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全日本女子プロレス松永高司元会長死去

 都内の病院で死去した全日本女子プロレスの創立者で、元会長の松永高司さん
 都内の病院で死去した全日本女子プロレスの創立者で、元会長の松永高司さん

 2005年に解散した全日本女子プロレス(全女)の創立者で、元会長の松永高司さんが11日、間質性肺炎のため、都内の病院で死去した。73歳。東京都目黒区出身。家族および故人の意向で密葬の予定。日時未定。

 松永家の同族会社である全女を1968年に旗揚げ。三男である松永さんを代表に、4兄弟で運営した。「三禁(酒、たばこ、男)」「25歳定年制」といった独特の規則を掲げ、最盛期には200以上の地方興行を行うまでに成長させた。

 75年からフジテレビの中継が始まり、デイリースポーツの担当記者が解説を務めた。ビューティペア、クラッシュギャルズは一般層にまで人気が浸透し、ジャガー横田、ダンプ松本、ブル中野、北斗晶ら好選手を輩出。だが、97年に2度目の不渡りを出して事実上の倒産。経営は悪化の一途をたどり、主力選手の離脱が続いた。

 04年12月、松永さんは「負債が約30億円」と公表。05年4月の解散興行(後楽園)ではレフェリーを務め、ファンに頭を下げて37年間の歴史に幕を閉じた。その後は、療養生活を送っていた。

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