- 2009-01-30 (金)
- Hack - 脱獄/Jailbreak
-
iPhoneを脱獄(jailbreak)して何も考えずにOpenSSH入れてませんか?
そのiPhoneはいつか侵入されるかもしれません。この記事ではOpenSSHを安全に使うための設定をご紹介します。
2009-01-30 記事改訂:記事内容を全面改定しました。情報の追加、より安全な設定例に変更。
SSHが必要かどうかを考える
脱獄後のiPhoneの使い方を紹介した記事において『SSHでiPhoneに接続して作業すること』を前提としたものがあります。確かにiPhoneの内部を母艦からサクサクいじれる便利なツールです。しかし、後述しているような危険性もあります。もし貴方がiPhoneにファイルを転送したいだけならiFunBoxなどのツールを用いてOpenSSHを導入しないと言う選択肢があります。是非ご検討ください。
侵入されたら何がされる?
iPhone内部の情報は暗号化されていませんので大抵の情報が盗めます。
- アドレス帳 /var/mobile/Library/AddressBook/AddressBook.sqlitedb
- 着信履歴 /var/mobile/Library/CallHistory/call_history.db
- Cookies /var/mobile/Library/Cookies/Cookies.plist
- 予測変換用入力履歴など /var/mobile/Library/Keyboard/*.dat
- etc…
興味がある方はiPhone Forensics(洋書:Amazon)が大変参考になります。
また情報を盗むだけなくErica Utiliesで提供されるコマンドを使えば、現在値を取得する(findme)や周囲の音を録音する(recAudio)することもできます。もちろん電話もかけられます。(openURL tel://)
侵入された事例
実際に侵入された事例が紹介されています。
脱獄iPhoneに侵入された事例と関連情報。
(超最低限やること)root及びmobileユーザのパスワードを変更する
iPhoneにはユーザとして”root”及び”mobile”が登録されています。初期パスワードは両方とも”alpine”です。このままではあまりにも危険。OpenSSHを導入する、しないに関わらずパスワード変更はしましょう。
必須じゃないけどセキュリティー関連 - iphooone wiki
安全なパスワードとは - Google検索
(超最低限やること)SBSetttings/BossPrefsでSSHサービスをON/OFFする
手動での切り替えは厳密にはセキュリティではないと思いますが…CydiaからBossPrefsもしくはSBSettingsを導入することで、SSHサービスのON/OFFを切替えることができます。必要ないときは切ると言うのも1つの手段かと思います。ちなみにOFFにしていてもiPhoneを再起動すると自動でONになっちゃいます。(私は常にONだったりします。その分設定でフォローします。)
SBSetttings - ステータスバー(時計のあたり)をスリスリして起動します。
BossPrefs - ホーム画面のアイコンから起動します。
(最低限やること)鍵認証方式にする
長くても10文字前後のパスワードだけに頼るのではなく、鍵ファイルを持っていないとSSHログインができないような設定をしてみましょう。これをやっておくと安心感がぐっと増します。
以前はrootユーザでログインできる設定例としていましたが…2009-01-30 記事改訂に合わせてrootユーザではログインできない設定例に変更しました。
どうしてもrootユーザログインって方は手順を読み替えてください。
2.RSA認証キーの作成
・su mobileはsu rootに読み替える。
3.公開鍵の設置
4.秘密キーの設置
・/var/mobileの部分を/var/rootに読み替える。
5.sshd_configの調整
・PermitRootLogin yesにする。
参考サイト
SSH2: Secure Shell の利用 PuTTY, WinSCP
こちらが大変参考になります。私が説明する必要ないくらいですが備忘録代わりに手順を紹介。
1.PuttyでiPhoneに接続
iPhone上のmobile terminalでは入力が大変なので以下の作業はPC上から行います。
PuttyやUTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2などのツールをダウンロードしてSSH接続を行ってください。
2.RSA認証キーの作成
# su mobile
モバイルユーザになる…
# ssh-keygen -t rsa
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/var/mobile/.ssh/id_rsa):Enter
Created directory ‘/var/mobile/.ssh’.
Enter passphrase (empty for no passphrase):パスフレーズを入力(ログイン時に使います。ユーザパスワードとは違うモノを。)
Enter same passphrase again::パスフレーズを再度入力
Your identification has been saved in /var/mobile/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in /var/mobile/.ssh/id_rsa.pub.
