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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(217)
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相当に大胆なタイトルだ。
『週刊朝日』(7月17日号)、表紙に大きく「天皇の級友が進言! 皇太子さまの選択肢は別居治療 離婚 廃太子」。
天皇陛下の学習院初等科以来の同級生、橋本明氏(元共同通信記者)が7日に出した新刊『平成皇室論 次の御代へむけて』(朝日新聞出版)のパブ記事なのだが、別居、離婚、廃太子とは穏やかではない。
選択肢の1番目、別居については、〈「皇太子妃、そして妻、母という三つの役割を同時に果たす今の状況での治療は中途半端です。一度すべてから離れたほうがいいのでは」〉。
離婚。
〈「現行の皇室典範では、理論上も無理」〉〈「だが、皇室会議を経て結婚が認められるように、離婚という議論が行われてもいいはず」〉
3番目の廃太子。あまり聞きなれない言葉だが皇太子がその地位を廃することで〈現状でいえば、秋篠宮さまに皇太子の座を譲ること〉〈「今の状況下では、これがいちばん現実味があるのでは」〉。
橋本氏はこの本をきっかけに〈これからの皇室のあり方について国民的議論が起こることを願っている〉という。
今週の『朝日』は充実している。上杉隆さん(ジャーナリスト)の「麻生死に体政権動かすゾンビたち」、「政局ワイド『どげんもならん』この人たち」16本もおもしろい。グラビアの「アホウドリin小笠原 愛だろ、愛!」は素晴らしい写真だ。必見。
もうひとつ、かつての名物対談、徳川夢声の「問答有用」、石原裕次郎の回を再録したのはアイデアだ。(抄)ではもったいない。
『週刊新潮』(7月16日号)が板橋資産家夫婦殺人・放火事件を取り上げている。「捜査線上に浮上した 魔物が棲む『場末スナック』」。タイトルはおどろおどろしいが、中身は薄味だ。(『WiLL』編集長)
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