October 29, 2008

今朝の夢

yumemi


友達と4人で火星に行った。
すっきりと薄く硬いスチールの、小さな家のような宇宙船に乗っていった。

瞬く星空を窓の外に眺めて、
キッチンで肉じゃがや野菜炒めをつくる。
あ、最近の宇宙って意外と無重力じゃないのね〜なんて思いながら、
お皿に盛りつけて円卓へと運んで。
仲良し4人でぱくぱく食べて。

ああ、そろそろ火星に着くなぁという頃、
外を見ると土が見えた。
そして、ところどころに見えたのは。。。

水! …まだ生まれたばかりの、淡くて若い水。

「水やぁ!」「わー!」「ほんとにあった!」
「これ、めっちゃ発見やん!」「すごーい!」

その水はうっすらと地面を覆うように透き通っていた。

そして宇宙船が地面にすぅっと着地。

宇宙船から飛び出して、みんなでしゃがみこんで水を見つめる。

すると、そこにふっとおばあさんが現れた。
もう見るからに、火星のおばあさんという感じで。
何年もそこに住んでいて、娘さんも一緒に住んでいる。
おばあさんは、私に気づくと、あたたかく話しかけてくれた。
私も、おばあさんに会釈して、話しかける。
“こんにちは。ここはほんっと、いいところですねぇ。”
“そうだねぇ、まだ水が生まれたばかりでね。”
“ご家族でお住まいなんですか。”
“いまは娘と2人だよ。もう娘も40歳になっちゃったからね。”
おばあさんは家を案内し、暖炉の横にある椅子に腰掛けて、娘さんに私を紹介してくれた。
“ここに水があったって知って、嬉しいです。”
“そうね、わりと住みやすくなったわよ。まぁ、またいらっしゃいよ。”
“ありがとうございます。”

火星にも、とても親切な人がいたことの喜びと、
生まれたばかりの水を見たうれしさに満たされて、ふと我に返ると、
みんなが何事もなかったように立っていた。
あれ、みんなにはおばあさんの言葉は聞こえたんだろうか?

「わたし、今、言葉しゃべってた?」
「ううん、何も言ってなかったよ。」「何も言ってなかったよ。」

ああ、そっか。それでわかった。
おばあさんとは、言葉じゃなくて、心でしゃべってたんだ。

だからきっと、
この淡くて美しい水に、いつか微生物が発生して、
何億年の後に、生物が進化して、少しずつ進化して、
そしていつかこの火星に言葉が生まれたら、
そのときは、このおばあさんと、言葉でお話しできるなぁ。

と思った。

あぁ、ゆっくりと楽しみに待っていよう、と。




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October 08, 2008

in her shoes

in her shoes


“はい”

小学生の女の子が差し出したのは、ハロウィンの部屋飾り。
ちいさなリースとドライフラワーのコーディネート。
最近、ちょっとしたことからミュージカルの体験教室に通うようになり、
子どもからサラリーマン、幼稚園の園長先生まで幅広い世代の人と知り合った。

“お母さんと一緒に作ったの。”

“わたしに?くれるの?ほんと!?ありがとう!”

お礼を言って受け取って、大切に持って帰った。

気づけば小学生や女子高生にも「あねご〜」と呼ばれるような年齢になった。
彼ら・彼女らの言動や反応にはいつも自分には無いものがある。
それは自分の感性が鈍ってしまったのか、
生まれ育った文脈や環境が違うからなかはわからない。

一人暮らしが長くなる中で、自分と同じ世代の人、あるいは自分の周辺で出会う以外の人々の、暮らしている姿を見ることが少なくなっていた。
小・中・高校生、
将来に悩む青年、
子育て中のお母さん、
残業にめげないお父さん、
現在を楽しむ中高年、
あぁそうか、なんだか普通に、こういう人たちのおかげで世の中が動いているという実感をふと忘れそうになっていたんだな。
会話していると、その感覚が少し戻ってきて安心する。
接点をもつということの有難さを思い知る。

そう、想像できなくなるのは怖いな、と思う。
相手の立場に立ってみることができなくなる。
もっとも、相手の立場に立つなんて不可能なのかもしれないけど、
「いまどきのお母さんってどんな子育てしてるんだろう」
「なんか考え方とか違いそう…」
と思っている段階だと、
『相手がどう思うか』なんてところに発想がいかない。
「きっとこう思ってるんだろう」と自分勝手に浅く想像するか、
no care、な状態になってしまう。

現場を知らない人たちがつくった政策がうまくいかないことがあるのは、
当然だ。(言いすぎかな。。。?)

