都議選、自公で議長取れる体制が1つの勝敗ライン=官房長官
[東京 10日 ロイター] 河村建夫官房長官は10日午後の会見で、12日の東京都議会選挙に関連し、自民党と公明党で都議会の議長を選出できる議席数が勝敗ラインの1つになるとの見解を示した。
河村官房長官は「マスコミ報道が総選挙に結び付けて報道していることもあり、投票率が上がることは十分考えられる」とし、「風がどちらに吹くかだが、都心部はどうしても投票率が上がれば、浮動票をたくさん取れる候補者が有利だという考え方はある」と述べた。
また「地方議会の場合、議長を取ることが議会運営で大きなウエートを占めると思う。そういう意味で、政権与党と一体の形で都政が行われるとすれば、自民・公明としては議長を出せる体制が1つの(勝敗)ライン」との考え方を示した上で、「都議会の中でどのような合従連衡があるのかは十分承知していない」とした。
解散・総選挙について、党内からさまざまな声が出ていることについて「麻生(太郎)首相としては重要法案処理がまず課題だと考えている。いずれにしても首相の決断だ」として、早期の解散に否定的な考えをあらためて示した。
民主党が麻生首相の不信任案提出の動きをみせていることについて「どのような大義名分で出すのか承知していないが、いずれにしても当然与党は、結束して否決すると考えている」と述べた。
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