■概要
ルートキット対策モジュール (TmComm.sys) においては、セキュリティ許可を悪用して、攻撃者が任意のメモリを書き換える、または任意のコードを実行する可能性があります。
■危険度:中
■本脆弱性の存在が確認されている製品/バージョン
次の製品/バージョンにおいて本脆弱性が存在することを確認しています。
プロダクト名 | バージョン |
ウイルスバスター 2007 | 15.x |
Trend Micro ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 3.5 | 3.5 |
■トレンドマイクロ製品による防御戦略
トレンドマイクロでは、本脆弱性に対応したルートキット対策モジュール (バージョン番号 1.6.0.1052) を公開しています。手動アップデートまたは自動/インテリジェントアップデートなどでコンポーネントを最新版へアップデートしてください。アップデートの方法につきまては、以下の製品Q&Aをご参照ください。
・ウイルスバスター 2007
製品Q&A:「手動アップデートの方法について」
製品Q&A:「インテリジェントアップデート機能を有効/無効にするには 」
・Trend Micro ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 3.5
手動/自動アップデート方法は以下の通りです。
1. セキュリティダッシュボード(管理コンソール)-メインメニューで[アップデート]→[手動アップデート]または[自動アップデート]の順に選択します。
[手動アップデート]または[自動アップデート]画面が表示されます。
2. [コンポーネント]セクションで、アップデートするコンポーネントを選択します。すべてのコンポーネントをアップデートするには、[コンポーネント]チェックボックスをオンにします。
3. [今すぐアップデート]をクリックしてコンポーネントを手動アップデートするか、自動アップデートを設定する場合は[保存]をクリックします。
注意:アップデートされたコンポーネントがダウンロードされると、自動的にサーバからクライアントに配信されます。
■参考情報
iDefense Labs 「Trend Micro TmComm Local Privilege Escalation Vulnerability」
更新履歴
2007/03/06 Trend Micro ウイルスバスター ビジネスセキュリティの情報を追記