想像できるためには、
当たり前だけど、やっぱり会って、話をすることが一番いい。
そして、その言葉や表情や態度をもとに、
どんな暮らしをして、どんなことを考えて、どんなことが幸せなのか、
思いを馳せてみる。

“お母さん、フラワーアレンジとか得意なの?”

“うん。よくね、いろいろ作ってるよ!”

子どもの眼は相手を映し出す鏡。
わたしの言葉の端々に出る感情や、興味の度合いや、
どのくらい心を開いているか、など、無意識に感じ取っているのだろう。

その眼を見て、
あ、自分は、こんなふうに映ってるんだな、と気づく。
私の眼はどんな色をして、何が映ってるんだろう。

“ありがとう。大事にするね。”

この心が、もっともっと素直に伝わればいいなぁ。
そしてあの子が、どんな思いでこの可愛い飾りをくれたのか、
もっともっと染み渡るようにわかったらいいなぁ。



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November 09, 2007

終電で帰るってば

hotwoolongtea


ハタチの女の子と二人

funnyな舞台を観て、あ〜楽しかったねとかいって、
彼女の親友おすすめのもつ鍋やさんに行って、
気づけば0時をまわりそうな池袋。

メトロの入り口も場所によっては閉まっていて、
少し早足でたたたっと階段を降りた。

なんとなく、中学の頃に聴いていた椎名林檎の
「丸の内サディスティック」が頭の中で回りだして、
“終電で帰るってば 池袋〜♪”
って心の中で歌いながら、
彼女にバイバーイ!と手を振ってホームに降りると、
ちょうど最終電車が到着したところで、
どさーっと人が降りてきた。

が。
さて、乗ろう!と思って乗降口に近づくと、
最後のほうにスッと降りてきた年配の女性が、突然、崩れるようにホームに倒れた。

え!

大丈夫ですか!?と駆け寄ってみると、
「う〜・・・」と苦しそうにしていて、駅員さんは「車椅子!」と叫びながらパニック。
横目でちらりと見て通り過ぎる乗客たち。

けれど、もう一人、酔っ払い気味のおじさんが、
「おい!大丈夫か!?」と声をかける。

「気分が・・・」
女性は荷物を抱えたまま、くしゃっと倒れこんでしまっている。

あぁ、こういうときはどうしたらいいんだっけ?と思いつつ
女性に声をかけながら、精一杯、状態を確認。

「大丈夫ですからね」と言いながら背中に触れた瞬間、
洋服の素材が抜群に良いことに気づいた。
おまけにバッグも一流ブランド・・・
しかも、女性はかなり年配なのに、小綺麗にメイクをしていて、
一人で、終電帰り。
銀座も、赤坂も、新宿もすべて通る丸の内線だし・・・

夜のお仕事?

あぁ、そうか。酔ってるんだ、この人。
と考えると普通に辻褄が合った。
確かに、気丈そうな方だし、自分で酔っ払いとは言いにくいだろう。

「お酒は飲みましたか?」
「かなり飲みました?酔っていますか?」

「・・・はい、けっこう・・・」

なるほど。よかった。

そして10分ほど経った後、用意していたビニール袋にだばーっと吐いて、
少し落ち着いた。

道行く人は階段の横の私たちをじろじろ見たり、
「これ使ってください」とウェットティッシュをくれたり、

さきほどの酔っ払い気味のおじさんは
「ねえちゃん、オレもよっぱらって吐いたこと何回もあるからよォ、
 心配すんなァ〜!」
と女性を激励。日本のおやじ、って感じだけれどいい人だ。

まだふらついているので、おじさんと協力して
水を飲ませたり、衣服の汚れを拭いて待った。
そして駅員さんが持ってきた車椅子に女性を乗せ、
タクシー乗り場までお見送り。

おじさんは偶然、女性と方向がいっしょだったので、
「おれが送ってやるよ!心配だから。」と、同じタクシーに乗ってくれた。
念のため、女性の家に家族がいることを確認し、
おじさんの名刺をいただいて、
お見送り終了。

ふぅ。


ドタバタしたけど、こうやってなんか人とのつながりが生まれる社会って、いいな、
とも思った。


もう終電はとっくに終わっているので、
途中の駅まで行く電車に乗って、
30分ほど歩いて帰った。

夜の風が冷たい季節になって、
気持ちいい。

あの人は無事に帰れたのかな?と、
おじさんの名刺を見ながら、2人の顔を思い浮かべた。



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November 06, 2007

postpone it.

