私たちは普段あまり意識をしていませんが、知らず知らずのうちに、社会インフラとして、共同体から多大の恩恵を受けて暮らしています。私たちヒトという生き物は共同体から離れて一日足りとも生きていけない存在です。私たちは、好むと好まざるにかかわらず、そういう人工空間の中で生かされ生きています。したがって、ヒトがヒトとして「誠実」に生きるということの意味は、「獲得形質*1」を個人にとって無理のない範囲で共同体に還元するというところにあります。それが余分な脳を持ち、社会的動物として進化したヒトという種の特徴ではないでしょうか。 
〜ヒトはパンのみにて生きるにあらず〜。物質だけにこだわって生きるということは、ヒトとしてあまりに空しい生き方です。共同体との有機的なかかわりを深めていくところに、ヒトがヒトとして生きるということの意味があります。それが”ホロニクス”という言葉に込められた私たちの真意であり、私たちの明日への指針です。

*1知識・技術・物・金・その他、この世に生まれ出てから得たすべてのもの

What does it mean to live with human dignity?
Generally we are not aware, or we don't even realize that we benefit a lot from community infrastructure in everyday life.
Like it or not, we humans are to be in such a man-made environment that is designed for us to live.
Therefore, the meaning of living as a human, is to return one's "acquired characteristics (*1)" as many as possible to the community. Couldn't it make a human being, who is endowed with a large brain, and has been evolved as a social animal, different from the rest?

Man cannot live by bread alone.
Seeking for only material wealth would make one's life all too hollow.
The meaning of life with dignity lies in interacting organically with community.
This is what the word "Holonics" stands for, which represents our message,
and will be our guide to tomorrow.

*1) Everything we acquire after birth, i.e. knowledge, skills, material
objects, money, etc.


【写真】ホロニクスグループ代表 谷幸治 ホロニクスグループ会長
谷 幸治  Kohji Tani
The Chief Executive Officer

略歴
1948年5月2日生、徳島大学医学部卒業
1979年に谷病院を開設、「病院を治す医者」を志す。

現職
ホロニクスグループ会長
広域医療法人医誠会 理事長
財団法人仁厚医学研究所 理事長
グループ関連企業 会長
中国衛生部中日友好病院 病院管理顧問
関西経済同友会会員

私の履歴書
「持続する意志、そこに偶然は訪れる」
孔子の教えに従うと、私も「知命」を意識する年齢になりました。私の故郷は四国の徳島、川島町学という吉野川中流域にある小さな田舎町です。終戦後すぐ、昭和23年の生まれ、団塊の世代の真っ只中です。平成7年に他界した父は、大学卒業と同時に軍医として従軍、シンガポールでの捕虜生活を余儀なくされた後帰国、生まれ故郷の川島町学の地に内科小児科医として開業しました。青春時代のほとんどを戦争に捧げた父の人生でした。
南国徳島というイメージもありますが、私が小さい頃、冬には30センチもの雪が積もりました。真夜中に、雪の積もった山道を2時間も3時間もかけて往診に行く父の姿を今でも記憶しています。往診の帰り、春の山道で、母の為に一輪の花を摘んで帰る父の優しさを私は忘れたことはありません。昔の政治家には政治家井戸塀という言葉がありました。私の田舎では「政治家で貧乏したのはA代議士、医者で貧乏したのは谷先生」と言われるほど金銭には無頓着な父でした。そんな父の背中に、自然な形で「20世紀の赤ひげ」像を感じ取っていました。私にとって、「20世紀の赤ひげ」は極めて身近な存在でした。今では、そんな父を誰よりも尊敬しています。
大学卒業を控え、私には幾つかの選択肢がありました。父の後を継ぐ開業の道、大学人として生きる道、病院勤務の道、他。しかし、いずれの道も既成の道は私にとってしっくりと来ないものでした。私は学生時代から、漠然としたものではありますが、病院と社会との乖離を感じ取っていました。病院が病んでいるという思いが、私の背中を強く押したのです。若さは怖さ知らず、行動に駆り立てる何かがあります。私が「病院を治す医者」を志した背景には、良きにつけ悪しきにつけ父の影響が大です。
大阪には医者の親戚が沢山いたということもありますが、昭和52年の春、若さに駆り立てられるように大阪を目指しました。昭和54年12月、未来世界を想定し、激しい逆風の中を「病院を治す医者」として大阪市生野区に52床の谷病院を開設しました。勿論、その時の銀行の担保は自らの生命保険です。その後、新設、M&Aを繰り返し現在規模に成長しています。病院運営29年、私にはこのフィールドでの未来世界が見えます。戦後システム、戦後文化の大転換点を迎え、自らのVISIONを明確に提示することで、グループの発展を目指しています。
私は実務家として「一業に徹して、一隅を照らす」という生き方が好きです。「医魂商才」、医者の魂まで売り渡すつもりはありませんが、近代医療下では商才も必要です。曖昧で、混沌として、不条理なこの世界にあって、自らの「夢」を持ち続けることが知的野獣として生を得た私の道だと信じます。


