挑戦者・ロハス(奥)が見つめる中、予備検診を受けるチャンピオン・粟生=後楽園ホール展示場
「WBCフェザー級タイトルマッチ」(14日、後楽園ホール)
予備検診が11日、都内で行われ、王者・粟生隆寛(帝拳)が、挑戦者エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)を“子ども扱い”した。挑戦者と初めて対面した粟生は「昔、悪さをしたような顔。やんちゃな顔をしている」と、1歳上の挑戦者に先制パンチを打ち込んだ。
身長、胸囲など体格に関してはほぼ同じで、リーチで粟生が3・5センチ劣るだけだった。「もっと大きいかと思ったけど、そうでもなかった。全体的に細かった」と率直な印象を語り、試合に向けては「ワクワクしている」と笑顔で語った。
ロハスは、王者の“挑発”に対して「僕の小さいころは、まじめでよく勉強をした。悪さはしていないよ」と軽く流し、「リングの外ではお互いに尊敬し合っている。でも、リングに上がれば敵。ベルトは必ず持って帰る」と自信満々だった。