マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (972890)Microsoft Video ActiveX コントロールの脆弱性により、リモートでコードが実行される公開日: 2009年7月7日 | 最終更新日: 2009年7月7日
マイクロソフトは現在、Microsoft Video ActiveX コントロールに存在する非公開で報告された脆弱性を調査中です。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ローカルのユーザーと同じ権限を取得する可能性があります。Internet Explorer を使用している場合、リモートでコードが実行され、ユーザーの操作を必要としない可能性があります。 マイクロソフトはこの脆弱性を悪用しようとする攻撃を確認しています。 マイクロソフトの調査で、この ActiveX コントロールをホストする msvidctl.dll 内のクラス識別子のすべてを含む Internet Explorer の ActiveX コントロールは、既定では使用されないことを確認しています。マイクロソフトは Windows XP および Windows Server 2003 をご使用のお客様に「回避策」のセクションに記載されているすべてのクラス識別子を使用している Internet Explorer 内のこの ActiveX コントロールに対するサポートを削除することを推奨します。Windows Vista および Windows Server 2008 をご使用のお客様はこの脆弱性による影響は受けませんが、多層防御の対策として同様のクラス識別子を使用している Internet Explorer 内のこの ActiveX コントロールに対するサポートを削除することを推奨します。 「回避策」のセクションで説明している手順を手動で実行するか、またはマイクロソフト サポート技術情報 972890 に記載されている解決策を自動で使用することにより、Microsoft Video ActiveX コントロールが Internet Explorer で実行されないようにすることができます。Microsoft Video ActiveX コントロールが Internet Explorer で実行されないようにしても、アプリケーションの互換性には影響はありません。 マイクロソフトは、パートナーがお客様にさらに幅広い保護を提供するために使用できる情報を提供すべく、Microsoft Active Protections Program (MAPP) (英語情報) で積極的にパートナーと協力しています。 マイクロソフトは現在、この脆弱性を解決するための Windows 用のセキュリティ更新プログラムを開発中で、この更新プログラムが広範囲に配布するにあたり十分なレベルの品質に到達し次第、公開する予定です。 問題を緩和する要素:
概説謝辞: この問題を連絡し、顧客の保護に協力して下さった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。
リソース:
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