県内ニュース

イブニング・シックス

好間強盗事件〜主導は渋谷容疑者か?(07月09日)

いわき市のパチンコ店で現金およそ1千万円が奪われた強盗事件で、警察は、逮捕した3人のうち渋谷容疑者が、犯行を主導していたと見て、捜査を進めています。この事件は、ことし4月、いわき市好間町(よしままち)のパチンコ店で店員が縛られて現金およそ1千万円を奪われたもので、いわき市の3人がおとといまでに強盗の疑いで逮捕されています。これまでの調べで警察は、逮捕した3人のうち、犯行を主導したのは渋谷大樹(しぶやだいき)容疑者との見方を強めています。一方、犯行に使われた車は渡辺尚貴(なおき)容疑者のものだったことが分かり、警察で3人の役割の解明を進めています。また、店員を縛る際、ガムテープのほかにコードを束ねるのに使う「結束バンド」を使用していたことも分かり、警察では、周到に準備をした上で犯行に及んだものとみています。

ガソリン価格じわり値上げ〜上げ幅全国最大(07月09日)

夏休みを目の前にガソリンの価格がじわじわと上がっています。県内のレギュラーガソリンの平均価格は126円40銭で先週と比べて4円50銭値上がりし、全国の都道府県の中で最大の上げ幅となったことがわかりました。石油情報センターによりますと、今月6日現在の県内のレギュラーガソリン1リットルあたりの平均価格は126円40銭。ことし初めには106円40銭まで値下がりしましたがその後、じわじわと上昇に転じ、この半年間でちょうど20円値上がりしました。特に今週は先週と比べて4円50銭値上がりし、全国の都道府県の中でも最大の上げ幅となりました。これは石油元売りが今月の価格を先月より7円から8円値上げすると予告したことなどが原因と見られています。この値上がりは夏休みに高速道路のETC割引を利用して車で遠出しようという方には思わぬ痛手になりそうです。

中学校で薬物乱用防止教室(07月09日)

中学生に覚せい剤などの薬物の危険性を指導する催しが福島市の福島成蹊中学校で開かれました。この「薬物乱用防止教室」は、福島中央ライオンズクラブが青少年の薬物乱用をなくそうと開いたものです。講師を務めたのは、薬物乱用防止指導員の資格を持つライオンズクラブの会員で覚せい剤などの薬物が体と心に与える影響について説明しました。その上で、生徒たちに「甘い誘惑にのらない強い意志を持つことが大切です」と訴えました。去年、県内で覚せい剤をめぐる事件で検挙された未成年者の数は3人となっています。

スカートめくり下着を見た疑いで男を逮捕(07月09日)

福島市で歩いている女性のスカートをめくり、下着を見た疑いで27歳の男が逮捕されました。福島市や伊達市では同様の被害が相次いでいて、警察が関連を調べています。県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、伊達市霊山町に住む看板工菅野(かんの)幸宏(ゆきひろ)容疑者27歳です。警察によりますと菅野容疑者は、きのうの午後6時ごろ福島市渡利の路上で、帰宅途中の30歳の女性会社員のスカートをめくり、下着を見た疑いが持たれています。警察の取り調べに対し菅野容疑者は、容疑を認めているということです。福島市や伊達市では大学や高校の周辺で若い女性が体を触られたり、声をかけられたりする被害が去年の秋ごろから数十件起きていて警察が菅野容疑者との関連を調べています。

郡山で初の新型インフル感染者を確認(07月09日)

フィリピンから帰国した郡山市の男子小学生が新型インフルエンザに感染していたことが確認されました。感染が確認されたのは、郡山市に住む10代の男子小学生です。郡山市によりますと、小学生は先月5日から母親とともにフィリピンに滞在し今月5日に帰国しました。その後、発熱などの症状があったため、母親とともに詳しい検査を行ったところ新型インフルエンザに感染していることが確認されました。母親は陰性だったということです。これを受けて市ではきょう対策会議を開きましたが小学生は帰国後、学校を欠席し通院以外は外出していないことから、感染拡大の可能性は少ないとしています。小学生は現在自宅療養中で症状は落ち着いているということです。

