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2009年7月10日(金) 19:15 |
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修学旅行カルテルで排除措置命令
岡山市の公立中学校の修学旅行代金に関して、5つの旅行代理店がカルテルを結んでいた問題です。 公正取引委員会は独占禁止法にもとづき、このうち3つの旅行代理店に対し排除措置命令を行いました。
修学旅行代金に関してカルテルを結び、独占禁止法に違反していたのは、近畿日本ツーリスト、東武トラベル、トップツアー、JTB中国四国、日本旅行の5社です。 公正取引委員会は、このうち調査が入る前に違反行為を申告したJTB、日本旅行を除く3社に対して、10日付けで排除措置命令を行いました。 公正取引委員会の調べによると、5社は2007年4月、旅行代金の値崩れを防ぐために岡山市の公立中学校の2009年度以降の修学旅行代金について、貸切バス代金や企画料などの最低料金について取り決めを行ったということです。 排除措置命令を受けた3社は、独占禁止法を遵守する行動指針などを作り、公正取引委員会への報告などが義務付けられます。 しかし今年度分の修学旅行の見積もりは、カルテルにもとづく金額のままだということです。 今回の発表に関し、各社は再発防止に努めたいとコメントしています。
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