出雲市内の中学2年の少年(13)が父親を殺害した疑いで補導された事件で、次男の少年が自室に残したメモとともに、父親を刺したとされるフィッシングナイフと同種のナイフが数本見つかったことが9日、島根県警の調べで分かった。県警は詳しい入手経路について調べるとともに、犯行に至った経緯について調べを進めていく。
県警によると、ナイフ数本は、少年の部屋の机の引き出しから見つかったという。部屋からは、父親への殺意をうかがわせるメモも見つかっている。また、犯行に使ったナイフのさやは、中学校のげた箱から見つかったという。
県警の調べでは、少年は7日午前8時から同20分ごろの間、自宅で父親の首をナイフ(刃渡り約12センチ)で刺し、殺害した疑いが持たれている。家族はナイフについて「見覚えがない」としているといい、県警は少年が犯行のために準備したとみている。
|