The key fingerprint is:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx
3.公開鍵の設置
# cat /var/mobile/.ssh/id_rsa.pub >> /var/mobile/.ssh/authorized_keys
authorized_keysに公開鍵を追加して…
# rm /var/mobile/.ssh/id_rsa.pub
公開鍵はもういらないので消しちゃう
# chmod 700 /var/mobile/.ssh
権限を正しく設定(念のため)
# chmod 600 /var/mobile/.ssh/authorized_keys
権限を正しく設定(念のため)
4.秘密キーの設置
PCからWinSCPなどでiphoneに接続し、
秘密鍵ファイル(/var/mobile/.ssh/id_rsa)をPC上に移動します。
5.sshd_configの調整
/etc/ssh/sshd_configを調整します。sshd_configはCydiaからOpenSSHをアップデートすると上書きされますのでご注意ください。(折角の設定が消えちゃいます。)
mobileユーザのままじゃいじれないのでrootになる。
su
まずはバックアップを取りましょう。
cp /etc/ssh/sshd_config /etc/ssh/sshd_config.bak.YYYYMMDD
いじる。
vi /etc/ssh/sshd_config
以下が変更点です。
# HostKey for protocol version 1
#HostKey /etc/ssh/ssh_host_key
version1は使わない
PermitRootLogin no
rootユーザではログインさせない
#RSAAuthentication yes
PubkeyAuthentication yes
AuthorizedKeysFile .ssh/authorized_keys
公開鍵方式を使う
# To disable tunneled clear text passwords, change to no here!
PasswordAuthentication no
パスワード認証は行わない
6.サービスの再起動
launchctl stop com.openssh.sshd
launchctl start com.openssh.sshd
7.鍵を使って接続
SSH2: Secure Shell の利用 PuTTY, WinSCP
の[実際のログイン]を参考にして接続します。
windows+puttyなら以下のような手順になります。
- puttygen.exe起動
- [load]-[id_rsa選択]-[パスコード入力]-[save privatekey]-[id_rsa.ppkで保存]
- puttyjp.exeを起動
- [接続:SSH:認証]-[認証のためのプライベートキーファイル]-[id_rsa.ppkを指定]
※もしもSSHで接続できなくなってしまったら…
(iPhone上のターミナルより)sshd_configを元に戻して、サービスを再起動します。
そしたらパスワード認証で繋がると思うので設定を見直します。
(さらに安全にするために)さらに突っ込んだ設定例
これ以降はさらに突っ込んだ設定例などを紹介していきます。余裕のある方は是非。
LANからの接続に限定する
LANからのSSH接続のみ許可することもできます。/etc/ssh/sshd_configに以下のような1行を追加します。
AllowUsers mobile@192.168.0.*
192.168.0.*は環境によって変ります。設定を変更したらSSHサービスを再起動するのをお忘れなく。
launchctl stop com.openssh.sshd
launchctl start com.openssh.sshd
SSHのポート変更
/etc/ssh/sshd_configを以下のように変更してみましょう。するとSSHサービスのポートが変更され、悪意を持った単純な攻撃から”ちょっとだけ”守れるかもしれません。
Port 12345
上記の設定例ではポート番号が12345になります。ただし、これは接続するプログラムでポート番号を指定しなくてはいけなかったり、ファイアーウォールの設定をいじらなくちゃいけなかったりします。私は都合により22番のままです。ポート番号は1024以降で空いているポートを指定します。10000番台ですかね。設定を変更したらSSHサービスを再起動するのをお忘れなく。
launchctl stop com.openssh.sshd
launchctl start com.openssh.sshd
ログを取る
ログを取っておくとさらに安心です。
syslogd - iPhone iPod touchでsyslog for 2.0 - iPodayがsyslog取得に際して大変参考になります。私は/etc/syslog.confの中身を以下のようにして常にログを取るようにしています。
auth.* /var/log/secure
ログを読む
定期的にログをチェックしましょう。以下はログイン失敗例。
Jan 30 00:00:00 iPhone22 sshd[348]: ROOT LOGIN REFUSED FROM xxx.xxx.xxx.xxx
Jan 30 00:00:00 iPhone22 sshd[913]: Failed password for root from xxx.xxx.xxx.xxx
port 35637 ssh2
Jan 30 00:00:00 iPhone22 sshd[976]: Received disconnect from xxx.xxx.xxx.xxx: 14:
攻撃が連続しているときはSSHを切ったり、LAN環境だったらファイアーウォールを見直したりしましょう。攻撃者のIPアドレス(xxx.xxx.xxx.xxxの部分)をIPひろばなどで検索するとどこからの攻撃なのかわかります。
どんなアプリがどんな通信をしているのか知る
侵入のされやすさからいつも話題になるのはOpenSSHですが、ポートを開いているアプリケーションはそれだけではありません。lighttpd(HTTPサーバ)やVeency(VNCサーバ)などのサーバー系アプリケーションの導入は、OpenSSHと同程度に注意を払う必要があるかもしれません。
そして、どんなアプリがどんな通信をしているのか調べられるとさらに良いかと。たとえば…
ポートを空けているプロセスを列挙
lsof -i -P|egrep "(LISTEN|ESTABLISHED)"
ネットワークを流れているパケットをダンプ
tcpdump -s 1600 -X
Comments:43
- 匿名 08-07-31 (木) 2:56
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パーミッションの644 は600間違いじゃないですか?
