“あと5年、早く生まれていたら”〜その時、彼らは解散しようとしていた…
A Day In The Life 〜 懐かしき1曲
サイモン&ガーファンクルのコンサートに行って参りました!
サイモン&ガーファンクルのコンサートに行って参りました!
先ずは、一言! 彼らは決して“過去の英雄ではない”
もう70歳近くになってるから、「声も出なくなっただろうなあ〜生で見れるからいいか!」と半分はこのように覚悟しておりました…
ところがどっこい、アート・ガーファンクルなんてレコードそのままですよ。
寧ろ、生歌の方が圧倒されます!
あとで、チョロッとお話しますが、あまりの上手さにYouTubeで見た映像が頭の中に出てきました(笑)
オープニングは“ Old Friends : The Concert Tour ”ということで、もしかしたら、この曲かなあと思っていた曲でした。
映像による演出
会場が暗くなると大画面に、彼らの曲「America」(演奏のみで歌なし)をバックに過去の出来事が次々と映し出されていきます〜勿論、若かりし頃の二人、解散後に行なわれたコンサートの写真なども順次映し出されて行き、段々、現在に近づいて来るのがよく判ります。
すると、突然、ナゴヤドームの写真が…(ここで大拍手)…
次に映し出されたのがコンサートでスポットに当たったサイモン&ガーファンクルの写真でした。
“映像を使ったコンサートの入り”という演出は、今や特別な演出ではないかも知れませんが、幼馴染の二人の長きに渡っての“縁”というのが、ひしひしと伝わって来るようで感動的でしたね!
オープニングは「旧友 / ブックエンドのテーマ」でした
そして、映像が消えると同時に、いよいよスポットに当たった本物の二人の登場です〜ポール・サイモンの生ギター1本による「旧友(Old Friends)」が始まりました。
全体的にそうですが、このシンプルな演奏と彼らの歌〜このような彼らの基本的なスタイルは“絶品”でした。
彼らは解散するまで、殆どこのスタイルでコンサートをこなしたんですが、これぞ“サイモン&ガーファンクル”なんでしょうね!
しかし、ちょっと気になる事が次の2曲目の時に・・・
静かに入ったオープニングの「旧友 / ブックエンドのテーマ」の次は蒸し暑い名古屋にピッタシの曲の「冬の散歩道」(笑)〜この曲は、アレンジのせいか、多少、リズムの乗りが悪く、歌が遅れ加減に聴こえて、とても先行きに不安を感じさせました…
しかし、それも、次の「I Am A Rock」〜「America」と続く中で解消されました。
その時“不安”を感じたなんて、今の今まで忘れておりました(爆)
アップテンポの曲はロック調のアレンジ
アレンジ面では、アップテンポの曲は、よりロック色の濃い曲になり、元々、フォーク・ロック的な「I Am A Rock」などは、基本的には変らないのですが、最後の方で長めのギターソロが入るなど、産業ロック的なドラマチックな装いになってましたね…(笑)
「早く家に帰りたい」なども、最後の方で、ジャズロック風のギター、ピアノのソロがおり込まれてました。
最近、このブログで取り上げた映画の『卒業』が映し出されて始まったのが、「ミセス・ロビンソン」〜この手の曲の数々は、かなりコーラス・アレンジも変えてましたので、年配のファンの方には、どう映ったんでしょうね???
ソロのコーナーで、それぞれ休憩をしたんでしょうね
エンディング・タイムに入る寸前にそれぞれのソロの時間が設けられていました…
ざっと言うと、アートが“癒し系音楽”、ポールが“リズム系音楽”といったようにきっちりバランスを取った選曲をしておりました。
嬉しかったのは、アート・ガーファンクルが「Bright Eyes」を歌ってくれたことです〜めちゃくちゃ上手い!この人、やっぱり天才ヴォーカリストでした!