Eiffel 2


助教室をおそるおそる覗いて一言

"I am very sorry I would like to..."

このあたりで既に先生は状況を察知していて、
その先は言わずもがな。

"OK, then, when would you like to present it?"


あぁ、頼んじゃいましたpostpone.
だって、今日も明後日もプレゼンがあるのに、明日もなんて、無理だもん・・・!
まぁ、圧倒的に力不足なのは私だけど・・・

でも、うちの先生は本当に心優しい。
こんなときでも、

Your presentation in this morning was very good,

とさりげなくフォローしてくれたり

怒ったところは見たことないなぁ。

そしていつもハッとするようなアドバイスをくれる。

わたしも、彼のように

心が寛い人間になろう。

そういう優しさからこそ、逆に責任の重さを実感させられるのである。




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October 14, 2007

ルンルン

TSUNAMI


昨日は誰かの思いつきによる仮装バースデーパーティー、
スパイダーマンの衣装をプレゼントされた主役が真夜中の渋谷を暴走する。
他に、ガチャピン、鼻メガネ、ミニスカポリス、筋肉の上にサランラップ、など多数。

今日はルンルンな人たちとランチ
このTSUNAMIというお店はシモキタザワの新顔で
こっくりとビーフシチューのようなカレー、美味!
癒し系でした

夜は中高時代の子たちとゴハン、
めっちゃ久しぶりでも変わってないなぁ〜と安心したり
梅酒100種類もあるよ!とか
うちの学年誰も結婚してないけど、大丈夫!?とか

こういう感じで一生過ごせたらいいなぁ
ま、そのためにやるべきこともあるのだけれど。

がんばろ。

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October 12, 2007

海を越えて

Cambodian seaside


その日、私はとある人にバラの花を貰った。

@カンボジア、プノンペンの、大きな河沿いのレストラン。

店は、河の上へと大きくせり出しており、
ベルベットのように黒い夜の水面を脇目に、華やかな食卓が用意される。

Angkor、という地ビールをお姉さんが運んできて、
その後、少しずつ現地の料理が揃っていった。

塩辛いピーナッツのおつまみ、
野菜の炒め物、
薄い皮に包まれたオムレツ風、

…と、その料理と料理の間に、あるいは大勢で会話を楽しんでいる時に、
いろんな売り子さんがやってくる。
どうやら、その店の人ではないようで
自分はNGOの人間で、活動資金のためにこの本を買ってほしい、とか、
交通事故を避けるためのお守りはいかが?とか、
素性はよくわからない。

その中で、非常に小さな子どもたちも売り子として働いていた。
観光客に見える私たちにすっと近寄り、
じーっとこちらを見て押し付けるように花を差し出す。

こちらとしても、言葉もわからず戸惑ってしまう。。
同情や、問題視、無関心とも違う、ただ日本にはそんな文化がないので
「どうしたらいいのかな?」と思ってしまうのだけれど、
そういうこちらの表情には子どもはすっかり慣れていて、わかりきっていたようだった。
むしろクールに、こちらの出かたをうかがっている。


その時、私の隣に座っていた人がスッとお金を差し出し、バラの花を2本受け取った。
「そこで買っちゃったら、子どもの労働はずっと無くならないよ!」
という人もいるかもしれないが、とにかく、彼は
今日この子が、いくらかの収入を得て、無事に家へ帰ることの方を選んだのだろう。
そして、その花を私ともう一人いた女性にくれた。


誰だって、いま現在どういう生活をしていようが、
数年後、数十年後はわからないものである。
だって、路上生活者からノーベル賞受賞へと怒涛の人生を送る人もいるのだから。


また、いつこの国が発展を遂げて日本を追い越すかもしれないし、
逆に、このような「人に頼って生きる」文化が、他の国よりも豊かな人とのつながりを築いているのかもしれない。
平和な日本人から見たら“子どもにお金を稼がせるなんて!”と思ってしまいがちだが、
それが生きる手段である限り、誰も否定はできないと思う。
むしろ、私が子どもの頃より物事を深く身をもって経験しながら生きている彼らに、敬意を感じる。


