狂想 主に朝日のゆんゆん投稿(準備中)

新聞(主に朝日新聞)に掲載された愉快で面白い投稿を論評つきで紹介します。

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Author:狂想
このブログは新聞(主に朝日新聞)に掲載された面白い投稿を軽いツッコミ付きで紹介するものです。
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小学生が考える選挙

2007/07/20(金) 02:42:58




自衛隊のこと キミどう思う
通信教育指導員 川戸 珠実(横浜市保土ヶ谷区 39歳)


 「自衛隊は必要だと思う。それとも必要じゃないと思う」。 
 学校で聞きかじってきたのか、小学6年の息子が尋ねてきた。

 「キミはどう思う」「必要ないよ、憲法で禁止されてるし」「でもよその国が攻めてきたらどうする」。
 うーんと口ごもる息子に、答えのつもりで日頃考えていることを語ってみる。

 「よその国が攻めてきたらっていう私の前提がおかしいんだよ。攻めてくるとしたら、何か原因があるからだよ。だとしたら、原因をつくらないことがまず大事じゃない。よその国と仲良くできる外交政策をとることの方が、武器を持つより国を守ることになるという考えでどうだろう」。

 私たち自身は外交政策を決めたり、友好を進める法律を作ったりすることはできないけど、それをやってくれる代表を選ぶことはできる。
 そこまで話すと、「ああ、選挙だ」と息子。

 今回の参院選は憲法改正の発議に関わる可能性のある議員を選ぶ初の選挙だ。
 息子と会話するうちに、年金問題や閣僚の不祥事などで、この争点がかすんでいるのが心配になった。

(2007年07月20日 福島版 07参院選特集)


うわぁ〜〜凄くよく出来た息子さんですねぇ。
小学6年生で、「ああ、選挙だ」ですよ。

まぁ、逆に言えば「専守防衛を貫く上で軍事力は必要である」との意見に対してよく使われる「攻めてくるとしたら、何か原因があるからだよ。だとしたら、原因をつくらないことがまず大事じゃない。よその国と仲良くできる外交政策をとることの方が、武器を持つより国を守ることになる」との意見に、コロッと騙されるのは子供だからであるとも言えますけどね。

もしも、その意見が正しいならば、「殺された人間は他人と仲良く出来なかったから殺された」と言えてしまいますし、「空き巣に遭った人間は近所と仲良く出来なかったので空き巣にあった」と言えてしまいます。
だいたい、この理論では「中国が日本軍に侵略されたのも、日本と仲良く出来なかった中国が悪い」ということになり、「朝鮮が併合されたのも日本と仲良くできなかった韓国が悪い」ということになるのですが、この投稿者は大丈夫なのでしょうか?

ほんと、こういう思想を持った人間の歴史観や倫理観というものを本気で知りたいものです。
なんだか全ての歴史は権力者の蛮行の歴史であり、日本が絡む全ての歴史は日本が悪いで統一されているような気がしてなりません。

「周囲と友好的にしていれば、自分は大丈夫♪」なんて意見は、小学生でも高学年になれば鼻で笑える者も出てくるのではないでしょうか。
人間と付き合って行く以上、誰もが周囲と友好的な関係を結びたいと考えているはずですし、それでも他人と衝突したり喧嘩したりする理不尽さは小学生でも学んでいるはずです。

そして、「保険金目的で殺された」という事件を通して人の罪深さを知り、「好きだから殺した」という人間の心の非合理性を理解し始める頃でしょう。
もう少し世の中を見渡せば「ポストが赤いから殺された」という常人には理解できない理由で殺されることだってあることを認識するはずです。

子供が大好きな怪談や都市伝説だって、基本は理不尽さに埋もれています。
その時に、日頃の行いよりも頼りになるのは自分自身の戦う力だけなんですよね。

また、現実に発生した軽犯罪や暴力事件は、非力だからこそ攻撃されたというケースが非常に多いことも注目すべき点でしょう。

見た目が筋肉ムキムキなマッチョよりも、非力そうな老人や女子供ばかりを精神異常者でも攻撃対象にしているのですから、いかに力の誇示が防衛に役立つか分りそうなものです。
実際、屈強な男性が被害に遭ったなんてケースは、怨恨の線以外で滅多にお目にかかりません。

ひったくり犯だって、狙うのは女性や老人ばかりです。
間違っても、100メートルを8秒で走りそうな人間なんて選ばないですよね。

だからと言って、周囲と友好的に接するという行為を否定する気はもちろんありません。
しかし、『力を放棄する為の処世術』として周囲と友好的にするとの方法を採用した場合、いつかは「いじめられても歯を食いしばって自身を省みる」道か、我が身を守る為「いじめを見て見ぬ振り」する行動を取らなければならないことを肝に銘じて置くべきでしょう。


それにしても、投稿の内容とは余り関係ないのですが、<年金問題や閣僚の不祥事>を問題にしないと、自民が圧勝しちゃいそうですよね。
どれも、自民にとってマイナスとなる要因ですので、朝日新聞としては不味いような気がしてなりません。
微妙な投稿TB:0CM:2
コメント

いつも思うんですが、
なぜ朝日新聞に登場する子供は特定の知識に精通しているのでしょうかねー。
偶然でしょうか?それとも子供をだしにすれば持論が正論化されるとでも思っているのでしょうか?
後者だったら、判断力のない子供を利用する、卑怯なやり方だと思います。
私も大学生です #-|2007/07/25(水) 19:18 [ 編集 ]

小学生高学年ともなれば歴史の授業でそのあたりにふれる事もあるかと思います。
私も南京事件の事を延々と聞かされた覚えがありますし。

前半の「よその国が攻めてきたら」という仮定は
国と国民を守る上でとても重要な事だと思うのですが、投稿者はそれを自分で覆してるんですね。
憲法改定、自衛隊の再定義を訴えている人たちは「仲良くできる外交政策」を採る事は
当然の前提として考えていると思います。
この方は当たり前の前提を斬新な解決策とでも考えているのでしょうか?
善隣外交をとっても尚、衝突というものは避けられないから防衛力も必要になってくる。

それとも、たとえどんな理不尽な、自国民に不利益をもたらす要求であったとしても近隣諸国の要求に従うべし、とでも言うのでしょうか。
たしかに、それなら戦争は起こらないでしょうね。実質的に占領されているのとなんら変わらないわけですから
August #wjmC3HJQ|2007/07/25(水) 22:25 [ 編集 ]
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