あまりの上手さに“うっとり”…んっ??どこかで聞いた台詞だ!(笑)
この曲を聴いていたら、いつの間にか、YouTubeのこの映像が映し出されるんではないかと…大画面を凝視していました(笑)
Art Garfunkel - Bright Eyes
エンディングは
ポール・サイモンが名曲「時の流れに」を歌い終わって、アートが出てきたので、いよいよお待ちかねの「American Tune(アメリカの歌)」と思いきや「ニューヨークの少年」でした〜結局、最後まで「American Tune」はやらず!意外でした!ショックでした!(笑)これが二つ目のマイナス点でした!
これがアメリカでしたら間違いなくやったでしょう…
しかし、「ニューヨークの少年」は、ポールのソロのような曲なんですが、バックの♪Ah〜〜〜♪というコーラスがとても美しかったですね。
バック・バンドの人達の歌の上手さも半端でなく素晴らしかったです〜その♪Ah〜〜〜♪というコーラスの中にあっても、アートの声は目立ちコーラスに色合いと厚みを出しておりました〜本当に凄い声の持ち主ですね!
エンディングは一旦解散した後にリリースされた「マイ・リトル・タウン」に続いて、間髪を入れず始まった「明日に架ける橋」のイントロのピアノ〜勿論、場内、大歓声ですよ!
1番をアートがレコードを忠実に再現、2番をポールが身振りを手振りを加えて歌う〜そして3番を例のゾックッと来るほど感動するハモで…
これ最高のハモでした!
最後にアートの伸びのあるヴォーカルで会場は嵐のような大拍手!
アンコールは…
1回目
「サウンド・オブ・サイレンス」
「ボクサー」
暗黙の決まりごとであったとは言え「サウンド・オブ・サイレンス」が始まった瞬間の拍手は凄かったですね〜この曲のポールの音取りと歌声は、アートという“天才シンガー”を見事に暖かく包み込んでいるようで大好きです!
2回目
「木の葉は緑」
「いとしのセシリア」
2回目はしばらく出てこなかったので、チョロチョロ席を立ち出口に向かう人も…
「おいおい、まだ終わってねぇ〜よ!」と思っていると二人が登場!大喝采!
生ギター1本で「木の葉は緑」が始まる・・・
わしゃあ、この曲、昔から大好きだった!今でも、歌えるぞ!
周りに迷惑にならんように小声で歌いました(笑)
そしてノリノリの「いとしのセシリア」…
最後の「いとしのセシリア」で終わってからバックバンドのメンバー紹介〜そしてもう一度、サビを繰り返し終了・・・・
満足!よかった!
サイモン&ガーファンクル
ナゴヤドーム公演 2009年7月8日
演奏曲目
【 Simon & Garfunkel 】
01.旧友 / ブックエンドのテーマ
02.冬の散歩道
03.アイ・アム・ア・ロック
04.アメリカ
05.キャシーの歌
06.ヘイ・スクールガール
07.ビー・バップ・ルーラー
08.スカボロ・フェア
09.早く家に帰りたい
10.ミセス・ロビンソン(Not fade away)
11.スリップ・スライディン・アウェイ
12.コンドルは飛んでゆく
【 Art Garfunkel 】
13.ブライト・アイズ
14.ア・ハート・イン・ニューヨーク
15.パーフェクト・モーメント
【 Paul Simon 】
16.ザ・ボーイ・イン・ザ・バブル
17.シューズにダイアモンド
18.時の流れに
【 Simon & Garfunkel 】
19.ニューヨークの少年
20.マイ・リトル・タウン
21.明日に架ける橋
(1st アンコール)
22.サウンド・オブ・サイレンス
23.ボクサー
(2nd アンコール)
24.木の葉は緑
25.いとしのセシリア〜(途中バンド紹介)〜Reprise
以上、抜け落ちている曲があるかもしれませんが・・・
全体を通して、やはり、昔ながらの、生ギター1本での曲に感動的しました!