そのまま試してつながらないと騒ぐユーザが大量発生したらいいですね - goodegg 08-07-31 (木) 9:34
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匿名様
ご指摘の通り”/var/root/.ssh/authorized_keys”は600ですね。
訂正させて頂きました。自分の設定は600でした…
ご指摘ありがとう御座います!!
- 匿名 08-08-17 (日) 20:18
-
自分はiPod touch使いです。
一応rootとmobileのパスワードは変更していましたが、
せっかくのsshなのにやり方が…と思っていたらここを見つけました。解説ありがとうございました。
大変分かりやすかったです。# iPhoneでJBってすごく危険なんですね。
# 3G経由でどこからでも入れちゃうなんて…ガクブル - goodegg 08-08-18 (月) 2:20
-
そう言って頂くと嬉しいです。
iPhoneでjailbreakしてOpenSSH入れて何もしていない人って実際どれくらいいるんでしょうね。
実際に攻撃される可能性は少ないとは思いますが….root権限でって怖さ倍増ですね。 - あつし 08-08-27 (水) 16:51
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最近JBしたのですがopennsshはインストしていません。
JBしただけならば他からアクセスされることはありませんよね? - goodegg 08-08-27 (水) 17:32
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あつしさんのご推察の通りかと思います。
shh入っていなければ当面は大丈夫かと存じます。ファイル転送だけなら以下のようなソフトでやってしまうっていうのもありです。
http://www.oshiete-kun.net/archives/2007/12/touchtouchexplorer.html
(ちょっと古い記事ですが…) - TTT 08-09-07 (日) 15:40
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はじめまして
winpwn-2.5のcustumで2.0.2からJB成功しました。
ありがとうございます。
その後、rootパスワードを変更しようと思いましたが、MobileTerminalでsu rootとpasswdコマンド入力後、パスワード入力がどうしてもできません。
installerでレポジトリiphone.sleepers.net/repo.xmlを追加し、SUID Lib Fixをインストールしようとしたのですが、This iPhone term fix, fixes an issue where you cannot login to any of the term apps after installing BSD subsystem v2.0 or newer.という内容のURLを見ろと表示されインストールできませんでした。
BSD subsystem v2.0はインストールしておりません。
cydiaを一度アンインストールしなければならないのでしょうか?
SUID Lib Fixに代わるソフトもしくは他にパスワードを入力するための方法がありましたら教えてください。
よろしくお願いします。 - goodegg 08-09-07 (日) 23:30
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TTTさんへ。
パスワードが入力できないと言うことですが..
1.MobileTerminal起動
2.su rooot
3.Password: 入力するがなにも表示されないって感じでしょうか。
3の時点では”なにも表示されない状態が正しい”んですが、
そんな勘違いでないですよね。
それならパスワード入力後、returnキー押せば解決なんですが…私もFW2.0.2 WInPwn(Custom)なんですが、
特段SUID Lib Fixなどはインストールしていません。Passwordを入力できないっていうのは…
入力するとアプリが落ちる/固まるんでしょうか、
それとも何かのエラーメッセージが表示されるんでしょうか。 - TTT 08-09-08 (月) 9:00
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>3の時点では”なにも表示されない状態が正しい”んですが、
そんな勘違いでないですよね。すみません、勘違いでした。
ちなみに、rootとmobileのパスを変更しただけではセキュリティ上安全とは言えないのでしょうか?
