“元ガケっぷちアイドル”のドン底女の最後の砦は志村けん

“元ガケっぷちアイドル”のくまきりあさ美（２９）が必死にがんばっている。

　初代「チェキッ娘」で、ここ数年は仕事が少ないことをアピールしながら「ガケっぷちアイドル」を自称して親しまれていたが、昨年９月に長年所属していた大手芸能事務所のホリプロを退社。移籍した事務所も今年５月に解雇されて急激に露出が減り、最近は“ガケっぷち”とすら言われなくなっていた。

　そんなくまきりが、２日に志村けん（５９）が座長を務めるバカ殿の舞台「志村魂４」の公開舞台げいこに登場。主役はもちろん志村だが、くまきりもダチョウ倶楽部、桑野信義、小林恵美らレギュラー陣のひとりとしてお呼びがかかった。

　会見では、志村から「キレイどころの最年長」とイジられたり、「おまえが一番スケジュールあいてたんだよ」と厳しくツッコまれたりしながらも、「この子は“汚れ”でも何でもやってくれるから（ありがたい）」と言葉をかけられた。

　実際、舞台では志村が口から噴き出したものを顔に浴びる場面もあり、まさに体当たりで臨んでいる。

“フリー”になって仕事が激減しているくまきりにとって、面倒見のいい志村の存在は最後の砦といえる。志村も認める“汚れキャラ”をどこまで演じ切れるか。くまきりの今後を握る鍵はこれに尽きそうだ。

（日刊ゲンダイ2009年7月4日掲載）