Kathymom's Diary

七奈美は荼毘に伏されました。
待っている間中、七奈美の歌を聞いていました。
自分がどんなに大切にされていたか、愛されているか歌ってます。
ティナのワルツ、七奈美の素直な気持ちが伝わってきて
私の心の中が穏やかになり、愛に満たされてきました。
もう七奈美はここにいないのに、七奈美を感じます。
もう泣くのは止めます。
七奈美が望んでいないのに、自分の心の寂しさや辛さで泣くのは止めます。
時々七奈美を思い出して泣くのはいいでしょ！
それは許してくださいね。

小さな入れ物に入った七奈美が家に帰って来ました。
前に帰って来たのは先週の土、日曜でした。
本当に具合が悪く、何も食べられず、
喉が痛くて声も出なくなっていました。
それでも赤ちゃんのころから寝ていたソファーに横になり、安心して寝ていました。
日曜日に病院に戻り、月曜日に具合が悪くなりこんなことになりました。
救いはたった一泊でしたが家に帰ってこれたことです。
子供のような顔で寝ている七奈美に聞こえないと思いながら愛してるよというと
出ない声で私もと言ってくれました。
ありがとう七奈美！
たくさんの幸せなおもいでをありがとう。
みうらさんメッセージ受け取りました。
プレゼントも見つけました。
ありがとうございました。
かなえと洋輔のブログに心暖かいコメントを下さった皆さまありがとうございました。
どれほど救われたか解りません。

どうしてでしょう、今、みんなが帰って、武ちゃんと二人きりになったとたん
悲しくなっちゃって、胸がくるしくて、辛い！
七奈美の歌声は聞こえていて写真もあるけど、どこにも七奈美はいない！
残り香も吐息もない、抱き締めてあげることもできない。
時間がたったら楽になるっていったじゃない！
ぜんぜんならない！
せめて七奈美の子供がいたらと思うとますます苦しい！
今、流れている歌は誕生日の日のことを歌っています。
毎年誕生日の度に七奈美の生まれてきた日の話をしました。
あの日は曇りで、あなたは16時28分にうまれて、
ママは痛くて痛くて、生まれきた時は嬉しくて嬉しくて！
神様は本当にいると思ったのよ。
と、その時の事を七奈美が曲にしてくれました。
本当に悲しみが深いと震えが止まらなくなります。
自分を消してしまいたくなります。
七奈美がそれを望んでいないことが解るからしっかりしなくてはいけない。
でも今日だけは許してください、いいよね、七奈美！

7月0日もうすぐお別れのななみと
一晩中一緒にいた家族と大切な仲間達と
七奈美のメッセージソング、ティナのワルツを聞きながら、
きょうは七奈美のお葬式です。
とうとうこの日が来てしまいました。

今日は七奈美のお通夜でした。
会場から駅まで列が出来るほどたくさんの方々がいらしてくださいました。
６時から９時までかかりました。
七奈美がこんなに皆様に愛して頂いていたなんて、知りませんでした。
そしていらしてくださった全ての方が泣いていました。
早すぎる七奈美の旅立ちを惜しんでくださっています。
七奈美のタヒチアンダンスの写真も飾りました。
去年の11月、札幌でのイベントの時の写真です。
踊るのが嬉しくて嬉しくて！
子供のような顔の七奈美です。
優しいことばをたくさん頂いて心が少しずつ溶けていく気がします。
会場に流れている曲は七奈美のあのメッセージの曲です。
その曲を今日の５時半からTBSラジオの生島ヒロシさんの番組で流して下さるそうです。
朝の５時半からですよ！是非聞いてください。
七奈美がどんな子だったか知っていただきたいのです。

ななみのメッセージを見つけました。さっき洋輔が見つけました。家族への思いをたくさんの歌にして、残していました。私はぜんぜん知らなかったのです！30曲ほどあるそうです。その中の二曲だけ聞きました。涙が止まりません、生まれてきたことを感謝して、遠くにいても愛は通じているよ、いつも思っているよと歌っています。もう一曲まだ聞いてはいないのですが、ある歌手の方とフィーチャリングした曲があるそうです。タイトルは、7月7日！と言う曲です、後で聞かせてもらうのですが、勝野がきいて七奈美はこの日が来ることを知っていたのかも知れないと目を赤くしていました！ずっと思っていた、私は七奈美にとってちゃんといいママだったのかしらと、その答えをもらいました。少しだけ前向かって行ける気がします。七奈美が咳をし始めた１月の東京ドームで二人で撮った写真です。せめてこの時に気が付いていたらと自分をせめてしまいます。本当に悔やんでも悔やみきれません。

