「ビールのうまさは社会人になってから」３割

　ビールの苦みは大人の味？　アサヒビールお客様生活文化研究所（東京都港区南青山）が６月下旬、全国の２０歳以上の男女４５２６人にインターネットで行った調査で、「社会人になってからビールのおいしさに目覚めた」と答えた人が３割近くに上ることが分かった。同研究所は「ビールの魅力は年齢とともに高まるのではないか」と分析している。

　調査によると、初めてビールを飲んだときに「おいしい」と感じた人はわずか２割。しかし、今では「おいしい」「まあまあおいしい」が９割以上で、「この苦みが癖になっている」（３０代女性）など、飲み続けるうちに「ビール好き」に変化する人が多いことが分かった。

　さらに、初めてビールをおいしいと感じた状況を尋ねたところ、「社会人になってからの飲み会」が２９・８％で最も多く、８割が２０代のうちにビールの味に目覚めていた。

　調査では、４割近くがビールの魅力は「冷えていること」と回答。ビールの消費は６〜８月に増えるといい、同研究所は「気温の上昇とともに、ビールのうまさが身に染みます」とＰＲしている。

【関連記事】
・ 価格破壊“もろ刃の剣”第３のビール１００円　メーカー消耗戦
・ ビール各社、冷涼感を強化…今夏の勝負は“クール”
・ 【報告します！】全国のミスが集結！　１５銘柄の生ビールが味わえる「ビールデンバー」
・ 【ドラマ・企業攻防】「首位はウチ」２社が主張！？　第３のビール“場外戦”
・ ビールＣＭで…イチ×侍Ｊ戦士に内戦？