金融店主強殺で無期懲役判決 静岡地裁
6月23日8時2分配信 産経新聞
静岡市葵区の消費者金融で昨年10月、店主の浅野仁さん=当時(63)=を殺害し現金などを奪ったとして、強盗殺人罪に問われた同区西瀬名町、元会社員、橋本卓也被告(38)の判決公判が22日、静岡地裁で開かれ、本間敏広裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。
弁護側は公判で、奪った現金は約110万円と主張していたが、本間裁判長は判決理由で「集計表の記載などから約150万円が持ち去られた」と認定。その上で「パチンコなどで借金を重ね、金銭目当てに犯行に及んだ。安易で利欲的な動機に酌むべき事情は全くない」と指摘した。
判決によると、橋本被告は昨年10月7日午後6時ごろ、同区御幸町の店舗内で浅野さんの首を手で絞めて殺害し、現金約150万円と貴金属類12点(約47万円相当)を奪った。
地裁では判決後、刑事裁判の記録を利用して被告に民事賠償請求ができる「損害賠償命令制度」に基づく審理も県内で初めて開かれた。申立人代理人によると、遺族が被告に数千万円の損害賠償を求め、手続きが順調に進めば4回以内の審理で決定が出る見通し。
弁護側は公判で、奪った現金は約110万円と主張していたが、本間裁判長は判決理由で「集計表の記載などから約150万円が持ち去られた」と認定。その上で「パチンコなどで借金を重ね、金銭目当てに犯行に及んだ。安易で利欲的な動機に酌むべき事情は全くない」と指摘した。
判決によると、橋本被告は昨年10月7日午後6時ごろ、同区御幸町の店舗内で浅野さんの首を手で絞めて殺害し、現金約150万円と貴金属類12点(約47万円相当)を奪った。
地裁では判決後、刑事裁判の記録を利用して被告に民事賠償請求ができる「損害賠償命令制度」に基づく審理も県内で初めて開かれた。申立人代理人によると、遺族が被告に数千万円の損害賠償を求め、手続きが順調に進めば4回以内の審理で決定が出る見通し。
最終更新:6月23日8時2分
- 静岡市葵区周辺の地図(縮尺1/30万)
- 縮尺: 1/75000の地図を表示 1/8000の地図を表示
- [ Yahoo!地図 ]