岡山放送局

2009年7月10日 12時48分更新

心象風景を描いた作品展


心の中に浮かんだ風景を豊かな色彩で表現した抽象画の作品展が、奈義町の美術館で開かれています。

会場には関西を中心に活動している画家、寺島みどりさん(36)の抽象画の作品、あわせておよそ50点が展示されています。

作品はいずれも心の中に浮かんだ風景などのイメージが豊かな色彩で描かれています。

このうち、「見えていた風景」という作品は、3枚の油絵によって構成される縦2メートル余り、横5メートル余りの大作で、赤や黄色などさまざまな色の線を大胆に重ねることで、寺島さんの心に浮かんだ風景を表現しています。

また、このほかの作品には「南極が見た空」や「言葉の森」、「死ぬまでそばにいて」など、一風変わった題名がつけられていて、こうした題名には絵を見る人の想像力をかきたてる狙いがあるということです。

この作品展は、今月26日まで奈義町現代美術館で開かれ、19日には寺島さんが、事前に応募した人たちといっしょに抽象画を描く催しも予定されています。