- goodegg 08-09-08 (月) 10:04
-
勘違いでも解決したようでよかったです。
>ちなみに、rootとmobileのパスを変更しただけではセキュリティ上安全とは言えないのでしょうか?
絶対と言うことはどんな設定していてもないかと思いますが、
たぶん大丈夫だと思います。私はipod touch FW1.1.3時代に、
passwdコマンドでパスワード変更すると問題が起きたことがあったので、
個人的にトラウマになっているのでその方法を実践&紹介していません。
(そのときは確かBSD Subsystemの問題かなにか。)以下のサイトではパスワード変更して、
特に問題ないみたいです。
(この方は+鍵方式にしてますが…)【iPhone hack 2】iPhoneにSSHで接続する。- aquadrops
http://aquadrops.jp/archives/522 - TTT 08-09-08 (月) 20:13
-
以下のサイトを見てパスを変えても問題が起きない様でしたので試みました。
http://www.laloopa.com/20080424/84/rootもmobileもパス変更しましたが、今のところ問題なく動作しております。
どうもありがとうございました。
- Pat 08-09-13 (土) 23:46
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記事に関係ないお話で申し訳ありません。。
脱獄済みで、iPhoneの画面の右上にSan Marcosという文字と、66°という文字が急に出てきたのですが、原因が
分からず困っております。原因、そしてなにか打つ手は考えられるでしょうか‥? - goodegg 08-09-14 (日) 0:02
-
San Marcosはきっと地名ですよね。
私はなったことないですね。
google先生にさっと聞いてもわかりません。
なんかアプリ入れたり、設定変えたりしませんでした? - Pat 08-09-14 (日) 0:23
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地名ですね!
私も調べましたが判りませんでした。
多分なのですが、WinSCPを使い、Winterboardのアイコンを一つ一つ拾って入れてた時から変わったような気がします。。
さっきは66°だったのが65度に下がりました(^-^;) - taku 08-09-24 (水) 22:03
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こんばんは。
JB初心者ですがいろいろと勉強させてもらっております。ありがとうございます。
以下の点について質問があります
2.とりあえずの設定 で2番目の
SSHを使わない時はBossPrefsでSSHをOFFにしておく([設定]から3GをOFF)
ですが、SSHをOFFにしたのであれば、3GをOFFにする必要が無いと思うのですがどうでしょうか?
- goodegg 08-09-24 (水) 22:53
-
>taku san
おっしゃるとおりです。
しばらく気付いてませんでした。
いまから直しておきます。
ご指摘ありがとう御座います。 - ... 08-10-14 (火) 1:46
-
rootとmobileのパスワード変更の参考に。
- goodegg 09-01-30 (金) 1:58
-
記事内容を全面改定しました。
・設定例をrootユーザでのログインOK -> rootユーザでのログインNGに変更。
・関連情報を追加。
何も考えないで記事書いていると冗長化が著しいなぁ。 - 知らない人 09-01-30 (金) 8:32
-
タイムリーな記事、どうもありがとうございます。
早速、変更させてもらいます。(もう、書かれている通りにしか出来ない素人ですが)
これで、SSHオンのまま忘れていても(たまにある)安全かなと思います。本当にためになる記事をいつもありがとうございます。
- 知らない人(素人の意) 09-01-30 (金) 11:15
-
連続で済みません。
結局、root接続に戻しました。Terminalコマンドに疎いもので、CyberduckのSSH接続で
かなりのファイル操作をしてます。root権限で実行するものばかりでした。(^◇^;) - goodegg 09-01-30 (金) 12:32
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sshログインは上記手順でmobileのみに限定して、ログイン後suコマンドでrootユーザになれば良いかと思います。その1手間がセキュアかと。
- jailbreaker 09-01-30 (金) 14:20
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ipodtouchを復元していて気づいたんですがiphoneの設定とitunesで出ていたんですがもしかしてバグ?
