(セ・リーグ、ヤクルト2−4横浜、9回戦、横浜7勝2敗、11日、神宮)大分・柳ケ浦高出身の横浜・山口が九回を無得点に抑え9セーブ目を挙げた。母校の野球部でこの日午前、1人が死亡するバス事故が起き「ああいうことがあったので気合が入った」と神妙な面持ちだった。
オフに帰省した際は、グラウンドを借りて練習もした。それだけに「同じ球場で練習した生徒なのでショックだった」。2点リードのマウンドでは先頭打者に四球を与え、直後に捕逸で二進を許す苦しい展開。しかし、続く3人を打ち取った。「ぼくはこういうことでしか元気づけてあげられない。このセーブは大事にしたい」と話した。(神宮)