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鳩山氏「削除の中に寄付した方いた」 修正の誤り認める

2009年7月10日22時45分

 民主党の鳩山由紀夫代表の虚偽献金問題で、政治資金収支報告書の修正により献金記録が削除された複数の人が「献金した」と語っているとの朝日新聞の指摘について、鳩山氏は10日、日本記者クラブの会見で「(削除の中に)現実には寄付していただいた方も何人かいた」と認めた。修正した報告書にも誤りがあることを認めた形で、報告書の再修正が必要になりそうだ。

 実際の献金者を削除する結果になった今回の調査方法について、鳩山氏は「(実務担当の)秘書の記憶の中で、確実に寄付をいただいた方以外を、ミスではないかという発想のもと削除した」「(報告書の調査を依頼した)弁護士の判断で行われた」と話した。

 鳩山氏の献金問題は5万円以下の匿名献金が他の議員に比べて突出して多いなど、いまだに不明点も多く残る。「いつまでに解明するのか」との記者の問いに、鳩山氏は「私は当事者なので秘書と会うのはやめてほしいと言われている。今のところ弁護士に任せるしかない」と回答。

 国会で自ら説明をすることについては「私もそのような考えを持ったのは事実」としつつ、「党はそのような環境にはしたくないということなので、党の決定に従う」と明言を避けた。

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