岡山放送局

2009年7月10日 12時48分更新

岡山市消防職員を懲戒処分

岡山市消防局で出張などの事務処理を担当していた職員が、出張した職員に渡す旅費や日当などの一部を抜き取り、あわせておよそ430万円を着服したとして、岡山市消防局はこの職員を懲戒免職の処分にしました。
処分を受けたのは岡山市消防局情報指令課、武田正徳消防司令補(38)です。
岡山市消防局によりますと武田消防司令補は、おととし3月まで消防局の総務課で職員の出張の事務手続きを担当していましたが、平成17年度からの3年間に救急救命士になるための研修に参加した職員12人に支払われる旅費や日当などの一部を抜き取り、あわせておよそ430万円を着服したということです。
武田消防司令補の後任の職員が過去の事務処理を精査したところ、着服が発覚したということです。

武田消防司令補は着服した金について「住宅ローンの返済に使った。」と話しているということで、すでに全額を返還していることなどから、岡山市消防局は刑事告訴はしない方針です。

今回の着服を受けて岡山市消防局は武田消防司令補のほかに当時の上司あわせて10人を戒告や訓告などの処分にしました。