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    得体の知れないものにまつわる怖い話を淡々と貼ってゆく 

     

    得体の知れないものにまつわる怖い話を淡々と貼ってゆく






    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 18:26:04.24 ID:BdNJ/+NY0
    幽霊とか神様、妖怪よりも一番「得体の知れないもの」が怖いと思うんだ
    ということで得体の知れないものにまつわる怖い話を貼ってくわ

















    4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 18:28:55.06 ID:BdNJ/+NY0
    俺は霊体験も無いが、ただ一つ不思議な話を親父から聞いた。
    親父は真面目で嘘をつく様な人間ではない。


    毎朝、山仕事で家の近くにある山に行くのが日課になっており、その日も山で作業をしていた。

    人の声が聞こえるから、声のする方に向かったが、
    声のする方との距離は縮まらず、姿形は全く見えないが、聞こえる声は、


    “今日は三人の客が来るから大急ぎで支度をしなきゃならない”

    と言っている。

    一体何事なのかと訝しんでドンドン山奥に入っていくと、突然声は聞こえなくなり、
    辺りはシーンと静まり返り、今いる所が何処か全く分からない。

    ふと、川の流れる音が聞こえ、その方向に進んでいくと、小川の向こう岸に蛇・蛙・鼠・鳥など色々な動物の屍骸が、
    三つこんもりとした山の形に積まれている光景が現れた。

    それを見た親父はどこをどう走ったか、もう無我夢中で駆け、蒼白の顔をして家に辿り着いた。
    それ以来、親父はその光景を見た山に入ろうとはしなかった。






     




    8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 18:31:38.00 ID:BdNJ/+NY0
    前にちょっと書いたんだが蛙みたいに跳ねる赤ん坊を見た。一跳び2〜3メートル。あっと言うまに居なくなった


    92 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/08 23:08
    >>91
    もうちょっと詳しく聞きたいです


    96 :跳ねる赤ん坊:03/05/08 23:13
    繁華街の地下で何人も見てた。最初は向こうから跳ねて来るの見て変わったペットかと思ったけどどうみても人間。這い這いの姿勢から一瞬
    左右を目だけ動かしてタメを作ってびょーん、って。


    98 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/08 23:16
    >>96
    服は着てるんですか?
    親(飼い主)らしき人はいなかったんですか?
    すいません。答えられる範囲で教えてください。


    99 :跳ねる赤ん坊:03/05/08 23:23
    服はベビー服でしたね。親みたいな人は居なかったように見えました。顔はちょっと可愛くないというか目だけぎょろっとしてました。






    11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 18:34:36.65 ID:BdNJ/+NY0
    ぶったぎってプチな体験談してもよかろうか

    いつも山の獣道に入って友達と遊んでたガキの頃の話。
    ある時、ガサガサという音がして山道脇の笹が動いてたんで
    なんか野生動物か?とワクワクして見てたら
    ひょこっと顔を出したのは茶色い毛むくじゃらの何か。

    顔というよりどこから頭でどこから体かもわからない、大きさ的には狸か狐ぐらいのが伸び上がってこっちを見てた…
    それが道に出てきたんだけどなんか足も見あたらない、
    でっかい毛玉に不自然にギョロッと目だけついてる状態。
    友達も自分もポカーンとしてたら、体をゆらしながら近付いてきたんだが
    それがまたガクガクというかギクシャクというか、これって生き物? という動き。
    半狂乱になって逃げました。

    親に言ったら謎の生き物のことはスルー
    むしろ山で遊んでる事を怒られて子供心に傷心。
    健在だった祖父さんが「そりゃあ○○さまじゃわー」とか言ってましたが、
    怖かったので必死で忘れてしまいました O| ̄|_

    ちなみに中国地方でした
    何だったんだろ






    12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 18:36:13.10 ID:BdNJ/+NY0
    熊本、五木村での話。
    渓流釣りで川沿いに2泊した。
    友人2人は各々の車に、俺は車と車の間挟まれる形でコット・シュラフで寝た。
    そもそも俺は幽霊話なんて信じない。「アフォか!」と笑っていた。

    1泊目は何も無かったが2日目、夜中の3時ピッタリに目が覚めた。
    「何で?」と思いながらもシュラフで温もっていたら川からなんとも言えない、
    得体の知れない何かが来る気配、ナイフと取り出そうとしたら金縛り。

    「ふん、こんなの!力ずくで解いてやる」と動こうとしたらシビレルというか、
    ものすごく嫌な気持ち、ほんとに死にたくなるような、あの感触。

    そのうちヒソヒソ話が聞こえてくる、男数人で話しているようだ。
    異次元にでも迷い込んだような異様な空気に包まれていたが、ふと野犬が「ウワン!」と吠えた。
    その瞬間金縛り、嫌な空気がサァー!!と消えた。

    そして友人を起こした。なんだったんだろ?
    それ以来キャンプには必ずうちの犬も連れて行くようにした。






    14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 18:38:18.46 ID:BdNJ/+NY0
    去年の夏にバイトでとある島に行ったときの話

    仕事が午前中に終わり、好奇心で島にある山に登ると集落があった。
    同行した方によると人はもう住んでないとのこと。

    しかし木造や土壁(?)の家屋、神社がきれいなまま残ってた。ここで奇妙な事に気づいた。
    誰も住んでないのに数枚洗濯物が干してあるのだ。他にも数秒前まで人が乗っていたかのような様子で放置してあった自転車など。
    たぶん最後に出て行った人が放置して行ったのだろうと無理矢理納得した。

    一通り見て回った後、一人で散策していると急に寒気というか殺気(?)のようなものを感じ動けなくなった。
    どんどんその殺気が迫ってきてこのままじゃヤバイと思った時、一緒に行った方が戻ってきて、振り向くと
    人の輪郭というか黒い塊のようなものが一瞬見えて消えた。一緒にいた人は見えなかったようで、
    デムパと思われるとも嫌なので黙っていることにした。

    集落から出るとき振り向くと誰も居ないはずの家や畑から黒い人型の塊がたくさんこちらを見ているのが見えた。
    もう振り向かなかった。たぶんあそこの集落には人じゃないなにかが住んでいるのだと思う。

    関係ないと思うが帰りの船で船長(島の持ち主でもある)がこの辺の島にはよく中国人とかが出没するという話を聞いた。

    わかりにくくてスマソ。頑張って少なくしようと思ったんだが難しい。






    31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 18:54:42.76 ID:BdNJ/+NY0
    309 名前: 超党派笑いの鉄拳 ◆UXUJJUbRMk 03/02/24 18:27

    >>297
    似たような話。。
    工房の時の先生が実家に帰ったときのこと。
    実家が農家だったんで、段々畑を耕し作業が終わって
    家に戻ろうとした。
    そしたら山の向こうから「あーーーっはははははははははははは」
    という様な女の高笑いが聞こえてきたそうだ。
    不気味だったのですぐ帰ったそうだ。
    その後は別に何にもなかったそうだが。。。
    怖くないな。スマン。