やはり、このスタイルがサイモン&ガーファンクルの魅力を一番伝えますね〜出来る事なら、もっとこじんまりとした会場で堪能したかったですね…
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それにしても腹が立つのは、アリーナ席でも後方、顔も見えないような場所で、何で前の方の人と同じ値段なの?
ず〜〜っと映像ばかり見ておりました(笑)
こんなことなら、スタンド席のゆったりとした椅子で、ジュースでも飲みながら見りゃよかった(爆)
最後に記念に購入した「パンフレット」から…
僕らの音楽というのは
アーティの歌を聴くまでは
二人の声と一本のギターで成り立っている
自分で歌おうなんて思ってなかった
その核になっているのはポールのギター
エヴァリー・ブラザーズをお手本に
それが僕にとってのサイモン&ガーファンクル
僕らは一緒に歌を学んだ
彼は美しい音を奏でてくれる
僕の声も悪くないって思ったよ
それに乗って僕が歌う
でもアーティの声はほんとうに素晴らしかった
駿馬を得た騎手のような気分で
3000円も出したんだから・・・
書き写したからといって文句は言わせん!(爆)
最近、購入しました〜名盤『明日に架ける橋』がリリースされる直前のライヴ盤です。その日の観客は、聴いた事もない新曲「明日に架ける橋」を静かに聴いておりました…
しかし、終わった瞬間の万雷の大拍手…
歴史的な名曲が世に出た感動的な瞬間を聴く事が出来ます!
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レコードそのままの歌声ですか〜〜。
エンディングの『明日に架ける橋』は
感動的だったことでしょう。
第一報コンサートの様子が伝わって来ました。
アート・ガーファンクルのヴォーカルは凄いですよ〜本当に驚きました!声の厚みが違います!
普通の人が“古いオルガンの単音”なら、アートは“厚みのあるシンセサイザー音”〜このくらいの差がありますね!
会場は平均年齢50以上はいってましたね〜(笑)
老眼なのか、慣れないのか、チケットと座席を見比べて、アリーナ席・スタンド席の区別もままならないオールド・フレンズで満員のドーム。いい雰囲気でしたね。
「ミセス・ロビンソン」のアレンジについては、R&Rファン(僕も!)には、ひとつのハイライトに映りました。ボ・ディドリー風にビートが強調され”ノット・フェイド・アウェイ”(イエイ、バディ・ホリーだぜ!)のメドレーになだれこんで かっこよかったデス。
サイレンスや明日に架ける橋で、涙しているジョンさんが目に浮かぶ様です。
こっちではMJのメモリアルがありましたが、彼のことを考えると、どうしてもArtが一緒に思い浮かんじゃうんですよ(後は、ピーウィー・ハーマンとか)。
私生活はともかく、どちらもすごい才能の持ち主ですよね。
Artの声、私も大好きなので、いまだにちゃんと出ているというのはびっくりです。
こっちではもうすぐPaul McCartneyのコンサートが、Fenwey Park(ボストンレッドソックスの本拠地)であります(8月初め)。が、私は今回もパスします。RENT観にいくから…。
はじめまして、moondreamsさんも行かれましたか
このコンサート、「本当に行ってよかった!」というのが実感です!何と言っても、自分にとって、彼らは洋楽に導いてくれた人たちでしたし、超一流のアーティストを堪能出来る機会など滅多にないことですから…
客席の年齢層は、アリーナ席は、既にリタイヤしてみえるような人が随分多かったですね〜平均50歳は楽に超えてるのでは(笑)
ただ年齢は別にして皆さんと喜びを共に出来た事は素晴らしいですね〜今後ともよろしくお願いします。
アートの声はモノが違いますよ〜「ニューヨークの少年」はAh〜〜〜〜というバックコーラスだけなんですけど、それすらも凄い!
