パニック3
テーマ:パニック先日、成人したアスペルガー症候群のパニックを見て、新たなことに気が付いた。
今までの話は、脳が疲労困憊したのにも気が付かず、脳が突然「てんかん状態」になり、パニックを起こすと言ってきた。
この推測は、数あるその様子を観察したところからしても、自閉症に実際接触している人間なら頷けるだろう。
しかし、もう一つの例に気が付いた。
ある事について、1時間ほど討論を交わしていた。その時、一人が突然「パニック」を起こした。
これは、常々本人が「パニック」と定義している状態で、涙が止まらなくなる。
この状態になると、30分ほど放っておくしかない。やがて、「パニック」がおさまるとケロッとした顔で笑う。
その、切り替えの早さというか、その様子のギャップから見ても「パニック」と言って良いだろう。
ところが、今回の「パニック」は原因がハッキリしている点が今までのモノと違う。
今まで言っていた「パニック」は原因が特定出来ず、突然「パニック」が始まる。だからこそ、脳の疲労と表現した。
しかし、今回の「パニック」は原因がある。何か?
定形発達であれば、突然涙が出てきたとき、自分の感情を把握し、「怒り」「悲しみ」「喜び」等の言葉に統合する。
だから、すぐに「嬉しくて泣いたの」「悲しくて泣いたの」と説明出来る。
ところが私達自閉症は「マインド・ブラインドネス 」、自分の状態、感情を上手くモニター出来ない。
いくら「マインド・ブラインドネス」(心の理論 を備えて無い人)でも「ハート」はある。だから感情はある。
感情があっても、その感情を簡単に「概念化」出来ない。
だから、自分自身何と言って良いか分からない感情が爆発し、制御できなくなる。
これが、「制御できない感情」を原因とした「パニック」である。
「原因」はある。 → 「感情が爆発する」 → 「制御できない」 → 「自然鎮火を待つしか無い」
これが、もう一つの自閉症のパニックである。
自分自身、この感情が何によるもので、何に属する感情か分からないから、他人がどんなに慰めようと、
慰めにはならず、うるさいだけである。
ここは、ただただ、自然鎮火を待つのが一番効果的だと私は思う。
1 ■異なるパニック???
今日のChipさんの話 ちょっと異議があるんだけど 感情が爆発して その感情の種類が自分で特定できなくてパニックになる? そうなのかなー たとえば僕はひとりきりのときには パニックにならないんだけど パニックになる時のことを思い返してみると 会話中の相手の発言がきっかけになる おそらく特に地雷になるようなキー・ワードやトピックがあるわけではなくて きっと頭が飽和状態になってるときに 何を言われてもそれ以上の情報は脳が処理しきれなくてパニック って感じかな
Chipさんが今日のブログの例に出してる人も どんな情報もそれ以上は処理出来ない状態になっていて パニックを起こしたんじゃないのかな 何か原因があったわけじゃなくて 強いて原因はというと すごく疲れてたんじゃないかな すごくっていうのは限界を超えて みたいな意味だけど