    32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 18:56:48.15 ID:BdNJ/+NY0
    265 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/09/24 21:39
    白山を歩いている時、何かが目の前に落ちてきた。
    拾い上げるとテニスボールくらいの肉の塊。
    血にまみれた新鮮な肉片に、良く見ると毛皮もついている。
    上を見上げても、木の枝が覆い茂ってばかり。
    いろいろと怖い想像が頭をよぎり、慌ててその場を離れた






    35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 18:58:14.73 ID:BdNJ/+NY0
    268 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/09/24 22:57
    聞いた話。
    ある人が梯子に上り木の枝を切っていると、耳もとで声がした。
    声のした方向を見ると、幹の向こう側から誰かが覗いている。
    目が合った途端、そいつは上の方に滑るように消えてしまった。
    その目は真ん丸で、目蓋がなかったと言う。






    37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 19:01:02.15 ID:xPf9AMebO
    叔母さんが友達ととある地方都市に旅行に行った時の話。
    夕食後に更に飲もうと繁華街に出た。
    飲み屋の看板が並んだ雑居ビルを見つけ、中に入りレベータに乗った。
    指定した階に着き扉が開き、一歩出るとそこは…一面緑色の世界。
    ビルならあるはずの廊下もなく、ただ深い緑の空間が広がっていたそう。
    「これ以上進んじゃいけない、ここにいちゃいけない」と思ってすぐ友達を引っ張りエレベータ内に戻った。
    その後違う居酒屋で飲み直し、宿に戻ったらしい。
    翌日その雑居ビルをもう一度訪れ、全ての階を確認したが、昨日見た緑の空間はどこにもなかったそうな。
    激しく酔っぱらっていたんじゃ、と突っ込んだがちょっと怖いなと思いました。






    39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 19:04:19.48 ID:BdNJ/+NY0
    山の稜線を歩いている最中、前を行く人の影がいきなり伸びて谷底の木立にまで達した。
    影は生き物のようにうねうねと動いていたが、やがてスーッと縮んで元に戻った。
    後で影の主に聞いてみると「よくあることだ」と平然としている。
    「時々どっかへいっちまう事もあるな」素っ気ない口調でそう言い、水を一口飲んだ。






    46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 19:13:20.17 ID:qiXI5qJD0
    得体の知れないもので思い出した。
    コピペでも創作話でもないけど


    友達の弟の話なんだが
    そいつの住んでいるところはとても田舎で遊ぶようなものは何も無かったんだ。
    しかし当時は子供だったし、暇すぎるので山で遊んでいたんだと

    いつものように木の棒とか持って山を散策していると
    黄土色?(膿の様な色らしい)をした拳2個分くらいの
    ゲル状の物体が切り株に乗っていたらしい
    やはり得体の知れないものは子供ながらにワクワクする。
    柔らかそうだったので手で触ろうとしたら
    手に激しい痛みが襲ったそうだ

    ゲル状の物体は変わらずそこにいるので
    怖くなって一目散に家へ帰ったらしい

    後で見ると手の平に黒いペケ(×じゃなくてレのような感じ)が付いていて
    洗い流したらすぐ取れたらしい
    痛みは3日くらいで取れたそうだ


    ちょっと前に筋ジストロフィーの疑いがかかったけど・・・流石にこじつけか?






    49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 19:56:43.68 ID:BdNJ/+NY0
    242 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/26 22:17

    知り合いの話。

    彼のお婆さんの実家の村が、まだ土葬をしていた時代のこと。
    家で不幸があり葬儀の準備をしていると、隣村から親戚がやってきた。
    親戚は家人に、隣村でカジリが出たと伝えたのだという。

    カジリというのは文字通り齧る化け物で、死体を掘り起こして食べるのだそうだ。
    どんなに墓の番をしても、夜の間に棺桶の中から死体は消え失せ、朝には食い散ら
    かされた死体が、村外れに投げ棄てられていたという。

    死体を食べられてしまった家には、災いが起こるといわれていた。
    カジリは経文や仏具が苦手とされていたという。
    しばらくの間、その村で埋葬された死体は、身体中に墨で経文が書かれていた。

    お婆さんがまだ幼い頃、彼女のお婆さんから聞かせてもらった話だそうだ。






    52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 20:03:58.83 ID:BdNJ/+NY0
    582 名前: 文鳥ちゃん 04/03/08 00:38

    ある男が一人で山に登っていた。
    するとどうしたことか、途中で靴紐がプツッリと切れてしまった。
    今までこのようなことはなかったのでおかしいと思いながらも
    修繕してから歩き出すと、今度は反対側の靴紐が切れてしまった。
    やれやれ、またか。と思って
    近くの木によりかかって直していたら
    いきなり後ろから強い力で両肩をつかまれたかとおもうと
    「ギャッ!」と叫び声がして、つかんだ相手がとびすさる気配がした。
    おそろしくて男がそのまま固まっていると
    またもや後方から、しわがれた声で何者達かが会話が聞こえてきた。
    「どうした」
    「しくじった。」
    「二回までも鼻緒を切ってやったというのに。」
    「相手が悪い。ソンショウダラニを持っている。」
    「それは残念。」
    そこまで言うと、背後の気配はサッと消え
    後に残るは呆然とした男のみ。



    昔、父の知り合いが家に遊びにきたときに
    怖い話をねだったら、この話を教えてくれました。
    ソンショウダラニというのは、お経の一種だそうです。
    (男がお守りとして持ち歩いていたということでしょうか。)






    54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 20:09:35.02 ID:BdNJ/+NY0
    知り合いの話。

    ボランティアで小学生ボーイスカウトを指導していた時のこと。
    地元の山小屋を借りてキャンプをおこなったという。
    万事つつがなく進行し、その最終日。
    彼は忘れ物がないか山小屋の中をチェックしていた。
    確認が終わり「もう残っている者はいないな?」と誰にともなく呼びかけた。

     いません。

    か細い男の子の声が返ってき、小屋から出ようとしていた彼の足を止めた。
    子供たちは皆、既に外で整列していたはず。
    振り返ってみたが、誰の姿も見えなかったという。

    彼は何事もなかった顔をして、引率を無事に終了した。
    ただ、個人ではもうその山小屋は利用しないと決めているのだそうだ。






    59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 20:15:03.07 ID:BdNJ/+NY0
    29 名前: 105 ◆Fy/1.pr/0U 03/12/17 22:21

    父から聞いた話。

    私の父は、昔から山登りが好きで、
    大学生の時には、サークル活動とは別に
    一人でも登山していたらしいです。
    ある秋の日、父はあまり高くない地元の山に
    散歩程度の気持ちで、出かけたそうです。

    ふもとから一時間もかからずに頂上につき、
    ベンチに腰を下ろして、いつものように双眼鏡を取り出し、
    ふもとの景色を眺めようとしたそうです。

    しかし、双眼鏡を通して見えたものは、
    自分達の住む田舎町ではなく、どう見ても西洋の町並みでした。
    おかしい、と思って、双眼鏡から目を離してふもとを覗くと、
    今度はいつも通りの町並みが見え、
    もう一度双眼鏡を覗くとまた西洋の町が見えたそうです。
    結局何度やってもそれは同じことで、
    2時間後、ついに父も観念して山をおりたそうです。

