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元非常勤職員2人が京大提訴 「雇い止め無効」と主張

2009年07月01日 16:39

 京都大との非常勤職員の契約を更新されず「雇い止め」にされた男性2人が1日、京大に職員としての地位確認と賃金支払いを求める訴訟を、京都地裁に起こした。

 訴えたのは、井上昌哉さん(37)と小川恭平さん(40)。訴状によると、2人はことし3月に雇い止めになったが「これまで継続して契約更新しており、4月以降の契約継続に合理的期待があった」と主張している。

 井上さんは「低賃金で働かされて、すぐに首にされることはおかしい。声を上げるべきだと思った」と、提訴に踏み切った理由を話した。

 京都大は「訴えも、具体的な内容も、訴状も確認できていないので、今のところコメントできない」としている。

 2人は雇用期限の撤廃を求めて大学内で座り込みを始め、雇い止めになった後も続けている。京大は、ことし4月に「不法占拠だ」として、2人に土地明け渡しを求め提訴している。



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