日馬富士は朝青龍と６勝６敗と互角

日馬富士（左）と申し合い稽古をした朝青龍

　名古屋場所（１２日初日・愛知県体育館）に向けて横綱・朝青龍と大関・日馬富士が３日、愛知県長久手町の鳴戸部屋へ出げいこした。

　日馬富士は朝青龍と６勝６敗と互角、スピードでは上回り「横綱とやれるのは光栄ですね。もっと厳しい相撲を取らなければ」と笑顔で話した。

　日馬富士に手を焼き、関脇・稀勢の里の右上手投げに横転した朝青龍は「一番元気な２人だからね。場所前にこういうけいこをすることが大事なんだ」とプラス思考。前夜にメールを交換してこの日の出げいこを決めた日馬富士に対しては「壁になりたい」と言う一方で、「強くなってるな。動きが速いわ。今日は褒めるしかないよ」と朝青龍は称賛の言葉を並べた。

　日馬富士に２勝１４敗の稀勢の里は「大関はスタミナも勢いもすごい。刺激になる。早く追い付きたい」と決意を話した。