    今もあれがなんだったのか気になって仕方がない、と父は言っていました。






    60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 20:16:08.08 ID:BdNJ/+NY0
    んー、他愛もない話を一つ。

    昔仲間2人と山歩きしていると、峠で大きな男性が来るのとすれ違いました。
    その人の格好は、ジーンズにグレーの作業服、キャラバンブーツで手には何か
    木製の長いものを所持していました。
    で、彼が何を考えていたのか知りませんが、ホッケーのマスクを顔に被っていた
    のですよ!13金のようなヤツ。
    その怪人は立ちすくむ私たちに会釈をして、マイペースで去って行きました。
    スキンヘッドだったようで、つるっとした後頭部が印象的でしたわ。

    はっきり言ってムチャクチャ怖かったです。ええそりゃもう。
    やはり人間が一番怖い。
    今になるまで意味不明の経験です。
    まさか身を張ったネタだったのでしょうか?
    TPOをわきまえてほしいものです。






    62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 20:17:51.90 ID:BdNJ/+NY0
    友人の話。

    一人で山歩きをしていた時のこと。
    休憩しようと荷物を降ろすと、背側に何かがくっついているのに気がついた。
    まだあまり熟れていない、何かの果実のようだった。
    薄気味の悪いことに、実の表皮にはまるで人の顔のような凹凸が浮き出ていた。
    その口に見える部分で、ザックの紐に噛み付いていたらしい。
    どこで取り付かれたのかは、まったく分からなかった。

    物好きな彼は、人面に触る気がしなかったこともあって、その果実をつけたまま
    山歩きを続けたそうだ。
    二つ尾根を越えた所で、ボトリという落下音が聞こえた。
    振り返ると、人面果が転がりながら、下生えの中に消えていくところだった。

    ああやって生息圏を拡げている植物なのかな。
    そう思ったのだそうだ。






    63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 20:19:58.69 ID:BdNJ/+NY0
    409 名前: 聞いた話 03/12/29 01:13

    村の青年団員に聞いた話。
    山の中にある池の水門を見回りに行った時のこと。
    池の上空に、おびただしい数のカラスが飛び回っていた。
    異様な雰囲気に呑まれて立ち竦んでいると、
    突然、池の真ん中あたりで「ゴボリ」と泡が湧いた。
    そこを中心として赤黒く染まり始めた水面に、
    今度は大量の肉片や骨が次々に浮かび上がってきた。
    それを、待ってましたとばかりに舞い降りたカラス達がついばんでいく…
    それは、どことなく禍々しい饗宴を思わせる光景だった。
    この頃から、カラスがトンビを追い回す光景が見られるようになったらしい。






    64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 20:21:14.05 ID:BdNJ/+NY0
    先輩の話。

    ある山歩き大会に参加した時のこと。
    開会式の開かれたキャンプ場で、彼は嫌なものを見かけた。
    上顎から上が失くなっている男性が、参加者の間をふらふらと歩いていた。
    チェックのシャツとニッカズボンを身につけているが、明らかに生者ではなかった。
    誰も気がついていない様子で、見ていて鳥肌が立ったという。

    式が終わる頃、それは先輩に気がついたらしく、じっと顔?を向けてきた。
    やがて下顎を揺らしながら、先輩の方に向けて歩き始めたそうだ。
    彼は慌てて、大会のコースを足早に歩き出した。
    しばらく先頭を歩き、小高い丘に上がって後ろを振り返った。
    なだらかな丘陵になっており、スタート地点の人間が芥子粒のように小さく見える。
    やがて参加者に混じって、よたよたとちっぽけな、しかし不気味な姿が現れた。
    もう大会などそっちのけで、即行で家に帰ったのだという。

    先輩と一緒にいると、頻繁にあたりを見回す癖があることに気がつく。
    今でも彼が自分の後をついて来ていないか、怖くなることがあるそうだ。






    65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 20:22:53.42 ID:BdNJ/+NY0
    564 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/04 23:08

    かなり昔に雑誌で読んだ話

    割と有名な探険家(名前記憶に有らず)の恐怖体験は、
    遭難した事でも、探検中に怪我や病気をした事でもないと言う。

    南米だか、どこだかの地元原住民さえ行かないジャングルの奥で、
    岩の上に赤いハイヒールが、キチンと揃えて置いてあったそうな。


    確かゲーム雑誌の小さいコラムに書いてあった。






    76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 21:17:16.48 ID:BdNJ/+NY0
    先輩の話。

    キャンプ場でテントを建てていると、新参のキャンパーが来たのだという。
    なぜか彼らは傷だらけで、先輩たちを見て泣き出しそうな顔になった。
    驚いて手当てにかかり事情を聞いた。

    途中の山道で、蒼黒い大きな蝸牛の群れに襲われたのだという。
    一度に何匹にもたかられて齧られ、生きた心地がしなかったのだと。
    その蝸牛は南京ほども大きかったという。

    先輩は後にも先にも、その山系でそんな目撃談を聞いたことは無いという。
    しかし、彼らの血の滲む肌には、やすりで酷く擦ったような傷が確かに
    ついていたそうだ。







    83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 21:40:29.10 ID:86w9l/eQO
    好奇心をくすぐられるお






    94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 22:22:03.58 ID:7Wh2qzn0O
    俺がまだ中二の頃の夏休み、友達4人で釣りに行った帰り、突然大雨が降り出した。
    俺達4人は近くの木で雨宿りをしようと、近くの大木に駆け寄ったんだ。
    すると、突然、雷が俺達の木に落ちたんだ。
    一瞬の出来事に俺はしばらく何が起こったか理解出来なかった。
    だが、俺はすぐにある異変に気付いた。【友達が居ない】
    それと、もう一つ祭の出店でよく出ている金魚すくいが、俺の目の前に現れた。
    『金魚すくいをやっていかないかい』
    屋台にいる親父が俺に話し掛けてきた。俺はここが、現世(?)では無いほかの空間であることを感じとった。
    「いくらですか。」
    自分でも何故こんな質問したのか分からない。
    『一回やる毎に、君の寿命一年分を頂こうかな。』
    まぁ、ありがちなパターンだ。俺は屋台の方に歩いていき、水槽の中を除いてみた。
    すると、そこには、3人の顔をした金魚が力無く泳いでいた・・・・
    『友達を助けたいんだよね。』
    俺はこの世界での役割を悟った。
    「網を・・・・下さい」
    『はい、一年分ね』
    自慢では無いが、俺は結構器用で、こういう神経を使う作業は得意な方だ。


    ・・・・・・・・
    駄目だ、この網、すぐに破けてしまう、まだ2人しか、救えてないのに、60個以上は使った






    95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 22:23:31.09 ID:7Wh2qzn0O
    『さぁ、この網が君の最後の網(寿命)だ。』
    これで、決めなければ!!コイツだけは文字通り【命に代えて】でも、救ってみせる!!
    すると、明らかに今までとは違い、簡単に救う事ができた。
    「やったッ・・・・」
    俺はそこで、意識を失った。