さて、ICHの皆さんにはおわかりだと思いますが、その隣に座っていた彼とは予想通りあの方であります。


で。


私はその日の思い出に、と、その花をペットボトルの水に挿して、
次の日のバンコクまで持ち帰ったのですが、

日本へは植物の持込ができないことに気づき、
バンコクのホテルでノートにはさんで押し花にしました。

で、ノートに重しをしてその上に自分のカバンを乗っけてたら。。。
夜明け前、空港へ発つ際に
見事、カバンだけ持って、ノートを忘れてきてしまったのです。泣
現地でのインタビュー記録なども書いていたので重要だったのですが
ホテルに問い合わせても「清掃業者に任せているのでわからない」と冷たく返され。。。
諦めていました。

そしたら、
またあの方がバンコクにオフィスのある先生に電話をしてくださり、
そこの学生さんに、ホテルを訪れてもらって
また、その学生さんが素晴しく心の優しい方で、何度も問い合わせをしてくださり、
見事 5日後にノートが見つかったのです!

そのノートは タイから日本へ帰国し、福岡に寄っていく先生に渡され
同じく東京から福岡に出向いているうちの研究室の先輩に渡され
来週あたり 私の手元に戻ってくるのだとか。

感激。


たった一冊のためなのに、
さまざまな人のあたたかい心が、海を越えて運ばれてきます。

ありがとうございます。

わたしも、このあたたかい波を、またどこかに循環させられるように、
恩返ししなきゃ。



あー、長い日記!!



notebook



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September 29, 2007

ボトルネック

SINGHA


うちの近くのクリーニング屋さんは

木曜日・日曜日と祝日がお休みなのだけれど

週2回のお休みは 地域住民としてはけっこう痛い

というか クリーニングに出そうと思い立つ日は

木曜・日曜なことが多くて

「あ、でも今日休みだった。。。」と、リスケジュール。

スーツを着なければならない日が多いときなんかは

クリーニング屋さんのお休みと 自分の予定の 再確認が必須。

365日24時間のサービスが普及している世の中で

「いまどき 週2回休みなんて・・・」と思ってしまうが

ふと考えると、クリーニングや八百屋さんや宅急便のように

ライフラインを背負う ボトルネックな人たちが 存在していることに気づく。

たとえばスーパーマーケットが

「オレたちゃ週3回 休みますー」とか
「やっぱり昼休みは2時間ほしいよねー」とか言っちゃうと

たちまち地域住民の生活に影響が出るわけで

たいへん。

だけど、スーパーマーケットが週3回休んで昼休みも2時間あったら

私たちの生活も それに合わせて徐々に変化するかもしれない。

だからこそ、むしろ、

地域住民の生活を変えるポテンシャルがあるのは

政治家や官僚や大企業なのではなくて

クリーニング屋さんのおばちゃんなのかもしれない、と思った。



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September 27, 2007

energy

この夏、たくさんの人からエナジーをもらった。



そして、この秋も続くだろう。

Aki、ともこさん、ばんばん、あいちゃん、もりけん、きむきむ、まえちゃん
週末からカンボジアに飛んでしまうので、そろそろ、あの旅のことを振り返ってみます。


School in refugee camp



東南アジアのとある国境地帯の難民キャンプにある学校。

軍によるチェックを受けて、テントや小屋のある茂みをかき分けて走ると、そこにあった。

太陽が突き刺すように眩しくて、大きな葉っぱが緑に透けている。
わしゃーっと力強く育った自然、
雨上がりの泥っぽい土に、赤、青、黄と、子どもたちの衣服が映える。

子どもたちは様々な民族で、
母国では敵同士で戦っている場合もあるだろう。
しかし、逃れてきた隣国では共存することも多く、
何事もなかったかのように一緒に遊んでいる。
相互理解とは、いかに難しく、いかに簡単なものか。

授業を受けている子どもたちに将来の夢を質問すると、
「学校の先生になりたい」
「医者になりたい」
「軍人になりたい」
という声が。

やはり、歴史はそんなに単純ではないのだろう。
けれども、夢をもって、子どもたちは成長していく。

boardc-3

lunchtime

c-2rug

c-1c-4

shopdog

children-love

c-5c-6


あ、

言葉は通じなくても、言葉は聞こえてくるんだな。


いろいろ、いろいろ。



ちなみに、タイにおけるミャンマー難民の歴史および現状については、追々情報を追加してゆきたいと思います。せっかくの機会なので、より多くの人に知っていただきたく。もちろん、自分でも勉強しなければ。

また、このtourの様子は、
10月6日 日本国際保健医療学会 Youth Forum @大阪大学
にて発表予定です。(できるかな?)