環境はvistaでipodはma623jです - 知らない人(素人の意) 09-01-30 (金) 20:19
-
goodeggさん、こんばんは。
Terminalでのリモート接続なら確かにsuでOKなんですが、Cyberduck(Mac)ではSFTPでmobile接続
した後にsu -> rootに切り替えられないんですよ。コマンド送信は出来そうなのですがうまく行きま
せんでした。
幸いというかCyberduckは鍵ファイルを選択出来るので、Terminalではid_rsaでmobile接続として、
もう一つid_rsa.rootという鍵ファイルを作ってこちらでCyberduckはroot接続するようにしました。 - goodegg 09-01-30 (金) 20:38
-
> 知らない人(素人の意) san
すみません。どんな風につかっているか分ってませんでした…
SFTP,SCPは”su root”は確かにできません。私の場合、ファイル転送はmobileユーザがアクセスできる所にコピーしてからか、i-FunBoxでやってますが…
(i-FunBoxはWindows向けのUSB経由でファイル転送するです。Mac向けはMacユーザでなく分りません…)ただ面倒なのも事実。
どっちゃにせよ、とりあえず鍵認証にしておけば大丈夫だと思います。
知らない人(素人の意)さんは実はそれなりにわかってらっしゃると思いますが…
本当にしらない人用にとりあえず一番安全なroot拒否の形の記事に改訂しました。rootが良いって方向けに記事内に補足追記しました。
- 知らない人 09-01-31 (土) 9:18
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ふざけた名前で済みません。
基本、SFTPで大部分操作してます。ファイルのリネーム、複製、パーミッション、編集ですら
iPhone上に置いたまま出来るんです。
本当に必要な最小限しか、Terminalは操作しません(出来ません)goodeggさんの記事にある
コマンドの羅列を意味も判らず打ち込んでいるレベルです。本当にいつも有用な記事ありがとうございます。(私的アンテナにも登録させて頂きました。)
- nobu 09-03-10 (火) 11:47
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はじめまして。iPhoneの購入を考え(契約の関係で買えるのは2ヶ月先ですが)いろいろと下調べをしているものです。
iPhoneはOpenSSHをダウンロード後WinSCPでroot接続をすることでファイルの管理が出来ますが、記事の中にあるようにキーファイルを作成しroot接続を禁止してしまった場合、WinSCPを用いてのファイル管理は出来なくなりますよね?
WinSCPでrootの代わりにmobileでRSA認証をして接続すれば同じことが出来るのでしょうか?ちょっと記事の内容とは逸れているかもしれませんがそこら辺を教えていただければ助かります。
- goodegg 09-03-10 (火) 22:04
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>nobuさん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り上記内容ですと…WinSCPでroot権限のファイルを持ってくることはできません。
上記記事ではrootでのアクセスを禁止して、mobileでのファイル操作を想定しています。1.PuttyなどでSSH接続(at mobile)
2.suでrootユーザになって、取得したいファイルをアーカイブし、mobileがアクセス可能にする。
3.WinSCPでSCP接続(at mobile)と手間がかかります。
これが面倒で堪らなければrootでの接続を許可するのも、ひとつの選択かと思います。
- nobu 09-03-10 (火) 22:28
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goodeggさん お返事ありがとうございます。
なんだかいろいろと難しそうですね。僕には対策方法がまだ良く分からないです(^^;;
root接続を許可してもmobileと同様キーファイルを作成しておけばセキュリティはほとんど問題ないですよね?
ところで、root接続を許可し、mobileと同じ公開鍵をrootにも入れて1つの秘密鍵で2つの認証を行うってのは可能ですか?こういう使い方が出来るのか不明ですが・・・。それとも、mobileとは全く別の公開鍵と秘密鍵を作らなければいけないのでしょうか?
- goodegg 09-03-10 (火) 23:06
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>nobuさん
こんばんは!>root接続を許可してもmobileと同様キーファイルを作成しておけばセキュリティはほとんど問題ないですよね?
何をやっても完璧なんてないとは思ってますが…十分だと思います。あとはBossPrefsやSBSettingsで必要ないときにSSHをOFFにしておくとかですかね。>ところで、root接続を許可し、mobileと同じ公開鍵をrootにも入れて1つの秘密鍵で2つの認証を行うってのは可能ですか?こういう使い方が出来るのか不明ですが・・・。それとも、mobileとは全く別の公開鍵と秘密鍵を作らなければいけないのでしょうか?
同じ鍵を使いたい!って思ったことがなく試みたことがないため、できるかどうか確定情報を持ち合わせていませんが…通常別の鍵にするかと思います。
- nobu 09-03-10 (火) 23:21
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こんばんは。 早い回答ありがとうございます!
