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文書番号: 813444 - 最終更新日: 2004年10月1日 - リビジョン: 1.0

Windows XP で Internet Explorer を使用して SSL (128 ビット) で保護された Web サイトに接続できない場合のトラブルシューティング方法

目次

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はじめに

この資料では、Windows XP で Microsoft Internet Explorer を使用して、SSL (128 ビット) で保護された Web サイト (https://) に接続できない場合に、その状況のトラブルシューティングを行う方法について説明します。

: この資料の手順を実行する前に、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) で、発生している特定の問題に関する情報を検索してください。特定のエラー メッセージや現象が発生する場合は、エラー メッセージのテキストや問題または現象の説明を使用して、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) を検索してください。「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) は次のマイクロソフト Web サイトから参照できます。
http://support.microsoft.com (http://support.microsoft.com/)
Internet Explorer を使用して SSL (128 ビット) で保護された Web サイトに接続できないという問題のトラブルシューティングを行うには、以下の方法を記載されている順に実行します。各方法の実行後、Internet Explorer を使用して SSL (128 ビット) で保護された Web サイトに接続し、問題が解決したかどうかを調べます。SSL (128 ビット) で保護された Web サイトに接続できる場合は、この資料の残りの方法を実行する必要はありません。問題が解決しない場合は、次の方法に進みます。



詳細

インターネット一時ファイルを削除する

インターネット一時ファイルを削除するには、次の手順を実行します。
  1. Internet Explorer を起動します。
  2. [ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックし、[全般] タブをクリックします。
  3. [インターネット一時ファイル] の [Cookie の削除] をクリックします。
  4. 削除の確認メッセージが表示されたら [OK] をクリックします。
  5. [ファイルの削除] をクリックします。
  6. 削除の確認メッセージが表示されたら [OK] をクリックします。
  7. [履歴] の [履歴のクリア] をクリックします。
  8. 確認メッセージが表示されたら [はい] をクリックして、アクセスした Web サイトの履歴を削除します。
  9. [OK] をクリックします。

Internet Explorer のセキュリティ、コンテンツ、詳細設定を構成する

Internet Explorer のセキュリティ、コンテンツ、詳細設定を構成するには、次の手順を実行します。
  1. Internet Explorer で、信頼済みサイト ゾーンのセキュリティ設定を構成します。次の手順を実行します。
    1. Internet Explorer で、[ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックし、[セキュリティ] タブをクリックします。
    2. [信頼済みサイト] をクリックし、[既定のレベル] をクリックします。
    3. SSL (128 ビット) で保護された Web サイトを信頼済みサイト ゾーンに追加します。追加するには、[サイト] をクリックし、サイトの URL を [次の Web サイトをゾーンに追加する] ボックスに入力します。[追加] をクリックし、[OK] をクリックし、[適用] をクリックします。
  2. SSL (Secure Sockets Layer) 状態およびオートコンプリート履歴を消去します。これを行うには、次の手順を実行します。
    1. [コンテンツ] タブをクリックします。
    2. [証明書] の [SSL 状態のクリア] をクリックします。
    3. SSL キャッシュが正常に消去されたことを示すメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。
    4. [個人情報] の [オートコンプリート] をクリックします。
    5. [オートコンプリート履歴のクリア] の [フォームのクリア] をクリックします。操作を確認するダイアログ ボックスが表示されたら、[OK] をクリックします。
    6. [パスワードのクリア] をクリックします。以前に保存されたパスワードをすべて消去することを確認するダイアログ ボックスが表示されたら、[OK] をクリックし、[OK] をさらに 2 回クリックします。
  3. Internet Explorer が、SSL 2.0 および SSL 3.0 を使用するように構成されていることを確認します。確認するには、次の手順を実行します。
    1. [詳細設定] タブをクリックします。
    2. [設定] ボックスの [セキュリティ] にある [SSL 2.0 を使用する] チェック ボックスおよび [SSL 3.0 を使用する] チェック ボックスをオンにし (オンになっていない場合)、[OK] をクリックします。

コンピュータの日付と時刻の設定が正しいことを確認する

コンピュータの日付と時刻の設定が正しく構成されていることを確認するには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。
  2. [日付、時刻、地域と言語のオプション] をクリックし、[日付と時刻] をクリックします。
  3. [日付と時刻] タブをクリックします。
  4. 日付および時刻の設定が、現在の日付および時刻に設定されていることを確認し、[OK] をクリックします。

コンピュータで 128 ビット暗号化を使用中であることを確認する

コンピュータで 128 ビット暗号化を使用中であることを確認するには、次の手順を実行します。
  1. Internet Explorer を起動します。
  2. [ヘルプ] メニューの [バージョン情報] をクリックします。
  3. コンピュータの暗号化レベルが [暗号強度] の横に表示されます。[暗号強度] の値が [128 ビット] になっていることを確認します。
  4. [OK] をクリックします。

システムの復元を使用して、コンピュータを以前の状態に戻す

Windows XP のシステムの復元機能は、重要なシステム ファイルや一部のプログラム ファイルの "スナップショット" を取得し、この情報を復元ポイントとして保存します。この復元ポイントを使用して、Windows XP を以前の状態に戻すことができます。

復元ポイントを使用して Windows XP を以前の状態に復元する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
306084  (http://support.microsoft.com/kb/306084/ ) システムの復元を使用して Windows XP を復元する方法

サードパーティのファイアウォールおよびウイルス対策プログラムをチェックする

コンピュータにインストールされているサードパーティのファイアウォールおよびウイルス対策プログラムが正しく構成され、セキュリティで保護された Web サイトへの接続を妨げていないことを確認します。詳細については、製品のドキュメントを参照するか、プログラムの製造元にお問い合わせください。