「PHILOSOPHY」
未来社会
個と全体が有機的に調和する社会


イメージ


 
◆ Group Governance

ホロニクスグループの「理念」
社会の一員としての自覚を持ち、人が人として充実した人生を送るための
Total Health Care Serviceを通して社会の発展に寄与することを自らの喜びとする。

医療・介護福祉事業グループの「理念」
新しい医療文化の創造を志向し、安全で良質な医療・介護福祉サービスの
提供を通して社会の発展に貢献する。

医療関連事業グループの「理念」
新しい健康文化の創造を志向し、人々の豊かな生命と健康生活の
向上への取り組みを通して社会の発展に貢献する。


【ホロニクスグループ本部 執行部体制】
席次
1. ホロニクスグループ会長:谷幸治
  医療法人医誠会理事長(社員)
  財団法人仁厚医学研究所理事長
  グループ全体戦略・医療経営全般
  
2. ホロニクスグループ特別顧問:早川徹
  医療法人医誠会理事長補佐(社員)
  医療質を中心に医療経営全般
  
3. ホロニクスグループ副会長:谷芳治
  潟zロニクス代表取締役社長
  NPO法人未来プロセス理事長
  財団法人仁厚医学研究所理事
  経営全般、医療情報 
  
4. ホロニクスグループ専務理事:房本英之
  医療法人医誠会 医誠会病院院長
  医療法人医誠会理事
  医療統括
  
5. ホロニクスグループ専務理事:高山俊博
   潟zロニクス取締役専務
   経営全般
  
6. ホロニクスグループ常務理事:丸川征四郎
  医療法人医誠会 医誠会病院院長補佐
  医療法人医誠会理事
  救急分野を中心に医療経営全般
  
7. ホロニクスグループ常務理事:吉崎洋
   潟zロニクス取締役常務
  財務経理
  
8. ホロニクスグループ常務理事:蔵野恵造
   潟zロニクス取締役常務
  医療法人医誠会 医誠会病院経営副院長、事務局長兼務
  財団法人仁厚医学研究所理事
  経営企画、医療政策
  
9. ホロニクスグループ常務理事:田中通夫
  潟zロニクス取締役常務
  医療関連事業、グループ会社統括 
  
10.ホロニクスグループ常務理事(業務)代行:芦田康示
  潟zロニクス取締役部長
  総務人事

監査役
  顧問弁護士     中村宏
                 中村豪
  顧問公認会計士 樋口秀和

顧問
  弁護士   小池祐樹
  税理士   中谷健良
  税理士   廣瀬俊邦
  税理士   藤本良枝
  社労士   高槻隆二
  危機管理 田村一雄


◆ホロニクスグループの事業形態及び事業内容

ホロニクスグループはTotal Helth Care Serviceを通して常に新しい文化を発信しています。
医療質と経営質の両立は経験的に可能だと認識しています。


病院改革に取り組む二大テーマ
 
日常生活の延長線上としての医療供給体制の構築を目指して、
 (1)供給者側の便宜を優先して作り上げた運営システムを受給者の視点から見直し、
 顧客重視の立場より再構築する。
 (2)顧客プライバシーは最大限に配慮しながらも、診療成績・運営情報を積極的に社会に開示して
 自らの存在価値を社会に問う。

未来への挑戦 ⇒「特別講演」(学会発表)
 
新しい価値の創造 「ISEIKAI RENAISSANCE」
 新しい時代に新しい形 「Medical Mall」
 高質な医療を提供する先進的医療施設の構築と、それを中核とする豊かな健康と
 美容・アンチエイジングの創造を目指すテーマパークの建設
 医療と代替医療(健康食品、他)
 医療と未病医療(健康診断、他)
 医療と運動(メディカルフィットネス、他)
 医療と美容(医療美容、他)

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グループ施設機能主体別分類

1.医療事業グループ


    T群 ----- 急性期病院・・・327床
        ⇒ 各診療科がセンター化した次世代型/都市型総合病院「医誠会国際病院(560床)」

    U群 ----- 「急性期+亜急性期+回復期」型病院群・・・634床

    V群 ----- 「一般+療養」「精神+療養」型病院群・・・1381床

    W群 ----- 透析クリニック群・・・5施設(195台)
            
