国民生活センター、ジェル入りマットの冷却効果と持続性の表示をめぐり改善要望
7月9日19時52分配信 フジテレビ
「朝まで涼しく寝られる」という、いわゆる「ジェル入りマット」の効果について、その持続性が問題となっている。いよいよ夏本番、寝苦しい夜が続くこの季節に人気なのが「ジェル入りマット」。
しかし9日、その効果に疑問が呈された。
国民生活センターが9日に疑問を投げかけたのが、ジェル入りマットの冷却効果と持続性。
「最初は冷たいが、あとから暑くなってくる」など、効果が長続きしないという声が多数寄せられたため、国民生活センターが代表的な3つの商品でテストをしたところ、30分ほどで冷却効果が感じられなくなり、3時間後には、シーツだけで寝るのとほぼ同じという結果になった。
国民生活センターは、会見で「蒸し暑い室温、30度の環境下では、冷たく感じるのは最初の30分程度でありまして、長時間期待できない。朝まで冷却感が続くとは思えないと思います」と話した。
街の人は「クーラーかけてると、肌が弱いから寝るときだけは(クーラー)かけてますけど。これはずっと長持ちするっていうからね、すごい欲しいと思ってたんですよ」、「冷やっとすることはするかもしれないけど、どうだろうなぁ」などと話した。
国民生活センターは、朝まで効果が続くような表示をしていた事業者には、改善するよう要望した。
メーカーの1つは「一部ご指摘のように誤認される表示があるので、それは訂正します」とコメントしている。
最終更新:7月9日19時52分