>何をやっても完璧なんてないとは思ってますが…十分だと思います。あとはBossPrefsやSBSettingsで必要ないときにSSHをOFFにしておくとかですかね。
分かりました。とりあえず買ったらそういう方法にしてみます。もう一つの方は http://www.ibm.com/developerworks/jp/linux/library/l-keyc/ によると
「公開鍵はその生成後、アクセスしたいリモート・マシンにコピーすることができ、リモート・マシンは1つの私有鍵に対して認証を行うことができます。つまり、アクセスしたいすべてのシステムに対してそれぞれのキー・ペアを生成する必要はなく、たった1つのペアでよいということです。」
と書いてあるのでmobileと同じキーファイルでOKのようですね。なんか、自分で聞いた事なのに申し訳ありません。最初は脱獄のことすら良く分からなかったのですが、分かってくると非常に奥が深いですね^^;;
いろいろと調べていくうちにあれもこれも出てきてiPhoneがこんなに多様性があるとは思ってもいませんでした。
goodeggさんのこのページは非常に参考になります。分からないことがあったらその都度質問させていただくかもしれませんが、その時はまた是非教えてください。ありがとうございました。 - goodegg 09-03-11 (水) 2:29
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> nobu さん
きちんと調べて答えずにすみませんでした。
また参考URLありがとうございます!奥が深くて楽しいですよねぇ。
答えられることはお答えするので何かあればまたどうぞ。 - まるぼろ 09-03-26 (木) 14:56
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初めまして。JBとは何かと調べていたら、ここにたどり着きました。
質問よろしいでしょうか?アイコンを変更したり、メールの着信音を鳴らす。
という事をする場合、OpenSSHを入れないと出来かねるのでしょうか?
更に、JBした後、SSHを未使用でもrootとmobileのpassword変更をするべきなのでしょうか?
お返事お待ちしております。 - goodegg 09-03-26 (木) 23:01
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>まるぼろ san
はじめまして!App StoreのJailbreak版に相当するCydiaと言うソフトからアプリを導入する、i-FunBoxなどのUSB接続経由のソフトでファイルを見るだけならOpenSSHは不要です。
また個人的には必要性がなければOpenSSHをいれないことをオススメしています。用意されたアイコンなどに変更するだけならWinterBoardなどのアプリが、
メール(i.softbank.jp)の通知音を鳴らすならSBankNotifyと言うアプリがあります。パスワード変更についてはOpenSSH導入如何に関わらずオススメします。
Jailbreakは純正品よりもセキュリティ的には脆弱になります。(きちんと対応をしていれば堅強と言う考えかもありますが..)Jailbreakによってファイルシステムもオープンになりますし、OpenSSHに関わらず穴があった場合に、
パスワードを変更している方が良いと言う認識です。Jailbreakについてはどうしても自己の責任においてとなってしまうので、
納得いくまでお調べになってから実施してくださいませ。 - まるぼろ 09-03-27 (金) 0:08
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早速のお返事ありがとうございます。
大変参考になりました。それでは、OpenSSHは基本的にいれない方向で考えます。
メインが、アイコン変更と着信音なので・・。
簡易な質問にもかかわらず、お答え頂本当にありがとうございました。
また、何かありましたらサイトを熟考してみます。 - まるぼろ 09-03-27 (金) 0:08
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早速のお返事ありがとうございます。
大変参考になりました。それでは、OpenSSHは基本的にいれない方向で考えます。
メインが、アイコン変更と着信音なので・・。
簡易な質問にもかかわらず、お答え頂本当にありがとうございました。
また、何かありましたらサイトを熟考してみます。 - nobu 09-04-06 (月) 19:50
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goodeggさんこんばんは。お久しぶりです。
先日、念願のiPhoneを購入し早速いろんなところをいじくりまくっています。
今日、無事にiPhoneへの認証方式を鍵認証へ移行出来たのですが、
Terminalからviコマンドを用いsshd_configの設定を変えて鍵認証だけに切り替えたかったのですが、command not foundとなってしまい、viコマンドを受け付けてくれませんでした。
因みにPC側ではcygwinを使用しているのですが、cygwinでやっても同じようにcommand not foundと出てきて設定の変更が出来ませんでした。
何か思い当たる節がありましたらご教授願います。 - goodegg 09-04-06 (月) 23:55
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> nobu san
おひさしぶりです。
iPhone購入おめでとうございます!
