防止の活動が効果を上げ、お年寄りなどの振り込め詐欺への意識が高まったためとみています。
一方、振り込め詐欺の被害の詳しい内訳を見ますと、「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」は去年の同じ時期より減りましたが、若い人の被害が多い「架空請求」は被害件数がおよそ30%増えました。
警察では、「お年寄りだけでなく若い人に対する被害防止の活動にもいっそう力を入れ、振り込め詐欺の撲滅を目指したい」と話しています。