あれは天性としか・・・とても真似できないですよ
ポール・サイモンが単発的に誰かと仕事したとしても、本格的に誰ともデュオを組まなかったのがよく判りますよ!
これ以上の人は存在しないですね…
こちらのポールはよりによって、宿敵のレッド・ソックスの本拠地でやるんですかいな!
数年前、ヤンキースのロッカー・ルームにも行ったというのにポールの野朗、裏切りやがったな!(笑)
あの球場、形がいびつだからなあ〜〜グリーンモンスターをバックに演奏するつもりなのかな(笑)
“music70s”…非常に僕からするとそそられるネーミングですね!(笑)
僕もこのブログ70年代を中心にやってますのでお仲間が増えるのは非常に嬉しいですね!
S&Gは、最初に好きになった洋楽アーティストで、1970年に出た日本編集のベスト盤が最初でした。
ビートルズのホワイトアルバムと同じ真っ白なジャケットでした〜その後が「明日に架ける橋」を買いました。
これからもよろしくお願いいたします
素晴らしい1日でしたね。
よかったですねぇ〜^^
やっぱり、コンサートはいいですよね。
そうそう、もっといろんなコンサートに行って、実況中継やってくださいよ!?
あっ、今だったら「大相撲名古屋場所」!!
コンサートじゃないからダメ?
JOHN
らっくび〜1319さん
ビートルズだったら、1ヶ月に渡る超ロングランのブログ記事連載になるのになあ!(笑)
でも、サイモン&ガーファンクルも凄いよ!
昨日の未完の記事の投稿で驚愕の結果がありました!
gooブログだけど
閲覧数 : 1023 PV …ページを見た人の総数
訪問者数 : 474 IP…単純に訪問した人の数
恐るべし、S&G!
らっくび〜病院の美人看護師の仕事ぶりを実況出来たら最高の記事が書けますわ!
訪問ありがとうございました。
ブログをさかのぼって読ませていただきました。
「卒業」を何年ぶりかに見ました。
今日の堪能しています。
ありがとうございました。
JOHN
さえちゃん28さん
こちらこそご訪問ありがとうございました。
どちらかというと、あまりアッチコッチに出現しない方なのですが(笑)、昨日ばかりは…やはり感動したんでしょうね!
記事も未完の状態でエントリーしましたので、2,3日中に“リマスター”して(笑)、投稿しなおす予定です〜これからもよろしくお願いします
こんばんは。
よかったみたいですね。
アートガーファンクルさんの声も未だ衰えず、ボーカリストの上手さは健在という事ですね。
ハーモニーもGOOD、楽しく、有意義な、一時だったのですね。
JOHN
We can work it out.さん
水分も控え、途中で席を立たないで済むように注意しておりました。
お陰様で、無事、完全に見れました(笑)
「アート・ガーファンクルの声は凄い!」これしか言葉が見つかりません!
こんばんは。
結構、やった曲数が多くないですか??
凄い、こんなに歌われたのですか??
このお二人、70歳近くなのですよね。
ガーファンクルさん、声が出てたみたいだし、聴かせてくれたのですよね。
知っている曲が6曲しかない〜。(T_T)
JOHN
We can work it out.さん
休憩はそれぞれ相手のソロ・タイムの時間に取ってたみたいですね〜それじゃなきゃ持ちませんね(笑)
僕なんかカラオケで数曲歌っただけで声が嗄れますよ〜それを考えるとさすがプロですね!
若い人は、知らない曲が多いのは無理もないですね〜ただ曲名を知らないだけで聴いた事がある曲はまだあると思いますよ
うーむ、文句のつけようのないセットリストですねー。私も聴いてみたかったですぅ。
あ、Gooからポチしておきました。
JOHN
LimeGreenさん
これで「アメリカン・チューン」と「52番街の歌」があったら完璧なんですけどね!(笑)
それにしても「明日に架ける橋」の3番の二人にのハモは感動的でした!