障害がある生徒らに体罰を続けていたことが匿名の投書で発覚しました。
東広島市にある特別支援学校の男性教師が、障害のある生徒らを黙らせるために口の中にエプロンを突っ込むなどの体罰を連続して加えていたことがわかりました。
この事実を隠していた校長も含め懲戒処分されています。
「教職員が教職員としての意識をどれだけ持って仕事に関わっているかということ」「障害のある子どもを預かっている教職員にそこらあたりの気配りとかそういうものを求められると思っています」
(榎田教育長 会見)
戒告の懲戒処分を受けたのは、東広島市にある西条特別支援学校の47歳の男性教師です。
県教育委員会によりますと、男性教師は去年5月、中学部1年の男子生徒が授業中に大きな声を出していたことからほほを平手打ちしました。
また今年2月には、中学部1年の女子生徒が大きな声を出していたことから、生徒が身につけていたエプロンを口に押し入れました。
さらに、この行為を目撃した別の生徒に口止めし、およそ2週間の不登校に追い込んだということです。
西条特別支援学校の小田和博校長は、体罰の事実を把握していましたが、匿名の投書で問題が表面化するまで教育委員会に報告していませんでした。
小田校長は、減給10分の1、1か月の懲戒処分を受けています。
今年度に入って県内の教職員に対する懲戒処分は、12件になりました。(7/10 19:45) |