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★第1回★ 『六ツ星きらりは、ここから始まった』
 



こにちわ、ディレクターのYow(ヨウ)です。

六ツ星きらりが発売されて半年を過ぎたということで、
開発時の様々な裏話を暴露するコーナーを設けてみました。

毎週金曜日頃に更新の予定です。
予定です、が、不定期になっても怒らないで……


それでは、早速いきたいと思います〜。

実は六ツ星きらり、当初の企画書から開発スタートまでに、
タイトルやらコンセプトやらキャラクターやらシステムやら、
もー何から何まで二転三転しております。

その変貌ぶりを知ってもらうため、
初期の企画案から色々抜粋してみようと思います。


では、下の企画案を見てください。

これが千世の第二弾を作るーって時に、
こんな感じでどうよ?と渡されたものです。
(それまで別の事やってたので、途中参加だったのです)


■タイトル
『ヒミツの地学部観測会』(仮題)

■ジャンル
ヒミツ合宿アドベンチャー

■ゲーム概要
『来たれ新入ドレイ!』
只今地学部では、観測会に付き添って荷物を運んでくれるドレイを募集しています。
詳しくは3−B轟まで

「――なんだコレは…」

一年の頃から地学部の変な噂は耳に入ってきていた。

曰く、女だらけの天体観測
曰く、地学とは名ばかりで宇宙人と交信し秘密の契約を結んでいる

山岳部に属していた俺は、星を見るのは好きだった。
だから、マドカから地学部の合宿の話を聞いた時には、
怪しい噂が頭をよぎりこそしたが、同好の士を見つけた気分だった。
時には重い観測機材を持って事も有るらしく、
女の子だけではツライという話を聞かされては断れるはずもなく、
成り行き的に次回の観測会に俺も参加することになってしまったのだ…。

■コンセプト
ヒミツの週末H合宿。
週末のHな合宿と普段の学園生活を交互に描く事により、
肉体関係の有る相手と第三者の居る学校で顔を合わせる
うすらハズカシさを描くと同時に、
また定期的に週末に合宿が有るため、
Hな展開への期待感を煽ります。

■舞台
その学園の創設当時から有る地学部のお話。 (地学部=天文部)
地学部という部は活動内容的に他の部に比べて
観測会という名の合宿が多くなる。

■地学部
一般的には天文部と呼ばれている部活。
「地学部」という名称は一般的な天文部と同義。
設立の古さのために地学部という名称で有り、
また歴史の古さ故名称変更も難しい。
活動内容は場合に因っては地質調査等に関する物も含まれる。

■キャラクター




●主人公 岡田 聡史 (おかだ さとし)

二年生になったばかり。 一年生のときは山岳部に所属していた。
完全地元民。 現在、両親が海外に居る為、
学校の近くに一人暮らしをしている。




●ヒロイン1 地学部部長 轟 悦子 (とどろき えつこ)

世界征服をもくろむ悪の秘密結社(自称)一族の末裔。 陰陽道をはじめとする東洋魔術に精通している。 野望のために宇宙人を利用しようとする冷酷?な面と、 自分に対して何かと正義感を発し、 敵対してくる地球防衛巫女に対しては、 さりげなく情をかけると言う人の良い面をあわせもつが、 基本的には俺様でジャイアニズムにあふれた漢女である。 巫女の住むぼろアパートの隣に位置する超豪邸に住むお金持ち。 地球防衛軍の存在なんぞは、彼女たちの一族にとって「へ」である。 登場人物中のヒエラルキーは恐らく一番上。

 




●ヒロイン2 同級生の地学部員 マドカ=ミハルセア

宇宙人の子供の頃からの幼馴染で実は吸血鬼という平凡な少女。 いつからか主人公の体液を付けねらうようになり、 ストーカー的に付け狙うようになる。 バンパイアの例に漏れず、貧血もちで直射日光が苦手、 黒を基調にしたゴスロリファッションに美学を感じている。 性格は主人公(の体液)に関して変質的に執着する以外はごく普通。 微妙な対立関係にある部長と巫女の間を どっちつかずで都合のいいように行き来する、蝙蝠的な面も。 最近、主人公だけでなく宇宙人にも 食べたらどんな味がするのかと言う点においてのみ、興味津々。

 




●ヒロイン3 1年生の地学部員 妙蓮寺 茂兎子 (みょうれんじ ときこ)

貧乏で常におなかをすかしている地球防衛少女。 どこぞの地球防衛軍に所属しているらしいが、 組織の実体はようとして知れない。 一説によれば本部は肉屋の二階とか。 部長の家の隣のぼろアパートに住んでいる清貧洗うが如し。 地球の敵として部長と敵対関係にあるが、 実は敵対関係というよりは部長にどーんと胸を 貸されてしまっている状態と言うことに、本人は気が付いていない。 性格そのものは非常に真面目で、授業態度も極めて良いが なぜか成績は下から数えたほうが早い。 最弱。

 




●ヒロイン4 宇宙人の地学部部員 通称ミオ

何も考えていません。 地球にいる理由も目的も語らないのではなく本人も良くわかっていないため。 海月のように流されるままと言う、素敵生き様です。 宇宙人という出自のせいで、部長にはいいように利用され 巫女には勝手に悪と見なされ 吸血娘には珍味として付け狙われる不幸?なひと。 学ランの下には見ると一生後悔するような秘密が隠されているとかいないとか。 宇宙人のくせに地球の現代風俗文化に異様に詳しかったり。

 

はい、舞台設定などに関しては、もはや影も形もありませんね(笑)
この時点から受け継がれているのって天文部って事と
合宿がメインって事くらいです。

キャラクターの設定もなんとなく雰囲気が残ってる位ですねー。
逆にキャラデザのほうは、今とそれほど大きくは変わってません。
空ちの雰囲気と「胸」が違うくらい(笑)

注目なのは、この時点では部長がメインヒロインな事。
そして、何故か慧がいません。
これについては後々で別に書きますね。

そんな感じで、第一回目は原案の暴露に終始してしまいましたが、
次回の更新では企画案の変遷について書き連ねて行こうかと思います。

ではでは、次回をお楽しみに〜。



★六ツ星きらりQ&Aコーナー★

次回から六ツ星きらりについての、
ちょっとしたQ&Aコーナーをやってみようかと思うんで、
質問・疑問などなど、絶賛募集中です〜。
六ツ星きらりじゃなくてもOKですよ、
千世についてとかスタッフについてとか。
なお攻略やヤバイ質問には答えられないので、あしからず。


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