岡山市は9日、救急救命士養成のための職員出張旅費約429万円を着服したとして、市消防局の消防司令補(38)=岡山市中区=を懲戒免職処分にした。
市消防局によると、消防司令補は総務課総務係だった2005〜07年度、広島県などでの研修者計12人に対し、代理で取り扱った出張旅費計約997万円のうち約429万円を着服、残りを渡していた。「住宅ローンを払うためにやった」と話しているという。市は全額返還されたため告訴しない方針。