ななみが居なくなって三回目の朝が来ました。
こんなにも悲しいのに私は眠れました。
不思議です！眠ってしまうのが怖いのにどんどんななみが遠くに行っちゃう気がするのに！
身体は悲鳴をあげて休もうとします。
昨日の夜からななみの子供の頃からの写真を出してきて、
洋輔がパネルに張りました。
今日のお通夜と明日のお葬式に皆様に見ていただこうと思ってます。
そのたくさんの写真を見ていてつくづく家族がいつも一緒にいたなーと感じ、
その一枚一枚が幸せに溢れていて、
私の心は感謝の気持ちで一杯になりました。
ななみ、ありがとう、一緒に居てくれて、
あなたは勝野家の長女です。
いつも家族のことを心配して、妹や弟の面倒をみていたのよね、
風に向かって立っていたのよね、できればもう一度だけ抱き締めてありがとうと貴女に言いたい。
いらしてくださったみなさんが私に言います。
今まで以上にななみはママのそばにいるよって！
でも私にはわからない、感じられない、
お願いななみ、もし側にいるのなら、教えて！
メッセージをちょうだい！
そうじゃないとママはどうしていいか解らないの、
今は貴方の写真とビデオと歌につつまれています。

ひとときも離れずななみの側にいます。
あんなに苦しかったのに、今はとても穏やかな顔をしていて微笑んでいます。
でも、ななみの顔を想い浮かべた時、
苦しくて痛くて辛い顔しか出てこないのです。
元気でキラキラ輝いた顔が出てきません、
最後には声も出なくなっていましたので声が聞きたい、と思い
去年のライブDVDをみています。
生き生きと楽しそうに唄うななみがいます。
この一年後にこんなに悲しい出来事がおきるなんて誰が考えたでしよう。

なんで、ななみなんでしょう！
これは、何回も繰り返した言葉です。
ななみの病気が分かってからは、毎朝泣きながら目が覚めました。
すべての神様にお願いしました、ななみを助けてくださいとそれだけを。
願いはかないませんでした！
この胸の痛みは時が解決してくれると皆さんは言ってくださいます。
でも無理です。
後２日でななみは骨になってしまいます。
冷たい体でも触ることができるのにそれさえも後２日です。
私は耐えられるのでしょうか。
寂しさは時を重ねるほど募るのではないでしょうか。
今も又ななみの頬にそっと触れてみます、たしかにななみの頬です。
確かにここにななみがいます。
それだけでいいのです。

ブログを少しの間休むと言っていたのですが、
このブログを書くのが、私の心の支えだったと気がつきました。
今心の中に浮かんで誰にも言えない事を、
ななみの事を書いていこうと思いました。
そうしないと私、前に進めそうにありません！
あまりにも心が空洞でなにでそこを埋めていいかわかりません、
しばらくの間私をカプセルかなにかに入れてほしい、
ななみの事が納得いくまでカプセルの中にいたい！
子供を無くした方は他にもいらっしゃることでしょう。
その方々はどうして立ち直っていられるのでしょうか。
ななみのサイコーの笑顔を見てあげてくださいね。

幸せいっぱいだった二人です。

たくさんの花に囲まれて、ななみは眠っているかのように、ここにいます。
１月末に咳をしはじめて、家の近くにある病院で気管支炎と言われて薬をもらい、
新婚旅行のマウイ島に行きました。
帰ってきてまだ咳が止まらず酷くなるいっぽうなので、池尻の大学病院に行きました。
そこでは肺炎と診断され薬をもらい、これで大丈夫と思ったのですが、
ますますせきが酷くなり、鎌倉の病院に入院して細かく調べた結果、
肺癌と解り、国立ガンセンターに行き、小細胞がんと解りました。
その日は勝野の35周年の特別公演を日本橋の三越劇場でやっていて、
次の日が千秋楽でしたので、誰にも言えませんでした。
ただななみは自分に何がおこっているのかは全て知ってました。
それはさいごまで全部知ってました。
それでも泣き事を言わない強い子でした。
流石、勝野家の長女てす。
もっと早くがんと言うことが分かっていたら、
こんな結末にならなかったのでしょうか。
本当に本当にがんの中でも小細胞がんは最悪ながんです。
私はただ側で見ていることしか出来ない母親でした。
ただななみの夫の武ちゃんはひとときもななみの側を離れず
入院中も一緒に病室に泊まり込み24時間一緒でした。
頭が下がります。
ななみの体は痛みと闘って大変でしたが
心は愛で満たされていたと思います。
今はただひたすらななみが恋しい！
元気な時のななみが恋しいです！
明日、お通夜、明後日が葬儀ときまりました。
とにかく、この２日間のりきらなくては、
涙は枯れることがないと知りました。

7月7日午前0時20分、長女七奈美が天国に召されました。
今年の２月からずーっと闘病生活でした。
肺癌でした。家族に看取られ静かな旅立ちでした。
今まで七奈美を応援してくださった皆さま有難うございました。
このブログも少しの間おやすみさせていただきます。
三日間だけやすみます。