2009年7月11日 12時33分更新
6月の企業の倒産は県内で7件と前の年の同じ月を下回りましたが、負債総額は183億円あまりでことし最大となりました。
信用調査会社の「帝国データバンク」によりますと、6月の県内の企業の倒産は7件で、前の年の同じ月を下回りました。
一方、負債総額はおよそ183億7800万円で、4月に続いて100億円を超え、ことし最大となりました。
これは、真庭市のゴルフ場運営会社が倒産し、負債額がおよそ160億円となったほか、岡山市の建設会社が18億円あまりの負債を抱えて倒産するなど、1件あたりの負債額が大きかったためだということです。
業種別に見ますと、建設業が3件だったほか、製造業と卸売業、小売業、それにサービス業がそれぞれ1件となっています。
信用調査会社では「政府の緊急経済対策の効果を受けて、倒産は抑えられているが、受注や収益が回復しないため経営規模の大小にかかわらず倒産の不安を抱えた企業は多い。」と話しています。