政財界倶楽部(恩田将葉見聞録)

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政治・選挙

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緊急スクープ続報 現自民党選挙対策委員長古賀誠の秘書による総額1億3850万円の詐欺事件

緊急スクープ  続報
現自民党選挙対策委員長古賀誠の秘書による総額1億3850万円の詐欺事件
2009年7月11日

 その後、動きがあった。私の書いた記事は、古賀事務所側が掲載直後に把握したという情報が、有名作家O.E.氏より人を介して私の元へと届けられた。また、昨日は、私が取材をさせて頂いた被害者の方からも電話を頂いた。古賀事務所の番頭格である秘書F氏から、近々会いたいという申し入れだということだ。どういう話であるのかは、会ってみないとわからないということであった。ただ、臭いとしては、政治家事務所の常套手段である本人ではなく秘書が勝手にやったとう方程式での対応であるようだ。事件当事者である小川元秘書に関しても、そういう言い訳なのであろう。そして、被害者に会いに来る番頭格秘書F氏も、古賀氏自身ではなく、自分が自分の裁量で勝手にしたというスタンスで対応してくるようだ。多分、選挙が目前に迫っていなければ、そんな対応さえしてこないのであろう。選挙が近いので、取り敢えずこの場をそんな安易な手法で乗り切り、選挙が終わればまた知らん顔というところだろうことは容易に想像できる。

 だが、ことはそんなに簡単なことではない。複数の重要な問題が、この事件には潜んでいることを古賀氏自身が理解しなければならない。一つは、「東京鉄鋼」株のインサイダー取引の問題。そして、もう一つは、スイスとリヒテンシュタインに開設している口座に纏わる、外為法違反問題である。この二つの問題は、司法関係者も非常に大きな関心を持っているようだ。証拠品の有無等、何度となく私へも問い合わせがあったことをここに報告しておく。

 また、金の流れに関しても、真実が分かってきた。古賀氏の指示かあるいは横領したのかは定かではないが、1億3850万円の一部が小川の懐にも入っているようだ。それが口止め料として見過ごされたものなのか、横領で古賀氏の逆鱗に触れ解任されたものなのかは、未だ定かではない。今後も取材を続ける。

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