    「おい、起きろ。」
    「死なないでくれぇ。」
    「今、近くの家の人を呼んできたよ。」
    「ん・・・・お、お前ら、生きてたのか!!」
    「まぁ、俺達も皆30分位前に目を覚ましたんだが、お前だけ中々起きなくて・・・・」
    嬉しい、涙が溢れ出す。
    「あぁ・・・・そうかぁ、お前らが生きてて良かった、本当に良かった。」
    でも、何で俺も生きてるんだろう、寿命は全部使いきったはずだけど。
    まぁ、夢・・だったんだろうな。でも、今でも、鮮明に覚えてるな・・・・あの親父と屋台を。




    『君はよく頑張ったね、金魚を一匹おまけしよう』






    104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 22:55:41.56 ID:iIwihbAXO
    去年の夏にキャンプ場に友人数人と行った時の話。遊び疲れて夜の10時くらいに眠った。しばらくしたら寒さと爆音で目がさめた。本当奥歯が鳴るほどの寒気だった。それと同時に聞こえたのは暴走族のような爆音。






    105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 22:56:52.00 ID:iIwihbAXO
    比較的道路に近いキャンプ場だったので、ライダー達かな?と思ったが、時計を見ると深夜3時。第一、相当山奥だから気楽に来られる場所じゃない。
    なんか異様に怖くなって、目を瞑ってた
    ライダーのグループって深夜にツーリングしたりするの?
    長くて見にくいだろうけど、誰か教えて







    119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 23:26:13.97 ID:RM8E1G0XO
    電車で暇なのでウッカリ読んでしまったが、これから夜道を30分歩いて家に帰ることを忘れていた…


    こええ…






    120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2009/07/11(土) 23:27:42.60 ID:hUGeuPuG0
    >>119
    後ろから付いてくる足音を聞いても絶対に後ろを振り向かないこと
    絶対だぞ






    121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/11(土) 23:28:43.59 ID:RM8E1G0XO
    >>120
    そういうこと言うなって!
    こっち割と田舎で人少ないんだから!






    134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 00:09:10.64 ID:xKd21Ly7O
    禁后でググれ
    なんか怖くは無いけど気持ち悪くなった
    風呂入ってる時後ろが気になって仕方無かった






    135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2009/07/12(日) 00:11:27.05 ID:QInIT/Xy0
    >>134
    はぁ?ここに貼れよバカ






    137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 00:13:41.03 ID:xKd21Ly7O
    >>135
    最初は貼ろうと思ったんだけど怖くなってやめた







    138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2009/07/12(日) 00:15:45.76 ID:ucFpCMRz0
    私の故郷に伝わっていた「禁后」というものにまつわる話です。
    どう読むのかは最後までわかりませんでしたが、私たちの間では「パンドラ」と呼ばれていました。

    うまく文章にできず、かなりの長文になってしまったので、2回に分けての投稿となります。


    私が生まれ育った町は静かでのどかな田舎町でした。
    目立った遊び場などもない寂れた町だったのですが、一つだけとても目を引くものがありました。
    町の外れ、たんぼが延々と続く道にぽつんと建っている一軒の空き家です。
    長らく誰も住んでいなかったようでかなりボロく、古くさい田舎町の中でも一際古さを感じさせるような家でした。
    それだけなら単なる古い空き家…で終わりなのですが、目を引く理由がありました。
    一つは両親など町の大人達の過剰な反応。
    その空き家の話をしようとするだけで厳しく叱られ、時にはひっぱたかれてまで怒られることもあったぐらいです。
    どの家の子供も同じで、私もそうでした。
    もう一つは、その空き家にはなぜか玄関が無かったということ。
    窓やガラス戸はあったのですが、出入口となる玄関が無かったのです。
    以前に誰かが住んでいたとしたら、どうやって出入りしていたのか?
    わざわざ窓やガラス戸から出入りしてたのか?
    そういった謎めいた要素が興味をそそり、いつからか勝手に付けられた「パンドラ」という呼び名も相まって、当時の子供達の一番の話題になっていました。
    (この時点では「禁后」というものについてまだ何も知りません。)
    私を含め大半の子は何があるのか調べてやる!と探索を試みようとしていましたが、普段その話をしただけでも親達があんなに怒るというのが身に染みていたため、なかなか実践できずにいました。
    場所自体は子供だけでも難なく行けるし、人目もありません。
    たぶん、みんな一度は空き家の目の前まで来てみたことがあったと思います。
    しばらくはそれで雰囲気を楽しみ、何事もなく過ごしていました。







    140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2009/07/12(日) 00:16:52.19 ID:ucFpCMRz0
    私が中学にあがってから何ヵ月か経った頃、ある男子がパンドラの話に興味を持ち、ぜひ見てみたいと言いだしました。
    名前はAとします。
    A君の家はお母さんがもともとこの町の出身で他県に嫁いでいったそうですが、離婚を機に実家であるお祖母ちゃんの家に戻ってきたとのこと。
    A君自身はこの町は初めてなので、パンドラの話も全く知らなかったようです。
    その当時私と仲の良かったB君・C君・D子の内、B君とC君が彼と親しかったので自然と私達の仲間内に加わっていました。
    五人で集まってたわいのない会話をしている時、私達が当たり前のようにパンドラという言葉を口にするので、気になったA君がそれに食い付いたのでした。
    「うちの母ちゃんとばあちゃんもここの生まれだけど、その話聞いたらオレも怒られんのかな?」
    「怒られるなんてもんじゃねえぜ?うちの父ちゃん母ちゃんなんか本気で殴ってくるんだぞ!」
    「うちも。意味わかんないよね」
    A君にパンドラの説明をしながら、みんな親への文句を言い始めます。
    ひととおり説明し終えると、一番の疑問である「空き家に何があるのか」という話題になりました。
    「そこに何があるかってのは誰も知らないの?」
    「知らない。入ったことないし聞いたら怒られるし。知ってんのは親達だけなんじゃないか?」
    「だったらさ、何を隠してるのかオレたちで突き止めてやろうぜ!」
    Aは意気揚揚と言いました。
    親に怒られるのが嫌だった私と他の三人は最初こそ渋っていましたが、Aのノリにつられたのと、今までそうしたくともできなかったうっぷんを晴らせるということで、結局みんな同意します。
    その後の話し合いで、いつも遊ぶ時によくついてくるDの妹も行きたいという事になり、六人で日曜の昼間に作戦決行となりました。

    当日、わくわくした面持ちで空き家の前に集合、なぜか各自リュックサックを背負ってスナック菓子などを持ち寄り、みんな浮かれまくっていたのを覚えています。
    前述のとおり、問題の空き家はたんぼに囲まれた場所にぽつんと建っていて、玄関がありません。
    二階建の家ですが窓まで昇れそうになかったので、中に入るには一階のガラス戸を割って入るしかありませんでした。
    「ガラスの弁償ぐらいなら大した事ないって」
    そう言ってA君は思いっきりガラスを割ってしまい、中に入っていきました。
    何もなかったとしてもこれで確実に怒られるな…と思いながら、みんなも後に続きます。
    そこは居間でした。
    左側に台所、正面の廊下に出て左には浴室と突き当たりにトイレ、右には二階への階段と、本来玄関であろうスペース。
    昼間ということもあり明るかったですが、玄関が無いせいか廊下のあたりは薄暗く見えました。
    古ぼけた外観に反して中は予想より綺麗…というより何もありません。
    家具など物は一切なく、人が住んでいたような跡は何もない。
    居間も台所もかなり広めではあったもののごく普通。