   ※養細胞治療専門クリニック ------ 新大阪がん血液内科クリニック

2.介護福祉事業グループ
   

    X群 ----- (A)介護老人保険施設群・・・422床
             (B)グループホーム群(障害者共同生活援助事業)・・・1ヶ所

     Y群 ----- 居宅介護支援事業所群・・・6ヶ所

     Z群 ----- (A)訪問看護ステーション群・・・6ヶ所
              (B)訪問鍼灸治療院群・・・2ヶ所

3.医療関連事業グループ
 (株)ホロニクス
     社会貢献企業(CSR: Corporate Social Responsibility)
     病院後方支援会社
     医療経営コンサルタント業、医薬品販売業、人材派遣紹介業、他
 (株)メディカルイメージ
    医療画像分野(電脳工房)
    URL http://www.medical-image.co.jp/
 (株)メディフード
    健康食品分野 
    主力商品:清清流流サプリ
    URL http://www.medifood.jp/
 (株)イムノテック
     再生医療分野
    URL http://www.immunotech.co.jp/
 (株)インフォネット
    医療情報分野(電子カルテ、他)
    URL http://www.infonet-kk.co.jp/
 (株)メディカルオフィス
    医療人材紹介分野(医師看護師紹介業)
    URL http://www.medicaloffice.co.jp/
 (株)メディカルアプローチ
    医療美容分野 
    主力商品:シルキィローションN&S
    URL http://www.medicalapproach.jp/

4.NPO法人「未来プロセス」
 社会貢献及び国際貢献(地球緑化運動への協賛)
 中国内モンゴル地区植林活動(年一回/初夏)
 健康フォーラムの開催、他


◆公開講座及び院内外の学術集会

市民公開講座健康フォーラム(1/Y・秋)
・・・NPO法人「未来プロセス」主催
市民公開講座(疾病別)
地区医師会との勉強会(随時)
各部署院内研究発表会(1/Y)
グループ内合同研究発表会(1/Y)


◆社会貢献(CSR)

CSR(企業の社会的責任)
=corporate social responsibility

ホロニクスグループは医療・介護福祉事業を通して雇用の促進、
地域の活性化に貢献しています。


( 1 )医療・介護福祉事業は(官民問わず)事業内容そのものが社会貢献度の高い事業です。

( 2 )医療・介護福祉事業は典型的な労働集約型事業であり、
   医療・介護福祉施設は雇用の促進に大きく貢献しています。
  ホロニクスグループは平成21年4月現在約3000人の常勤職員を雇用しています。

( 3 )納税行為を通して国及び地方に貢献しています。
   医療法人医誠会を中核とするホロニクスグループは過去10年間で
   累計5,121,986,635円を納税しました。

( 4 )ボランティア活動を通して、国際社会及び地域社会に貢献しています。
   内モンゴル・クブチ砂漠への植林活動を通して、国際貢献、並びに地球環境保護への試みを
   続けています。
   市民公開講座、等、多くの無料公開講座を主催して地域社会に貢献しています。

( 5 )(東淀川)医誠会病院は救急医療への積極的な取り組みを通して地域社会に貢献しています。


◆共同研究及び公的事業参加履歴

@2006年10月
第4回中日友好循環器病シンポジウム
   共催:中国衛生部 中日友好病院
     :財団法人循環器病研究振興財団
     :国立循環器病センター
     :神戸市立中央市民病院
     :医療法人医誠会 医誠会病院
     :NPO法人未来プロセス

ピンクリボンフェスティバル2006 神戸大会
   主催:ピンクリボンフェスティバル運営委員会
   後援:厚生労働省、(社)日本看護協会、東京都、兵庫県、宮城県、
       (株)BS朝日

A2007年4月
関西医科大学との共同研究
   自己血清による自己線維芽細胞培養とその移植を目指した実験研究

B2007年10月
ピンクリボンフェスティバル2007 神戸大会
   主催:ピンクリボンフェスティバル運営委員会
   後援:厚生労働省、(社)日本看護協会、東京都、兵庫県、宮城県

C2008年10月
第5回中日友好循環器病シンポジウム
   共催:中国衛生部 中日友好病院

ピンクリボンフェスティバル2007 神戸大会
   主催:ピンクリボンフェスティバル運営委員会
   後援:厚生労働省、(社)日本看護協会、東京都、兵庫県、宮城県

◆ホロニクスとは

個と全体が有機的に調和するという意味で、未来社会における個人と組織(社会)との理想的共生関係 を象徴する言葉です。職員一人ひとりが自立して輝き、組織全体が調和して輝く。そんな有機的組織体 をイメージしています。

◆ホロニクスグループの概要

42施設
(38施設+エスペラルケアプランセンター茨木、茨木医誠会病院訪問看護部、いばらき治療院、児島中央訪問看護ステーション)
総ベット数:2773床
総透析ベッド数:368台(クリニック195台、病院173台)
総従業員数:2771人(常勤のみ)


                                                 2009年6月1日現在

 



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