大分市美術館で始まった「みんな大好きアンパンマン やなせたかしの世界」=10日午前
「みんな大好きアンパンマン やなせたかしの世界」展(大分市美術館、大分合同新聞主催)が10日、同美術館で始まった。「アンパンマン」の絵本原画やアクリル画の大作など166点を展示。ことし90歳を迎えたやなせたかしの多彩な創作活動の足跡や作品に込められたメッセージを紹介している。
開会式があり、釘宮磐市長が「やなせ先生の作品は多くの子どもたちに勇気と希望を与えている。たくさんの人に見に来てほしい」と主催者あいさつ。釘宮市長、仲道俊寿市議会議長、佐藤政昭大分合同新聞事業局長、豊府幼稚園、明照幼稚園の園児代表がテープカットした。
誕生から約40年を経た今も子どもから大人までに愛される「アンパンマン」。やなせたかしは、その作者としてだけでなく、絵本作家、漫画家、画家、デザイナー、編集者など幅広い分野で活躍してきた。会場には、長く読み継がれている絵本「やさしいライオン」や「チリンのすず」などの原画、誰もが口ずさめる童謡「てのひらを太陽に」の直筆詩、雑誌「詩とメルヘン」の表紙原画などを並べ、歩みを振り返っている。
同展は8月31日まで。観覧料は一般800円、高大生600円、中学生以下無料。なお、子ども(中学生以下)の同伴者は500円で観覧できる。
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