    141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2009/07/12(日) 00:19:15.01 ID:ucFpCMRz0
    「何もないじゃん」
    「普通だな?何かしら物が残ってるんだと思ってたのに。」
    何もない居間と台所をあれこれ見ながら、男三人はつまらなそうに持ってきたお菓子をボリボリ食べ始めました。
    「てことは、秘密は二階かな」
    私とD子はD妹の手を取りながら二階に向かおうと廊下に出ます。
    しかし、階段は…と廊下に出た瞬間、私とD子は心臓が止まりそうになりました。
    左にのびた廊下には途中で浴室があり突き当たりがトイレなのですが、その間くらいの位置に鏡台が置かれ、真前につっぱり棒のようなものが立てられていました。
    そして、その棒に髪がかけられていたのです。
    どう表現していいかわからないのですが、カツラのように髪型として形を成したものというか、ロングヘアの女性の後ろ髪がそのままそこにあるという感じです。(伝わりにくかったらごめんなさい)
    位置的にも、平均的な身長なら大体その辺に頭がくるだろうというような位置で棒の高さが調節してあり、まるで「女が鏡台の前で座ってる」のを再現したみたいな光景。
    一気に鳥肌が立ち、「何何!?何なのこれ!?」と軽くパニックの私とD子。
    何だ何だ?と廊下に出てきた男三人も意味不明な光景に唖然。
    D妹だけが、あれなぁに?ときょとんとしていました。
    「なんだよあれ?本物の髪の毛か?」
    「わかんない。触ってみるか?」
    A君とB君はそんな事を言いましたが、C君と私達は必死で止めました。
    「やばいからやめろって!気持ち悪いし絶対何かあるだろ!」
    「そうだよ、やめなよ!」
    どう考えても異様としか思えないその光景に恐怖を感じ、ひとまずみんな居間に引っ込みます。
    居間からは見えませんが、廊下の方に視線をやるだけでも嫌でした。
    「どうする…?廊下通んないと二階行けないぞ」
    「あたしやだ。あんなの気持ち悪い」
    「オレもなんかやばい気がする」
    C君と私とD子の三人はあまりに予想外のものを見てしまい、完全に探索意欲を失っていました。
    「あれ見ないように行けばだいじょぶだって。二階で何か出てきたって階段降りてすぐそこが出口だぜ?しかもまだ昼間だぞ?」
    AB両人はどうしても二階を見たいらしく、引け腰の私達三人を急かします。
    「そんな事言ったって…」
    私達が顔を見合わせどうしようかと思った時、はっと気付きました。
    「あれ?D子、〇〇ちゃんは?」
    「えっ?」






    142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 00:20:38.46 ID:xKd21Ly7O
    俺のトラウマ貼るなよ・・・






    143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[トラウマ?そんなもん知らん]投稿日:2009/07/12(日) 00:22:47.71 ID:ucFpCMRz0
    全員気が付きました。
    D妹がいないのです。
    私達は唯一の出入口であるガラス戸の前にいたので、外に出たという事はありえません。
    広めといえど居間と台所は一目で見渡せます。
    その場にいるはずのD妹がいないのです。
    「〇〇!?どこ!?返事しなさい!!」
    D子が必死に声を出しますが返事はありません。
    「おい、もしかして上に行ったんじゃ…」
    その一言に全員が廊下を見据えました。
    「やだ!なんで!?何やってんのあの子!?」
    D子が涙目になりながら叫びます。
    「落ち着けよ!とにかく二階に行くぞ!」
    さすがに怖いなどと言ってる場合でもなく、すぐに廊下に出て階段を駆け上がっていきました。
    「おーい、〇〇ちゃん?」
    「〇〇!いい加減にしてよ!出てきなさい!」
    みなD妹へ呼び掛けながら階段を進みますが、返事はありません。
    階段を上り終えると、部屋が二つありました。
    どちらもドアは閉まっています。
    まずすぐ正面のドアを開けました。
    その部屋は外から見たときに窓があった部屋です。
    中にはやはり何もなく、D妹の姿もありません。
    「あっちだな」
    私達はもう一方のドアに近付き、ゆっくりとドアを開けました。
    D妹はいました。
    ただ、私達は言葉も出せずその場で固まりました。
    その部屋の中央には、下にあるのと全く同じものがあったのです。
    鏡台とその真前に立てられた棒、そしてそれにかかった長い後ろ髪。
    異様な恐怖に包まれ、全員茫然と立ち尽くしたまま動けませんでした。
    「ねえちゃん、これなぁに?」
    不意にD妹が言い、次の瞬間とんでもない行動をとりました。






    144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2009/07/12(日) 00:24:40.97 ID:ucFpCMRz0
    彼女は鏡台に近付き、三つある引き出しの内、一番上の引き出しを開けたのです。
    「これなぁに?」
    D妹がその引き出しから取り出して私達に見せたもの…
    それは筆のようなもので「禁后」と書かれた半紙でした。
    意味がわからずD妹を見つめるしかない私達。
    この時、どうしてすぐに動けなかったのか、今でもわかりません。
    D妹は構わずその半紙をしまって引き出しを閉め、今度は二段目の引き出しから中のものを取り出しました。
    全く同じもの、「禁后」と書かれた半紙です。
    もう何が何だかわからず、私はがたがたと震えるしか出来ませんでしたが、D子が我に返りすぐさま妹に駆け寄りました。
    D子ももう半泣きになっています。
    「何やってんのあんたは!」
    妹を厳しく怒鳴りつけ、半紙を取り上げると引き出しを開け、しまおうとしました。
    この時、D妹が半紙を出した後すぐに二段目の引き出しを閉めてしまっていたのが問題でした。
    慌てていたのかD子は二段目ではなく三段目、一番下の引き出しを開けたのです。
    ガラッと引き出しを開けたとたん、D子は中を見つめたまま動かなくなりました。
    黙ってじっと中を見つめたまま、微動だにしません。
    「ど、どうした!?何だよ!?」
    ここでようやく私達は動けるようになり、二人に駆け寄ろうとした瞬間、ガンッ!!と大きな音をたてD子が引き出しを閉めました。
    そして肩より長いくらいの自分の髪を口元に運び、むしゃむしゃとしゃぶりだしたのです。
    「お、おい?どうしたんだよ!?」
    「D子?しっかりして!」
    みんなが声をかけても反応が無い。
    ただひたすら、自分の髪をしゃぶり続けている。
    その行動に恐怖を感じたのかD妹も泣きだし、ほんとうに緊迫した状況でした。
    「おい!どうなってんだよ!?」
    「知らねえよ!何なんだよこれ!?」
    「とにかく外に出てうちに帰るぞ!ここにいたくねえ!」
    D子を三人が抱え、私はD妹の手を握り急いでその家から出ました。
    その間もD子はずっと髪をびちゃびちゃとしゃぶっていましたが、どうしていいかわからず、とにかく大人のところへ行かなきゃ!という気持ちでした。
    その空き家から一番近かった私の家に駆け込み、大声で母を呼びました。






