検診を受ける高山勝成と王者のローマン・ゴンサレス=神戸ポートピアホテル
「WBA世界ミニマム級タイトルマッチ」(14日、神戸ワールド記念ホール)
高山勝成(真正)が神戸市中央区の同ジムで11日、世界戦3日前にもかかわらず3回のスパーリングを行った。軽快なフットワークと小気味いい連打で相手を圧倒。完ぺきな内容で世界戦前のスパーを打ち上げた。
疲れやダメージを抜くために、スパーは試合の1週間前までに終えるのが通常。高山もこれまではそうしてきたが、今回は異例の猛特訓に打って出た。「もちろん意図があってやっている。(意図は)内緒です」と不敵な笑み。しかし、絶好調ゆえの決断であることは間違いない。
午前中に神戸市内で行われた予備検診で、王者のゴンサレスを胸囲、胸厚で上回り「もっと大きいのかと思っていた」と余裕たっぷり。“怪物退治”へ準備は万全だ。V9戦に臨む長谷川も予備検診を行い、異常はなかった。