MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

ニュース: 政治 政局政策地方行政写真RSS feed

【選挙・ウワサの真相】こども手当はイバラの道…らしい「得する者あれば、損する者あり」 (2/3ページ)

2009.6.29 03:12
このニュースのトピックス民主党

 「民主党が政権を取れば月額1人2万6000円の子ども手当を支給します」。子供連れの母親の多くが足を止めた。

 「子供が3人いたら、3人分もらえるの」

 「そうですよ」

 「本当にそうなったら、助かるわ」

 神本は別の経験もした。

 今年3月、地元福岡で、4歳と2歳の子供を持つ母親から聞かれた。

 政府が導入した「子育て応援特別手当」についての質問だ。

 「うちは、もらえる?」

 神本は切り捨てた。「政府の施策は対象は3歳から5歳。民主党の子ども手当なら、すべての子供に月2万6000円よ」

 「えっ、そうなの。そっちの方がいいわ」

 神本は、子ども手当の力を実感している。

   □  ■  □

 「子育て費用を軽減します」。選挙でこれほど力を持つ「武器」はない。

 平成19年の群馬県知事選もそうだった。

 大沢正明が掲げたのは「中学生以下の子供の医療費完全無料化」。

 だが、いざ当選してみると「立候補の時は財源を把握できていなかった」(昨年11月の同県町村長らとの懇談会での発言)という現実が大沢に迫る。

 とにかくカネがかかる。県費だけで19年度11億円、20年度18億円、21年度25億円と膨れ上がり、22年度は36億円と推計される。市町村の負担分を入れると、同年度で70億円超だ。

 県幹部がいう。「なんとかできる金額だが、財源はこれからもあるのか。こういう政策は、やり始めると際限がなくなる」

 こんな時、福祉政策の常套(じようとう)手段は所得制限と自己負担。「一定の」所得ラインを引いて、それ以上の所得の人にはあげない。さらに「一定の」自己負担も求める。

[PR]
[PR]
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。