パチンコ店強盗、宮城の事件にも関与か(07月08日)

いわき市のパチンコ店で現金およそ1千万円が奪われた強盗事件で、きのうまでに逮捕された3人のうちの2人が宮城県で起きた強盗事件への関与を認めていることが警察への取材で分かりました。強盗の疑いで逮捕されたのは、いわき市の建設業渋谷(しぶや)大樹(だいき)容疑者など3人です。3人はことし4月、いわき市好間町(よしままち)のパチンコ店に押し入り、現金およそ1千万円を奪った疑いがもたれています。現場では防犯カメラの収録機も盗まれていましたが、これについても盗んで捨てたことを認めているということです。また、捜査関係者によりますと3人のうち渋谷容疑者と渡辺容疑者は、去年、宮城県川崎町(かわさきまち)のスーパーで起きた強盗事件についても関与を認める供述をしているということで、警察で裏付け捜査を進めています。

渡辺敬夫県議がいわき市長選出馬表明(07月08日)

任期満了に伴い9月に行われるいわき市長選にいわき市選出で自民党の県議会議員渡辺敬夫(わたなべたかお)さんが立候補することを明らかにしました。渡辺敬夫さんはきょういわき市で会見を開き9月に行われるいわき市長選挙への立候補を表明しました。渡辺さんはいわき市出身で平成3年に行われた県議会議員で初当選し現在5期目です。この間自民党県連の幹事長や県議会議長などを務めきのう自民党県連に離党届を提出したということです。渡辺さんは会見の中で「当選した場合は2期8年を目標に全力を注ぎいわき市が抱える様々な問題を解決していきたい」と話しました。いわき市長選挙は9月6日に告示、13日に投票が行われこれまでに現職の櫛田一男(くしだかずお)さんが再選を目指して出馬を表明しています。

中学校で「命の大切さを考える」授業(07月08日)

福島市の中学校で交通事故で家族を失った被害者の講演が行われ生徒たちが命の大切さを学びました。講演を行ったのは「被害者支援センターとちぎ」の事務局長和氣(わき)みち子さんです。和氣さんは、9年前、飲酒運転のトラックが起こした事故で長女をなくし、被害者の一人として飲酒運転の撲滅活動や被害者の支援活動などに力を注いでいます。「生命(いのち)のメッセージ」と題した今回の講演で和氣さんは交通遺族となった体験を振りかえり、「遺族になると2度とやめることはできない。遺族のつらい思いをわかってほしい」と訴えました。中学生たちは和氣さんの話に熱心に耳を傾けながら命の大切さを実感していました。

「名ばかり管理職」訴訟で和解が成立(07月08日)

紳士服店の元・男性店長がいわゆる「名ばかり管理職」にされていたとして、残業代などおよそ730万円の支払いを会社に求めていた裁判で、きょう、会社側がこの男性に450万円を支払うことで和解が成立しました。訴えを起こしていたのは紳士服店「洋服の青山」の県内の店に勤めていた33歳の元・男性店長です。この男性は、毎月60時間から120時間の残業をしていたにも関わらず管理職にあたるとして残業代などが支払われないことを不服として会社側に過去2年分の残業代などおよそ730万円の支払いを求めていました。和解協議はきょう福島地方裁判所で開かれ、会社側が男性に対し450万円を支払うことで和解が成立しました。

下郷町で男性が崖から転落し死亡(07月08日)

きょう午後、下郷町の崖下に男性が倒れているのを通行人が見つけました。男性は現場近くのユリを採取している最中に誤って転落したと見られ、病院に運ばれましたが死亡が確認されました。警察などによりますときょう午後2時ごろ、下郷町小沼崎(おぬまざき)にある大川ダム北側の崖下に「男性が倒れている」と通行人から、通報がありました。警察や消防が調べたところ倒れていたのは会津若松市に住む80歳の男性で、発見された時は心肺停止の状態でしたが運ばれた病院で死亡が確認されました。警察のこれまでの調べによりますと男性は家族に「ユリをとりいく」と話して、家を出たということです。現場はユリの自生地で男性はユリを採取している最中に誤って崖下に転落したと見られています。