壊さない程度にガツガツいじっていきましょう。さて、viコマンドですがCydiaからNew Viをインストールすると使えるようになりませんでしょうか?
- nobu 09-04-07 (火) 11:04
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New Viをインストールした途端に使えるようになりました^^;
まだまだ勉強が足りないようです・・・無事に鍵認証へ完全移行出来ました。ありがとうございました。これでひとまず安心といった所です。
syslogも取れるように設定を変えたいのですが、まだ良く分からないので勉強します。
- pine 09-04-20 (月) 16:18
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こんにちは。PC素人、iphone初心者です。
私は今週から長期で海外に行くのでsimロックを解除したいが為に脱獄をしました。yellowsn0wとopenSSHを入れ、root、mobileユーザのパスワードを変更もた上でdocomoのsimカードを入れたのですが使えませんでした。脱獄アプリは特に必要なくsimフリーにして海外でtextと通話と標準のiphone機能さえ利用できればいいです。時間がなく一人で焦っているのですが、リスクも少ない最良方法がわかれば教えて下さい。 - goodegg 09-04-20 (月) 18:12
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> pine san
コメントありがとうございます。
必要に迫られたことがないので正直SIMロック周りは情報・知識をもってません。yellowsn0wって脱獄方法等が限定されていませんでしたっけ?
ベースバンド(モデムファームウェア)のバージョンが対応している、していないうんぬん。。。
そんな程度の認識しかなく、申し訳ないです。SIMフリーにしないで…通話ローミング+データローミング停止って方法もありますが、通話料が高くなるから長期だと考えものですね。
参考::
http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/iphone3g-577d.html
http://www.kenkyuu.net/whatsnew/2009/02/iphone_abroad.html - mon 09-04-27 (月) 10:28
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最近脱獄したのですがOpenSSHはインストールしていません。
今後インストールの予定もありません。そこで質問ですがOpenSSHを入れていなくてもiFunBoxでファイルの操作ができますがこれって正常ですか?脱獄によって勝手にOpenSSHがインストールされてる事ってあるんですかね?
返答お願いいたします。 - baron 09-05-07 (木) 0:11
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初めまして、私バロンと申します。よろしく。
さっそくですが、iPhoneのOpenSSH導入で本記事を参考にさせて頂きました。ありがとうございます!(^^
また記事を読んでいて、少し気になったのでコメントさせて頂きます。
“1.PuttyでiPhoneに接続”の手順で、iPhone(サーバ)で秘密鍵と公開鍵を生成する手順になっていますが、鍵生成はiPhoneにSSH接続するコンピュータ上(クライアント)で生成することをお勧めします。
秘密鍵は、生成したコンピュータから外部へ持ち出さないことがセキュリティ維持になるので、iPhone上(サーバ)で鍵生成はしない方がいいと思いますよ。資料を探していて、いくつかわかりやすい記事を見つけたので以下にご紹介しておきます。
5分で絶対に分かるPKI - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/special/02fivemin/fivemin00.html公開鍵暗号方式 - IPA
http://www.ipa.go.jp/security/pki/022.htmlそれではまた。
- goodegg 09-05-08 (金) 22:22
-
>baron san
鍵を持ち出さないって言うのはおっしゃる通りですね!
コメント&URLありがとうございます。
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- iPhoneのOpenSSHを安全に使う設定(jailbreak後) from iPhone.goodegg.jp
- pingback from iPhoneNotes使いたさにJailBreakについて調べてみた — hibilog 2008 08-08-20 (水) 23:39
-
[...] iPhoneのOpenSSHを安全に使う設定(jailbreak後) - iPhone.goodegg.jp [...]
- pingback from [脱獄]iPhoneに入れているJailbreak向けアプリ | Web scratch 08-10-18 (土) 17:58
-
[...] るときに使ったりする。 OpenSSHも弄っとく。 iPhoneのOpenSSHを安全に使う設定(jailbreak後) - iPhone.goodegg.jp [...]
- pingback from iPhoneOS 2.2.1が来た。 « watrix 09-01-29 (木) 12:29
-
[...] ■Five Icon dock - FW2.0+でもdockにアイコンを5つに! ■OpenSSH - SSHで接続(セキュリティには注意!) ■MobileTerminal - [...]