(cache) 京大で100人雇い止めへ 非常勤職員、10年度から - 47NEWS(よんななニュース)
  47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  【PR情報】
  【PR情報】
  •  ニュース詳細     

  •  契約期限を迎える非常勤職員を「雇い止め」にする京都大=京都市左京区

    京大で100人雇い止めへ  非常勤職員、10年度から

     京都大が2010年度中に契約期限を迎える非常勤職員約100人について、契約を更新せず「雇い止め」にすることが23日、分かった。

     厳しい財務状況を背景に、各地の国立大でも同様の動きがあり、学内からは「非常勤職員が教育、研究活動を支えている職場の実態を考慮していない」と反発の声が上がっている。

     雇い止めの対象となるのは、05年度に採用された非常勤職員。京大は05年3月に就業規則を改定し、同年4月以降に採用された職員の契約期限を上限5年としたため、10年度以降は契約満了となる職員がいる。

     京大によると、昨年12月現在、時給制で働く非常勤職員は約2600人。うち約1300人は就業規則の改定後に採用された。京大職員組合の調査では、少なくとも90人が勤務継続を希望しているという。

     国から京大への運営費交付金は毎年約10億円ずつ減額され、常勤職員数や人件費も抑制傾向が続いている。

     一方で研究室などの職場では、削減された常勤職員の仕事を肩代わりし、非常勤職員の負担が実質的に増えているという。

     京大人事企画課は「非常勤職員の業務は臨時的で補助的。雇用期間の上限は採用時に個別に伝えており、トラブルにはならない」としている。

      【共同通信】

    ソーシャルブックマークへ投稿: ソーシャルブックマークとは
    ロード中 関連記事を取得中...