    145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 00:28:12.59 ID:ucFpCMRz0
    泣きじゃくる私とD妹、汗びっしょりで茫然とする男三人、そして奇行を続けるD子。
    どう説明したらいいのかと頭がぐるぐるしていたところで、声を聞いた母が何事かと現われました。
    「お母さぁん!」
    泣きながらなんとか事情を説明しようとしたところで母は私と男三人を突然ビンタで殴り、怒鳴りつけました。
    「あんた達、あそこへ行ったね!?あの空き家へ行ったんだね!?」
    普段見たこともない形相に私達は必死に首を縦に振るしかなく、うまく言葉を発せませんでした。
    「あんた達は奥で待ってなさい。すぐみんなのご両親達に連絡するから。」
    そう言うと母はD子を抱き抱え、二階へ連れていきました。
    私達は言われた通り、私の家の居間でただぼーっと座り込み、何も考えられませんでした。
    それから一時間ほどはそのままだっと思います。
    みんなの親たちが集まってくるまで、母もD子も二階から降りてきませんでした。
    親達が集まった頃にようやく母だけが居間に来て、ただ一言、「この子達があの家に行ってしまった」と言いました。
    親達がざわざわとしだし、みんなが動揺したり取り乱したりしていました。
    「お前ら!何を見た!?あそこで何を見たんだ!?」
    それぞれの親達が一斉に我が子に向かって放つ言葉に、私達は頭が真っ白で応えられませんでしたが、何とかA君とB君が懸命に事情を説明しました。
    「見たのは鏡台と変な髪の毛みたいな…あとガラス割っちゃって…」
    「他には!?見たのはそれだけか!?」
    「あとは…何かよくわかんない言葉が書いてある紙…」
    その一言で急に場が静まり返りました。
    と同時に二階からものすごい悲鳴。
    私の母が慌てて二階に上がり数分後、母に抱えられて降りてきたのはD子のお母さんでした。
    まともに見れなかったぐらい涙でくしゃくしゃでした。
    「見たの…?D子は引き出しの中を見たの!?」
    D子のお母さんが私達に詰め寄りそう問い掛けます。
    「あんた達、鏡台の引き出しを開けて中にあるものを見たか?」
    「二階の鏡台の三段目の引き出しだ。どうなんだ?」
    他の親達も問い詰めてきました。
    「一段目と二段目は僕らも見ました…三段目は…D子だけです…」
    言い終わった途端、D子のお母さんがものすごい力で私達の体を掴み、「何で止めなかったの!?あんた達友達なんでしょう!?何で止めなかったのよ!?」と叫びだしたのです。
    D子のお父さんや他の親達が必死で押さえ「落ち着け!」「奥さんしっかりして!」となだめようとし、しばらくしてやっと落ち着いたのか、D妹を連れてまた二階へ上がっていってしまいました。






    146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2009/07/12(日) 00:30:58.03 ID:ucFpCMRz0
    そこでいったん場を引き上げ、私達四人はB君の家に移りB君の両親から話を聞かされました。
    「お前達が行った家な、最初から誰も住んじゃいない。あそこはあの鏡台と髪の為だけに建てられた家なんだ。オレや他の親御さん達が子供の頃からあった。」
    「あの鏡台は実際に使われていたもの、髪の毛も本物だ。それから、お前達が見たっていう言葉。この言葉だな?」
    そういってB君のお父さんは紙とペンを取り、「禁后」と書いて私達に見せました。
    「うん…その言葉だよ」
    私達が応えると、B君のお父さんはくしゃっと丸めたその紙をごみ箱に投げ捨て、そのまま話を続けました。
    「これはな、あの髪の持ち主の名前だ。読み方は知らないかぎりまず出てこないような読み方だ」
    「お前達が知っていいのはこれだけだ。金輪際あの家の話はするな。近づくのもダメだ。わかったな?とりあえず今日はみんなうちに泊まってゆっくり休め。」
    そう言って席を立とうとしたB君のお父さんにB君は意を決したようにこう聞きました。
    「D子はどうなったんだよ!?あいつは何であんな…」と言い終わらない内にB君のお父さんが口を開きました。
    「あの子の事は忘れろ。もう二度と元には戻れないし、お前達とも二度と会えない。それに…」
    B君のお父さんは少し悲しげな表情で続けました。
    「お前達はあの子のお母さんからこの先一生恨まれ続ける。今回の件で誰かの責任を問う気はない。だが、さっきのお母さんの様子でわかるだろ?お前達はもうあの子に関わっちゃいけないんだ」
    そう言って、B君のお父さんは部屋を出ていってしまった。
    私達は何も考えられなかった。
    その後どうやって過ごしたかもよくわからない。
    本当に長い1日でした。
    それからしばらくは普通に生活していました。

    翌日から私の親もA達の親も一切この件に関する話はせず、D子がどうなったかもわかりません。
    学校には一身上の都合となっていたようですが、一ヵ月程してどこかへ引っ越してしまったそうです。
    また、あの日私達以外の家にも連絡が行ったらしく、あの空き家に関する話は自然と減っていきました。
    ガラス戸などにも厳重な対策が施され中に入れなくなったとも聞いています。
    私やA達はあれ以来一度もあの空き家に近づいておらず、D子の事もあってか疎遠になっていきました。
    高校も別々でしたし、私も三人も町を出ていき、それからもう十年以上になります。
    ここまで下手な長文に付き合ってくださったのに申し訳ないのですが、結局何もわからずじまいです。
    ただ、最後に…
    私が大学を卒業した頃ですが、D子のお母さんから私の母宛てに手紙がありました。
    内容はどうしても教えてもらえなかったのですが、その時の母の言葉が意味深だったのが今でも引っ掛かっています。
    「母親ってのは最後まで子供の為に隠し持ってる選択があるのよ。もし、ああなってしまったのがあんただったとしたら、私もそれを選んでたと思うわ。それが間違った答えだとしてもね」






    148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 00:49:21.53 ID:xKd21Ly7O
    確かまだ続きあったよな
    いやもう怖いからもう張らなくて良いです






    149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 00:52:35.96 ID:3iM9BAu00
    最後まで読みたい。貼ってくれ。







    154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 01:08:23.67 ID:ucFpCMRz0
    こっちが総集編
    http://horror-terror.com/c-real/entry_2412.html
    んでこれがその続きかな
    http://horror-terror.com/c-real/entry_2566.html
    http://horror-terror.com/c-real/entry_2567.html

    携帯でこんな長々とした文章書くってある意味感心する






    155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 01:08:48.07 ID:xKd21Ly7O
    パンドラ
    でサイト内検索したら番外編見つかるはず
    これ見たのだいぶ前だったからあんま覚えてない






    157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 01:21:17.87 ID:pzPBk8JSO
    俺沖縄出身なんだけどおばぁに聞いた話

