中国新聞オンライン
中国新聞 購読・試読のお申し込み
サイト内検索

放火容疑者の古里に衝撃 '09/7/8

 優しかった子がなぜ―。大阪市此花(このはな)区のパチンコ店放火殺人事件で、高見素直容疑者(41)が大阪府警に逮捕されて一夜明けた7日、実家のある広島市安佐北区などでは「優しい子」というイメージと事件の凶悪さとのギャップに住民や知人は驚きと困惑の表情を見せた。「ひょうきんな子」という印象を強く残しながらも、すぐにカッとなる面があったとの証言もある。

 近隣住民によると、高見容疑者は幼少時代を安佐北区内で過ごした。小学校の同級生男性(41)は「魚など生き物が好きで近くの川でよく遊んだ。明るくひょうきんだった」と言葉を詰まらせた。小学校の卒業文集には、修学旅行先の秋吉台(美祢市)などを見学し、「美しい自然や動物を大切にしたい」と命の尊さについてつづっていた。

 広島県東部の県立高校を1986年3月に卒業した。担任だった元教諭男性は「律義でまじめなタイプ」と振り返る。当時の様子について「積極的に発言するタイプではなく部活もしていなかった。目立つ子ではなかったが、ひょうきんな面もあった」とする一方、ささいな言動を注意されたときに「くそったれ」と暴言を吐くなど短気な一面もあったという。

 高校を卒業後は職を転々とする姿も。元同僚(44)によると、安佐北区内の運送会社で20歳前後の約2年間、トラックの運転手をしていたという。「仕事でトラブルもなかったが長続きしないタイプのようだった」。約20年前、アルバイト先だった同区内の給油所の元上司(50)は「生活に困っている様子はなかった。地味で静かな印象だった」と振り返る。


  1. 父親殺害容疑で13歳補導
  2. 国際学院大がキャンパス集約
  3. シェラトンの開業、来年末に
  4. 放火事件受けパチンコ店点検
  5. 出雲大社大屋根25日から公開
  6. 「不適格」業者を入札で排除
  7. 広島知事選は11月8日投開票
  8. 米露合意に被爆者が期待感
  9. ヒロシマ訪問へ「ゲン」一役
  10. 青少年センター存続へ勉強会
  11. 発熱相談センターを縮小へ
  12. 管理区域外に放射性物質
  13. 主婦の就職相談コーナー盛況
  14. 市民が小学英語授業を補佐
  15. 造船技能伝承で大臣表彰へ
  16. 高齢世帯に火災警報器を給付
  17. 高校野球広島 如水館が安定
  18. 町が野生生物保護条例制定へ
  19. 福山空襲テーマに遺跡展
  20. 職員の酒酔いは免職か停職に
  21. 図書館が連携し郷土産品紹介
  22. レンコン消費拡大へビデオ
  23. ドームなど七夕ライトダウン
  24. 雨不足を克服イグサ刈り取り


MenuTopBackNextLast
安全安心