納豆は食べたいけど「納豆を食べると口臭が気になる。」という人は意外に多いのです。実際に調査をしてみると、調査した人の約6割が「納豆のにおいが気になる」といい、「食べたあとの口のにおいが気になる」という人を合わせると、なんと7割の人が、納豆のにおいに関して、あまりいい印象をもっていないことがわかりました。
そこで、こうしたお客様の意見を取り入れ、納豆のおいしさはそのままに、「お客様が気にしている納豆の気になるにおい」だけをとりのぞいた納豆「金のつぶ『におわなっとう』」が発売されました。
気になる納豆のにおいを取るには、そのにおいのモトが何かを知る必要があります。そこで「気になるにおいの原因になる物質」を探す研究を続けた結果、今から約10年前に「低級分岐脂肪酸」という物質に大きな原因があるとわかりました。この「低級分岐脂肪酸」ば、ムレたにおいや腐ったチーズのようなにおいの主成分でもあります。
ちなみにそれまでは、アンモニア臭がおもな原因と考えられていた為、そうではないと学会で発表もされてきました。
さて、においの原因がわかったら、今度は、そのにおいを生み出さない納豆菌はないかという研究に取り組みました。それは約20,000種類もの納豆菌から調べるという、とてもたいへんな研究でした。
そして、1999年4月。ついに、においを生まない納豆菌があることを発見!「金のつぶ『におわなっとう』」は、こうして誕生しました。
納豆は、納豆菌を使って大豆の煮豆を発酵させてつくったものですが、この発酵していく途中で納豆に含まれるさまざまな種類のアミノ酸が化学変化をおこし、納豆の気になるにおいのモト「低級分岐脂肪酸」に変化します。ところが、「金のつぶ『におわなっとう』」で使っている納豆菌は、大豆を納豆にする発酵は他の納豆と同じように行うけど、アミノ酸が「低級分岐脂肪酸」に変化するところだけは自分でとめてしまう力をもちます。
よって、「金のつぶ『におわなっとう』」は、ほかの納豆にくらぺて「低級分岐脂肪酸」の量がとっても少なく、気になるにおいを感じないですむんですね。
「金のつぶ『におわなっとう』」は2000年3月1日発売から皆様に愛されて2006年で10億食突破いたしました。
「気になるにおいしないので、これなら食べられる」
「納豆を食べられない子どもも、気になるにおいがないから食べられるようになった」
「出かけるときや、仕事のあいまのランチでも、口ににおいが残らないから食べることができるようになった」