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NIKKEI NET

WTO交渉「2010年に妥結」 サミット拡大会合

 【ラクイラ(イタリア中部)=渡辺康仁】主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)は9日、主要8カ国(G8)に中国やインドなど新興国を加えた拡大会合を開き、初の共同宣言を採択した。停滞が続く世界貿易機関(WTO)の多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)を2010年中に妥結させることを確認。安定した国際通貨システムが必要との認識でも一致した。引き続き開いた温暖化ガスの主要排出国による主要経済国フォーラム(MEF)では世界全体で50年までに排出量を半減させる目標を議論したが、新興国が合意するのは依然難しい情勢だ。

 9日はG8に中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、エジプトを加えた14カ国の拡大会合で世界経済や貿易、開発問題などを議論。その後、MEFの首脳会合で温暖化問題を中心に討議した。 (00:48)

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