【政治】「想定内。こんなことで負けない」 河村市長は反発2009年7月7日 朝刊 名古屋市の河村たかし市長は6日、看板公約の市民税10%減税の基本条例案が、市議会6月定例会で継続審査となることに「極めて残念だ。議会が反対するなんて信じられない」と語った。来春からの減税実現には「必ず実行する」と述べ、執念をみせた。 特別職の政務秘書の条例案も否決の公算が大。同日夜、報道陣の取材に「市職員の秘書は地方公務員で、政党や議員との交渉はできない」と繰り返し、「名古屋や中部圏をどうしていこうかと言ったら、政党や内閣、議員に交渉しないといかん。自分でやれればいいが、体は一つしかない。秘書なしでやれなんてむちゃくちゃ。何を考えとるのか」とまくしたて、議会の対応を批判した。 初の定例会での本格論戦も終わりに近づいたが、「だいたいは想定内。こんなことでは負けない」と語った。
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