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ポケモンパカパカ事件きっかけに…アニメ制作のウラ

「NARUTO」「銀魂」のプロデューサーが語る!

東不可止(クリックで拡大)

 重要ニュースで他局が特番を放送しても、テレビ東京のアニメ番組だけは速報テロップの挿入だけで放送を続ける−という定評がある。現在、テレビで放送されているアニメはBSを含めて約100本あるが、テレビ東京ではそのうち43本を放送中。まさに「アニメのテレ東」だ。

 だが、それほどの本数を担当する同局のプロデューサーは、わずか10人。今回の講演会に登場したプロデューサー、東不可止(あずま・ふかし)氏(43)もその1人で、人気の「NARUTO」や「銀魂(ぎんたま)」などを担当している。

 「テレビ東京はいま、映像の安全性を第一に考えています。まずは装置で検知し、それから内外の関係者5人がチェックします。このチェック態勢のきっかけになったのは1997年の『ポケモンパカパカ事件』。実は、あのお詫びの文章を書いたのは私なんです」

 ポケモンパカパカ事件(別名ポケモンショック)とは、ポケモンのアニメ番組中で使われた激しい点滅が原因で多くの子供たちが光過敏性発作を起こした事件。当時、営業担当だった東氏が謝罪文を書き、それもきっかけで東氏はアニメのプロデューサーになったという。

 「NARUTO」はアニメ化されて7年目の長寿番組。20代に一番支持されているアニメで、海外でも大人気。6本目の劇場版が今年8月1日から公開される。

 「テレビで放送中のアニメの映画版には決まりがあります。テレビのストーリーに影響を及ぼさないように、登場人物は映画の中で成長をしてはいけない、新しい技を覚えてもいけない。そのため、登場人物はたいていゲスト出演する誰かを助ける役を演じます。ただ、今回は連載開始から10年目なので、主人公の同級生なども総出演させようと、昨年12月からテレビのストーリーをオリジナル編に変えて準備してきました」

 一方、4年目の「銀魂」は、幕末時代劇風ナンセンスSFアニメ。原作には放送禁止用語が多く、アニメでは珍しく「ピー音」で対処している。登場人物たちがアニメ制作の舞台裏を語ったり、「抗議殺到で放送終了も近い」といった楽屋落ちのセリフも随所に出てくる。

 この「銀魂」を東氏は3年前、前任の女性プロデューサーから引き継いだ。「当時は『ノーパンしゃぶしゃぶ』というセリフもダメでしたが、いまは似たようなのは通しています。(抗議については)ずっと痛いと痛みを感じなくなるようなものかな(笑)」。子供向けかどうかはともかく、大人には必見(?)のアニメだ。

 ■6月11日、東京・秋葉原のデジタルハリウッド大学

ZAKZAK 2009/07/08

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