出雲市内の中学2年の少年(13)が父親(43)を殺害したとされる事件で、少年が父親からの暴力を中学校に相談し、学校側が父親と連絡をとった昨年11月以降も、父親の暴力が続いていたとみられることが10日、関係者への取材で分かった。
市教委によると、今年6月には、少年が担任に「学習や成績について集中力が欠けていることが気になる」と相談。少年は悩みを抱え続けていたとみられ、島根県警などは動機などについて慎重に調べを進める。
関係者によると、暴力は主に成績が悪かった時で、次第にひどくなっていったという。
市教委の会見では、少年は昨年11月、中学校に、成績のことで「父親から何度かたたかれた」と相談。中学校長は父親に市教委のソーシャルスクールワーカーとの面会を求めたが、父親は「気が向いたら連絡します」と、実現しなかったという。
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