2009年7月10日18時54分
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長崎浜んまち商店街振興組合連合会(浜振連)の国際観光船受入委員会の林田光史委員長(59)は「5年先が見えない中、外国人客に期待するしかない」と必死だ。県内への観光客が減ったのに伴い、アーケードを訪れる観光客も年々減少しているためだ。
クルーズ船は長崎寄港前に福岡や鹿児島を経由する。大型商業施設での買い物や一般的な観光はすでに済ませていることが多いという。他の都市との差別化を図ろうと、9日は浜町アーケードの中心で琴演奏を披露し、各店も日本製品を優先的に店頭に並べて「歩きながら日本らしさを楽しめる」と宣伝した。
一方、通訳者や地元住民への事前告知の不足などで問題点もある。林田さんは「反省を次に生かしながら、また呼び込みたい」と意気込む。次回は14日に寄港する予定。(枝松佑樹)