レンタルお姉さん:ポルノ上映差し止め求め仮処分申請

2009年7月8日 20時41分 更新:7月9日 11時58分

 ひきこもりの若者らの社会復帰を支援しているNPO法人「ニュースタート事務局」(千葉県浦安市)は8日、女性スタッフの名称として使っている「レンタルお姉さん」をタイトルに使用したポルノ映画を製作した「新日本映像」(東京都文京区)に上映差し止めを求め、東京地裁に仮処分申請した。

 NPO法人は98年から「レンタルお姉さん」と呼ばれるスタッフを派遣し、ひきこもりや不登校の若者が社会とつながりを持つことができるよう手助けしてきた。一方、新日本映像は06年以降、映画「レンタルお姉さん欲望家政婦」を配給し、全国で上映されている。NPO法人は「混同されて、長年の活動で得た良好なイメージや評判に悪影響を与える」と主張している。

 NPO法人の「レンタルお姉さん」の吉田寛子さん(26)は会見で「私たちだけでなく支援を受けた若者が傷つくことを心配している」と話した。新日本映像は「映画倫理委員会とともに精査したい」とコメントしている。【伊藤一郎】

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