    おばぁが小さい頃にそのまたおばぁ(俺にとっては曾曾?祖母)がしてくれた話なんだけど、昔のエイサー(沖縄の太鼓)っていうのは今に比べてとても地味だったそうだ。
    元々鎮魂祭の意味合いが強く、白い装束をつけてトライアングルみたいな鐘を鳴らしてその年に亡くなった人の家を廻るという儀式だった






    158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 01:30:04.04 ID:pzPBk8JSO
    >>157
    続き

    その日だけは夜遅くにも出歩けて、しかも訪ねた家ではお菓子などが出るして小さなおばぁにはエイサーの日はとても楽しみな日だったそうだ
    ちなみに亡くなった人を出した家はその日1日絶対外に出てはいけない事になっていた








    160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 01:43:40.58 ID:pzPBk8JSO
    その年おばぁの家では父が亡くなった
    エイサーの日に母や他の兄弟が家々を廻ってくる人を迎える準備をしている時にも、小さなおばぁは今夜他の家を廻る事で頭がいっぱいでした
    しかし母に「今日は外に出ることや、ましてや他の家を廻るなんて事は絶対してはいけません」と言われていました

    それでもおばぁ年一回の楽しみだったのでこっそり行ってやろうと思っていたそうです

    そして夜も更けた頃エイサーの人たちが廻ってきたそうです






    162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 01:56:53.89 ID:pzPBk8JSO
    他の家族は廻ってきた人たちにお酒や料理を振る舞ってるなか、おばぁはこっそり家を出て門の所で待っていたそうです
    そして廻る人たちが出てきた時にこっそり紛れてついていったのです
    やった、これで今年も参加できるぞ。ばれて起こられても謝ればいいや、と思っていたおばぁ
    しばらく歩くと変な事に気がつきました

    山に向かっている?

    次の家は海の側にある家なのにこの行列は山へ向かう道を行っています
    しかも10人ほどが列をなして歩いているのに一切足音がしないのです








    165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 02:09:19.53 ID:pzPBk8JSO
    怖くなったのですが、列から離れて今来た道を一人で帰るほうが怖かったので仕方なくついて行く事にしました

    しばらく歩くとまた変な事に気がつきました

    ここは山のどのへんだろう?

    いくら暗いとはいえこの山はいつも遊んでいる山なので知らない場所なんてあるわけありません
    さらに怖くなってきたおばぁは場所を把握するために辺りを見渡しました

    一瞬後ろを見た後、前を振り向くと前を歩いていたはずの人たちがいません

    えっ?と思ったおばぁ
    真っ暗な山に一人で置き去りにされたおばぁは一瞬でパニックになったそうです






    166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 02:20:21.14 ID:pzPBk8JSO
    パニックになったおばぁは恐怖のあまりそこから一歩もあるけなくなったそうです

    こっちだよ

    しばらくその場に立ち竦んでいると前方から男の人の声がしてきました
    こっちだよこっち
    その声はとても優しそうで、おばぁは声のするほうへ歩きだそうとしたそうです
    その時

    「やー!ぬーしがー!!(お前 なにしてるんだ)」

    と怒声がしたそうです

    振り向いたおばぁはそのまま気を失ったそうです






    169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 02:37:10.27 ID:pzPBk8JSO
    気がつくと家で、どうやら門の前で倒れていたそうです

    おばぁは母にこっぴどく起こられたそうですが、自分が体験した話をすると真剣な顔になってこう言ったそうです

    「人はね死ぬと心を失って悪い事をするの。だからそんな事をさせない為に鐘をならしてあの世へと案内してあげるのよ。でも、あなたを助けた声はもしかしたらお父さんだったのかもね」

    おばぁはその話を聞いた時が一番恐怖したと言っていました
    あの行列はもしかしたら皆死んでいて、自分を仲間にして連れていこうとしていたのかと
    そしてなにより、自分を助けた声にまったく聞き覚えが無かった事

    そしてむしろ、自分を呼んでいた声の方が…



    「もしかしたら一人では寂しかったのかもしれないねぇ 騒がしい人だったから」
    おばぁはそう言って少し笑ったと言いました







    172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 02:45:34.53 ID:myLEAb2w0
    生きてる親の言う事は、だな






    173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 02:47:26.27 ID:XATOcltYO
    なんか昔ながらの良い話を聞いた気がする






    174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 02:58:05.59 ID:jZ9087wFO

    興味深い話だった。






    186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 06:31:58.94 ID:6PDO2W8OP
    俺は子供の頃、二回ほど「真っ黒な人」見たいな物を見たな

    全身黒タイツというか、
    マグマ大使に出てくる「人間もどき」見たいな奴


    一回目は

    当時は家の近くにプールがあったんだ

    部屋の窓から外を見てたら、プールサイドに「黒い人」が10人ぐらい並んで体育座りしてたんだ

    驚いて兄を呼びにいって戻ってきたらいなくなってた









    187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 06:33:47.05 ID:6PDO2W8OP
    二回目は

    小学校の修学旅行のとき

    部屋で寝てる時に夜中にふと目が覚めたんだ

    横に長い部屋だったんだけど、部屋の真ん中に人影が30人ぐらい整列してたんだ

    最初は先生が全員で見回りか荷物検査にでも来たのかと思ったけど、人数が多すぎる

    しばらく眺めてたら、気がついたら寝てて朝になってた



    二回目のは「黒い人」とはちょっと違った気がしたな

    向こう側が透けてて、服みたいなものを着てるのが分かった









    190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 06:58:34.88 ID:jgAgTBGZO
    俺の実体験を一つ。

    去年の秋頃、彼女と漫画本を読んでいたんだ。

    すると、玄関がギィと開いた音がした。
    「親が帰ってきたのか?」と一瞬思ったが

    違う。

    バタンと扉が閉まる音がして、廊下をズルズルと何かを引きずる音がした。

    猫を飼っている為、猫が俺の部屋に入れるよう少し扉を開けてあるのだが、その隙間から馬鹿でかい黒い陰(千と千尋のカオナシのような)が廊下をズルズル通って行ったのが見えた。

    霊体験はかなり経験したが霊とは違う不思議なオーラだった。

    何だったんだろう。






    196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 08:55:51.19 ID:KCQernQIO
    ばあちゃんちに夏休みに遊びに行った時、夜、バス釣りをしに小さな湖に父ちゃんと出かけた。
    徒歩数十分の所ながら、周囲は木に囲まれ森状態で真っ暗。でもその日は森の一部が明るかった。
    他に釣り人がいるのかと思い、様子を見に父ちゃんと近付くと、そこには誰もおらず、手のひらサイズの丸く白い皿が数枚あり、その上にロウソクが灯っているだけだった。
    ふと気付いて森の中に視線を移したらロウソクを乗せた皿がたくさんあった。それはもう100枚近くと言っても過言じゃないくらい。森の中はすごく明るくなってた。
    父ちゃんは完全にびびって「走って帰っぞ、本気で走れ。」と言いながら俺を置き去り状態でダッシュで逃げた。
    俺は祭りの準備かと思ったんだが婆ちゃん達は「あんな所で祭りはないよ〜」と言ってた。
    当時は大して気にしなかったが今考えると不気味。あれはなんだったのか気になる…