トラックの荷台に載って、ゴトゴト揺られれば、またきっと彼らに会えるはず。

ykk


今週末は、いざ、カンボジアへ。どんな世界が待っているんだろう。


by yucaco*

携帯サイトはこちら⇒After Squall' 22℃
(PCからでもご覧になれます)


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June 08, 2007

切り取り線

colors


私にとってブログは、純粋に備忘録としてその日にあったことや見たものを切り取って記録している、なので伝えたいことや主張は特に無くて、曖昧なことが多い。

けれど、ブログっておもしろいなと思う点は、
写真が大きな構成要素であること。(言わずもがなだけど!)

大学2年くらいの頃から写真を撮るのが楽しくなって、
でも本格的に技術を磨いたりするわけでもなくて、
ただ「いいな」と思った瞬間や風景を好きな角度で切り取ってみる。

他の人のブログを見てみると、
自分が撮った写真じゃなくても、好きな画像を貼り付けたりして、
自由に飾って表現している。
その人の趣味、興味などが端的に現れていておもしろい。

moya


そんなブログのように、「個人が発する情報」の特性を生かしたマーケティング方法、“写話”をご存知だろうか?
博報堂が開発したとされているが、
「調査対象者自身が撮影した生活写真を媒介にしたデプスインタビュー」
のことである。

写話のやり方⇒対象者に、自分の生活の中で写真・写メールなどで撮ってもらい、
それにどんな物が写っているか、あるいは写真にどんな意味があるのか、というのを説明してもらう。そして、それらを分析する、という方法である。

たとえば、雑誌にもよくある、「○○ちゃんの一週間」という感じで、
今日食べたもの、今日買ったもの、最近気になっている映画、などを写真に撮って
コメントをつけるような感じ。

もっとも、最近は「ブログ解析ソフト」などができたというから、
いちいち写真を撮ってもらって写話を使う必要はあまりないのかもしれないけど。。。
(解析ソフトを使ったら自分はどういう風に分析されているのだろう?)


確かに、ブログに載っている情報は、
誰かにリクエストされて答えているものではなく、
自発的で主観的な情報がほとんどだ。

要は、他の人から見たら「別に、話して〜とか言ってないよ!!」と思うような情報だらけ。
なのに、「今日はどこどこに行った」とか、「彼氏とケンカした」とか、「あのゲームはおすすめ」とか、実にいろんな情報が発されて転がっている。

写話も同じで、別に「これを撮ってください」とお願いしたわけではないけれど、
撮られて写真にうつっている人・物・風景・・・といった自発的で主観的な情報を
集めてきて、叙述的に分析してその人の好みや特性などを見つけ出す方法である。

このように人から「発されてくる」情報こそが、アンケートとかでは見えてこない、
大事な要素を含んでいるのではないだろうか?
と最近つくづく思った。


さて、そんなことは忘れて、今日はミッドタウンの写真を。
1つ1つのお店が店内のレイアウトにけっこう力を注いでいて、おもしろい。
また、少しずつ写真を撮り始めようと思った。






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June 01, 2007

ただいまー。

heartkey


家に帰るとパチンと電気を点けて、
靴を脱いで手を洗う。

一人暮らしを始めて数年、
やっぱり「ただいま」の一言も発さない生活は不思議な感じがする。
もはや違和感さえ感じなくなってきているけれど、それでも多少は変だなと感じているあたり、自分が人間だということの証だろう。
人が生きるためには、コミュニケーションが必要!ほんとそう思う。
別に学校や外で話しているからいいといえばいいんだけど、
しんとした部屋で物音だけたてるのは時に寂しい。

そういえば今日たまたま初めて会った人が、「久しぶりに声を出しました」と話していた。その人は喉にポリープができて、手術でそれをとったために、なんと1週間も“声を出しちゃダメ”と言われて無言で過ごしていたんだとか。
さぞかし大変な思いをされたのだろう。嬉しそうに話していた。
けれど、無言の1週間のうちに、2回だけ間違えて声を出しちゃったらしい。
人の会話を聞いていて「あっ、それはね・・・」とか、さりげない一言を発してしまったらしい。それはしょうがない。。。だって、言葉はほぼ無意識に湧き出てくるんだから。

そう、この無意識に湧き出た言葉を、誰か拾って返してくれる、
そんな場所を持っていることが大切。
あるいは、言葉を目線や動き、美術で表現する。
「おかえりー。」

というわけで新調してみたキーホルダー。
大粒ガラスのハートは、あったかい色をしている。
少しでも、家に帰るのが楽しみになったらいいな。



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