柳ケ浦ナインのバス横転　球児１人死亡、４５人負傷

横転事故を起こした、私立柳ケ浦高の野球部員らが乗っていたバス Photo By 共同

　１１日午前８時半ごろ、大分県日出町の大分自動車道日出ジャンクション付近で、全国高校野球選手権大会の地方大会開会式に向かっていた私立柳ケ浦高（同県宇佐市）の野球部員らが乗ったバスが横転した。杵築速見消防組合などによると、奈良県桜井市立桜井東中出身で２年の吉川将聖君（１６）が死亡し、１１人が大けがを負ったほか、３４人が軽傷で病院に搬送された。負傷者は計４５人。

　県警などによると、バスには計４７人が乗っており、有料道路から大分自動車道に合流するための左カーブを走行中に側壁に接触後、車体の左側を下にして横転。当時は雨が降っており、スリップしたとみられるという。

　同校によると、部員らは午前８時ごろ、大分市内の野球場で開かれる開会式に向けて学校を２台のバスに分乗して出発し、横転したバスには控え選手の部員が乗っていた。開会式には、別のバスに乗っていたレギュラー選手が出場した。

　同校野球部は春２回、夏８回の甲子園出場の強豪。今大会の初戦は１３日に予定されており、中津北と対戦する。

[ 2009年07月11日 10:06 ]