大分のニュース

バス横転事故 運転教諭「速度出し過ぎた」

[2009年07月12日 08:43]

記者会見で頭を下げる高橋和治校長(左から2人目)や藤久保茂己野球部監督(右)ら=11日午後、宇佐市の柳ケ浦高校

 大分県日出町の大分自動車道で11日、全国高校野球選手権大分大会の開会式に向かっていた宇佐市の柳ケ浦高校の野球部員を乗せたバスが横転した事故で、バスを運転し、自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕された同校教諭で野球部副部長の不破大樹容疑者(26)=宇佐市江須賀=が、「速度を出し過ぎ、ハンドル操作を誤った」と供述していることが県警への取材で分かった。県警は12日、容疑を自動車運転過失致死傷に切り替え、大分地検に送検する。
 県警によると、事故は11日午前8時半ごろ発生。バスに乗っていた部員46人のうち2年の吉川将聖(しょうせい)君(16)=奈良県桜井市出身=が死亡。5人が重傷、37人が軽傷。吉川君は左後部の座席にいて、横転したバスの約10メートル後方に倒れていた。死因は頸椎(けいつい)損傷だった。
 現場は宇佐別府道路方面から大分自動車道への流入路。左カーブで制限速度は40キロ。県警によると、バスは左側の壁に衝突後、右側の壁にぶつかり、車体の左側を下にして横転した。
 同校によると、不破容疑者は昨年4月に採用され、同6月に大型自動車の免許を取得。専任の運転手もいたが、部員の遠征の際には運転手を務め、事故現場は何度か通ったことがある。毎日、学校から練習場まで約3キロの道のりで部員を送迎、今年6月には長崎県までの長距離運転もこなしたが「まだバスの運転に慣れつつある段階だった」と説明した。
 事故の前日に、同じく大型免許を持っている野球部の野中宣孝部長が「運転しようか」と尋ねたが、不破容疑者は「大丈夫だ」と断ったという。

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