マイケル特需でテレビに出ずっぱりデーブ・スペクターの懐事情

●ワイドショーの視聴率もアップ

　どっちの露出が多いだろうか。こんなふうに素朴な疑問を抱いている人も多いことだろう。亡くなったマイケル・ジャクソンとテレビコメンテーターのデーブ・スペクターである。ワイドショーや情報番組で見ない日がないほど、マイケル関連で出まくっている。

　デーブのレギュラーは「とくダネ！」（フジテレビ）や、「やじうまプラス」（テレビ朝日）、「サンデージャポン」（ＴＢＳ）などで、準レギュラー出演も多いが、ここにきて単発出演が急増し、マイケルといえばデーブとなっているのだ。

「マイケルの死後、テレビは“デーブ特需”状態です。マイケルに詳しいのがデーブしかいないためで、マイケル関連でデーブ以外にインタビューに答えたのはスタイリストを担当したという女性くらいしか見当たりませんからね。実はデーブは米国のエージェントを持っていて、マイケルの独自映像などを独占しているんです。情報がすぐ入ってくるし、テレビ局の現地リポートよりもその内容が正確で早い。各局ともデーブ争奪戦を展開中で、プロデューサーはデーブを押さえるしかありません」（マスコミ関係者）

　そこで、気になるのはギャラだ。デーブはテレビ出演でいくらもらっているのか。レギュラーは２０万〜３０万円というが、マイケル関連だけの単発出演の場合、５万円程度といわれている。それでもちりも積もればで収入は激増だろう。都心の高級マンションやホテルでの生活も余裕だ。

　今後、出番がどうなるかだが、ワイドショーや情報番組はマイケル報道で「どこも視聴率が平均で１％くらいアップしている」（ワイドショー関係者）というから、ミステリアスで疑惑やら新情報が続々出てくるマイケルを取り上げる番組は増える可能性もある。

　マイケル以上にデーブの顔を見る日々が続きそうだ。

（日刊ゲンダイ2009年7月7日掲載）