ソフトウェアの製造元への問い合わせ方法を参照するには、以下のうち該当する「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
65416  (http://support.microsoft.com/kb/65416/ ) ハードウェア関連およびソフトウェア関連のサードパーティ ベンダの問い合わせ先一覧 (A ~ K)

60781  (http://support.microsoft.com/kb/60781/ ) ハードウェア関連およびソフトウェア関連のサードパーティ ベンダの問い合わせ先一覧 (L ~ P)

60782  (http://support.microsoft.com/kb/60782/ ) ハードウェア関連およびソフトウェア関連のサードパーティ ベンダの問い合わせ先一覧 (Q ~ Z)
他社テクニカル サポートのお問い合わせ窓口は、ユーザーの便宜のために提供されているものであり、将来予告なしに変更されることがあります。マイクロソフトは、掲載している情報に対して、いかなる責任も負わないものとします。

システム ファイル チェッカー (Sfc.exe) ツールを使用して Windows ファイル保護で保護されたすべてのファイルを検証する

システム ファイル チェッカーを /scannow パラメータと共に使用してスキャンを実行し、Windows ファイル保護で保護されたすべてのシステム ファイルのバージョンを検証します。保護されたファイルが上書きされていることが検出された場合は、正しいバージョンのファイルがキャッシュ フォルダ (Systemroot\System32\Dllcache) または Windows インストール ソース ファイルから取得され、不適当なファイルと置き換えられます。キャッシュ フォルダの確認と再配置も行われます。システム ファイル チェッカーを実行するためには、Administrator または Administrators グループのメンバとしてログオンする必要があります。

システム ファイル チェッカーを /scannow パラメータと共に実行するには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  2. [名前] ボックスに cmd と入力し、[OK] をクリックします。
  3. コマンド プロンプトで sfc /scannow と入力し、Enter キーを押します。
システム ファイル チェッカーの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
310747  (http://support.microsoft.com/kb/310747/ ) Windows XP および Windows Server 2003 のシステム ファイル チェッカー (Sfc.exe) について

Microsoft Cryptographic Services サービスが開始されていることを確認する

Cryptographic Services サービスが開始されていることを確認する (開始されていない場合は開始する) には、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  2. [名前] ボックスに cmd と入力し、[OK] をクリックします。
  3. コマンド プロンプトで net start cryptsvc と入力し、Enter キーを押します。
  4. exit と入力して、コマンド プロンプトを終了します。

.dll ファイルを再登録する

以下の .dll ファイルを再登録します。
Softpub.dll
Wintrust.dll
Initpki.dll
Dssenh.dll
Rsaenh.dll
Gpkcsp.dll
Sccbase.dll
Slbcsp.dll
Cryptdlg.dll
.dll ファイルを再登録するには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  2. [名前] ボックスに cmd と入力し、[OK] をクリックします。
  3. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力し、1 行入力するごとに Enter キーを押します。
    regsvr32 softpub.dll
    regsvr32 wintrust.dll
    regsvr32 initpki.dll
    regsvr32 dssenh.dll
    regsvr32 rsaenh.dll
    regsvr32 gpkcsp.dll
    regsvr32 sccbase.dll
    regsvr32 slbcsp.dll
    regsvr32 cryptdlg.dll
  4. "FileName の DllRegisterServer は成功しました" というメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。
  5. exit と入力します。

新しいユーザー プロファイルを作成する

Windows ユーザー プロファイルが破損していると SSL (128 ビット) で保護された Web サイトを参照できない場合があります。トラブルシューティングを行うには、他のユーザーでコンピュータにログオンし、SSL (128 ビット) で保護された Web サイトに接続を試みます。他のユーザーでログオンして、SSL (128 ビット) で保護された Web サイトに接続できた場合、ユーザー プロファイルが破損している可能性があります。この問題を解決するには、必要な情報と設定をプロファイルからバックアップ (マイ ドキュメント、お気に入りフォルダなど) した後、破損したプロファイルを削除します。

ユーザー プロファイルを削除するには、次の手順を実行します。
  1. Administrator または Administrators グループのメンバとしてコンピュータにログオンします。
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。
  3. [パフォーマンスとメンテナンス] をクリックし、[システム] をクリックします (クラシック表示の場合は、[システム] をダブルクリックします)。
  4. [詳細設定] タブをクリックし、[ユーザー プロファイル] の [設定] をクリックします。
  5. [このコンピュータに格納されているプロファイル] ボックスの一覧で、削除するユーザー プロファイルをクリックし、[削除] をクリックします。
  6. 削除を確認するメッセージが表示されたら [はい] をクリックします。
  7. [OK] を 2 回クリックして、コントロール パネルを閉じます。
  8. コンピュータからログオフした後、そのユーザーとしてログオンします。

    Windows によりユーザーの新しいプロファイルが作成されます。
: 別の方法として、新しいユーザーを作成し、古いプロファイルから新しいユーザーのプロファイルにデータをコピーすることもできます。

この手順を実行する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
811151  (http://support.microsoft.com/kb/811151/ ) 破損したユーザー プロファイルのデータを新しいプロファイルにコピーする方法

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 813444  (http://support.microsoft.com/kb/813444/EN-US/ ) (最終更新日 2004-07-14) を基に作成したものです。

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows XP Professional Edition
  • Microsoft Windows XP Home Edition
キーワード: 
kbhowto kbhowtomaster kbtshoot kbenv KB813444
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