    199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 10:20:22.21 ID:QEz67Afi0
    まだあったか。やっぱり一番怖いのは正体不明のモノよな

    59 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/15 12:26 ID:YSSTlOPh

    小学生の頃の話し

    俺は霊感みたいなのはないけど、何度か怖いというよりも、
    不思議な体験をした事があるんで書き込ませて下さい。
    子供の頃、休日になると、それこそ毎回のように親と山に行ってた。
    いつものように、親父と共に山へ行った時の話し。
    空は快晴、初夏の頃合いだったから、ちょっと汗ばんだ肌には
    肌寒いぐらいの気温が、とても心地よかった。
    しばらく歩いていると、ふいに緑色をしたモヤのようなものが
    木々の間からわき上がったかと思うと、異様に背の高い、
    白い布を羽織った、妙に足の長い人影がピョンピョンと飛び跳ねるようにして、
    モヤの中を駆け抜けて行った。
    俺はただ呆然。
    緑色のモヤは1分もかからずに跡形もなく消え去り、
    親父がゆっくりと歩き出したので、俺は顔を引きつらせながら
    「今のなに?」
    と聞くと、親父は、さも当たり前のように
    「そういう事もある」
    とだけ言って、また歩き出した。
    あの変な人影も怖いけど、それでもなお、山を登り続ける親父の方が怖かった。






     










    221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 15:23:30.98 ID:Qh193uaB0
    http://horror-terror.com/c-famous/entry_3088.html






    222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2009/07/12(日) 15:49:33.56 ID:Ult7xQbw0
    >>221
    初めてよんだ。おもしろかった。






    224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 15:53:36.08 ID:PL9ohP0a0
    このスレ読んでたら寒気しまくりだな
    怖くないけど俺の謎の体験

    俺が7歳の頃、友達の家から急いで帰る途中にふと道端からキュッキュッと聞こえてきた
    そちらを見ると、太った猫くらいの大きさの黄色いナメクジみたいなのが音を出しながら進んでいた
    頭部と思われる場所には、人間の片手みたいな触覚?らしきものがある
    急いでいたのでその場はスルーしたが、あれはいったいなんだったのか今でも謎だ






    234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 17:53:48.76 ID:YaUiOPumO


    235:本当にあった怖い名無し :2009/07/06(月) 04:32:29 ID:lcalTqb20
    絶っっっ対バカにされるし、信じてもらえないけど、
    このスレの皆にはこの「本当なんだよ!!」という気持ちがいくらかは伝わると信じて書きます。

    六歳の時。夜中、「おい!お前!」というドナルドダックみたいな声で起こされた。
    え?と思うと、壁に光の線で描いたアメリカのアニメに出てくる擬人化バッタみたいな奴が
    いる。そいつは動きながら、ドナルドみたいな声で「ジャジャーン!僕だよー!!」とか言ってくるけど、
    マジで見覚えないキャラだし、怖い。
    そしたら「今からお前を支配するぞ、楽しみにしてチョ(原文ママ)」と脅してきて、
    俺は子供ながらにむちゃくちゃ腹が立って、部屋にあったプラスチックのバットで思いっきり突いてやると、「ウワー!ギャギャ!」という声を上げて死んだ。

    子供ながらに「何か証拠を残さないと、夢だった事になる!」と焦って、紙に「バッタたおした」と書いて、バットの柄に巻いて、寝た。

    朝起きたら「バッタたおした」という紙が柄に巻き付いていた。






    260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2009/07/12(日) 21:16:06.40 ID:2Itzy13N0
    さっきまでパンドラのはなしを
    車のなかでよんでたんだけど
    車のかぎ開けて読んでたら
    勝手にかぎがしまって怖かった
    一回じゃなくて三回もあって怖かった
    ついでにかぎは手動でも閉められるけど
    クルマ全体の鍵を閉めるためのボタンがついた車の鍵は俺が持ってるのにクルマ全体の鍵が閉まってマジで怖かった


     




    218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/07/12(日) 14:27:44.88 ID:jZ9087wFO
    普通の幽霊話よりこういうののほうがおもしろいな。
    怖いんだけどなんか不思議な感じ。









    超・怖い話ガム(袋とじシート1枚入り) ×24個セット

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    [ 2009/07/13 07:42 ] VIP | TB(0) | CM(16)
    そういう得体の知れないものってつまりは妖怪とかの類じゃね?
    [ 2009/07/13 08:19 ] [ 編集 ]
    昔チャンピオンでやってた漫画の話が混ざってるな
    [ 2009/07/13 08:34 ] [ 編集 ]
    知り合いからとか〜〜に聞いたとかばかりだね。
    [ 2009/07/13 08:54 ] [ 編集 ]
    三行以上読めない
    三行以内にまとめろよ使えねえな
    [ 2009/07/13 08:54 ] [ 編集 ]
    雷鳥の話多くね
    [ 2009/07/13 09:32 ] [ 編集 ]
    人間の妄想力って素晴らしいね
    [ 2009/07/13 09:36 ] [ 編集 ]
    >55305
    フレンドオブフレンドってやつだ
    [ 2009/07/13 09:55 ] [ 編集 ]
    1番好きな話がなかった…
    洒落怖とかにもまとめてある話だから外したのかも知れないけど
    [ 2009/07/13 09:55 ] [ 編集 ]
    ※55306
    失礼ですが、あなたにとっての影は何でしょうか?
    それに必ず会える筈なので、会って来てください。
    [ 2009/07/13 09:59 ] [ 編集 ]
    >104-105
    >ライダーのグループって深夜にツーリングしたりするの?

    一部のライダーはこの質問に対し苦笑いするしかないw
    [ 2009/07/13 10:17 ] [ 編集 ]
    初めて見たから余計にかんかんだら怖すぎて笑えねえ
    コトリバコ以上だわ
    [ 2009/07/13 10:31 ] [ 編集 ]
    >55306
    オカ板いって三行で俺を怖がらせてみろってスレでもたててろよ
    [ 2009/07/13 10:38 ] [ 編集 ]
    呪いモノはホントに怖い
    如かしてこう云う類の大半が自業自得
    禁忌を犯すんなら祟り殺されるぐらい甘んじて受けとけ
    [ 2009/07/13 10:43 ] [ 編集 ]
    八尺様がないだと・・?
    ttp://signalzigzag.blog59.fc2.com/blog-entry-344.html
    [ 2009/07/13 10:50 ] [ 編集 ]
    この手の話好きだけど、
    >>94-95みたいな明らかな作り話、しかも出来の悪いの
    張られると冷めるw
    [ 2009/07/13 10:56 ] [ 編集 ]
    やたらと山の話が多いのはなぜだ?
    おれも子供のころ、山で一人遊んでいるとやたらと人の視線を感じたり、ちょっとしたおかしな体験をしたものだが、やはり山には山の神のようなものがいたり、物の怪の類が住んでいるのだろうか?
    誰かの視線に関しては、どこの山を登っても感じるな。それも単に怖い・敵意みたいな視線だけではなく、なんだか祖父が孫を見守るようなあったかいそれだったりするから不思議なもんだ。
    みんなはどうだろう?
    [ 2009/07/13 10:59 ] [ 編集 ]
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